大東アイ(四方山話)
<大東アイ810話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 千人が入る練習場スタンド
ラーニングセンターの練習場にあるスタンド。 千人以上が入り、なおかつテントの屋根が付いている。 このスタンドの前に演台があり、スピーカーが講演をする。 ネットのない広大な練習場が、目の前に広がり、実際にボールを打って見せることもできる。 「ラーニングセンター」の名前の通り、学習できる環境が整っている。 そして、その名前に負けず、参加者が真剣に講演者に耳を傾けている。 この写真から見ても、ティーチングプロ達の真剣さが伝わってくるであろう。 誰一人、居眠りすることなく、熱気むんむんであった。 アメリカ人プロ達の真剣さに接することが出来たのことが、大きな収穫であった。 平成18年1月3日
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<大東アイ809話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) テレフォンレッスン会
電話でゴルファーの質問に答えるというイベント。 全米各地からのリクエストに、PGAメンバーがボランティアで対応する。 以前、小生も電話にて緊急患者にお答えしたことがあった。 「先生!シャンクが止まらないんです。 直して下さい!」と悲鳴にも聞こえる電話を受け取った。 目の前の生徒さんと違って、暗中模索のレッスンとなった。 「フェースの何処にボールが、当たっていますか?」と小生。 「たぶん、先だと思うのですが、、、」と生徒さん。 「おかしいな? シャンクはネック部分に当たることが多いのですが、、、 それでは、打点が分かるシールを付けてショットとしてから、もう一度電話を下さい」と答えた。 しばらくすると、電話が掛かってきて、 「先生の言った通り、ネック部分に当たってシャンクしていました! 打点を注意すれば、直っちゃいました」と、お騒がせな電話レッスンを思い出す。 相手の見えない、しかも今までレッスンしたことのないゴルファーに対応するのだから、どれほど難しいことか。 どんどん、掛かってくる電話での質問に、丁寧に答えているPGAメンバーが頼もしく感じられた。 平成18年1月2日 |
<大東アイ808話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 最前列で受講するケンと小生
毎朝8時からスタートするティーチング&コーチングサミット。 日本では、早くても9時にスタートするセミナーが多いのだが、。 小生、最前列で受講した。 いい席を確保するために、朝早くから会場にかけつけた。 だが隣のケンには、負けた。 なんと朝、6時から会場に来て席取りをしている。 「10回開催されているサミットの内、9回出席している。 何回出席しても、毎回新鮮で、新しい情報が得られる」 小生よりも年上なのに、いたって勉強熱心だ。 小生は、今回、10年ぶりの三回目の出席。 2年後のサミットに再会することを約束しあった。 平成19年1月1日 |
<大東アイ807話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) クリーブランド総合病院の研究
世界一のメディカル機関である、クリーブランド総合病院の研究発表があった。 NFL、MLBとも提携して身体的研究を繰り返してきた。 身体的傷害が多いゴルフに関してもPGAと合同研究を、2年前よりスタートした。 傷害の3大理由。 1.
柔軟性の欠如 2.
準備不足 3.
オーバーユーズ PGAと医療機関が連携することで、傷害の予防とパーフォーマンスの向上を図ることが出来る。 特に重要なのが、スタート前の柔軟体操。 1番ホールのティーショットを、何の準備もなしにコースに出るゴルファーは意外と多い。 5分で良いから、ストレッチを中心に準備運動をすることの大切さを、けがのデータを見せてプリゼンテーションしていた。 平成18年12月31日 |
<大東アイ806話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) ニクラウスゴルフアカデミーのマイク・マラスカプロ
東京にあるニクラウスゴルフセンターで4年間、ヘッドインストラクターを務めたマイク・マラスカプロ。 ゴルフスイング形成のために、体の動きを個別に習得する方法をすすめる。 両手をクロスに肩にあてた状態で、前傾姿勢をとる。 アドレスの姿勢のまま、肩と腰を分離して動かせる。 それぞれを個別に動かせることにより、その動きを特化して習得する。 フォーアームローテーションなどは、その際たるもの。 左手一本でクラブを持ち、肘から下だけを腰から下の間でスイングする。 ユックリと繰り返し同じ動きをすることで、左手前腕の動きを特化して習得することが出来る。 スーパースロースイングドリルも、彼のお薦めドリルのひとつ。 2秒以内で終わる通常のゴルフスイングを、3分かけてする。 スイングのポジショニングが確認できるだけではなく、弱い筋力のトレーニングにもなる。 ためしに3分間のスーパースロースイングをトライしてみよう。 次の日、筋肉が張る感覚が出るだろう。 特に、弱い部分の筋肉に身がいるので、良いトレーニングとなる。 平成18年12月30日 |
<大東アイ805話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) PGA教育部長のリック・マーティノプロ
サミットのコーディネーターを勤めた、リック・マーティーノプロ。 「エジプトのスフィンクス、フランスのエッフェルタワー、首都にあるワシントンモニュメント。 これらの建造物は、しっかりした土台の上に成り立っている。 スポーツの世界でも、プロのパーフォーマンスのためには、その基礎となる部分が大切だ。」 「日々の素晴らしい仕事をする上で、深いリサーチやナレッジが必要となる」 「今回の2006PGAティーチング&コーチング・サミットは、4つのテーマに沿ったものとなっている。 1.
フィジカルモーション 2.
道具 3.
スキルベース・レッスン 4.
コースでの実演」 サミット初日のオープングリマークで、ティーチングプロの勉強する姿勢の大切さを強調していた。 平成18年12月29日 |
<大東アイ804話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) ヒストリカルセンターのボランティア
ラーニングセンター横にある、ヒストリカルセンター。 ゴルフの歴史博物館。 90年のPGAの歴史が、手にとるようにわかる。 ヒストリカルセンターで対応してくれたのは、地元のボランティア。 毎日3時間、交代で勤務する。 その後は、無料でPGAヴィレッジの施設を利用できるという。 趣味と実益を兼ねたボランティア。 5箇所のパッティンググリーンや10個以上ある色々な種類のバンカー、生芝から練習できるドライビングレンジ、54ホールのチャンピオンコース。 こんな施設が使えるのだから、誰でも喜んでボランティアしたくなる。 平成18年12月28日 |
<大東アイ803話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 総支配人のバッド・テイラー
PGAメンバーには、28000人のプロがいる。 多くのメンバーがクラブプロとして、ゴルフ場を仕事場としている。 最初は、アシスタントプロとしてスタートする。 ティータイムの管理やゴルフカーとの清掃、プロショップの運営、クラブ競技の企画実施、レッスン等、仕事は多岐にわたる。 プロフェッショナルとなり、ヘッドプロ、そしてディレクターとPGAメンバーの職域は広い。 マスタープロフェッショナルの称号を持っているバッド・テイラーは、PGAヴィレッジのディレクター。 日本で言うところの支配人の役割。 日本のプロと違い、親切に対応してくれる営業マンの雰囲気がある。 何でも気楽に声を掛けやすい。 平成18年12月27日 |
<大東アイ802話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) PGAヴィレッジ
ゴルフ場のアプローチに椰子の木が配置されている。 北海道大学のポプラ並木のようでもある。 正面の時計台は、北海道とは違って、とんがり帽子風。 この時計台をシンボルマークとして、PGAヴィレッジのロゴマークにしている。 そして時計と同じ大きさでPGAマークが真下に配置されている。 1996年にオープンしたPGAヴィレッジは、54ホール。 トム・ファジオ設計のライダーコースとワナメイカーコース。 ピート・ダイ設計のダイコース。 それぞれ特徴があるコースで、同じロケーションにあるとは思われない。 PGAの名前がついているゴルフコースは、全米に多く存在している。 PGA自体が経営しているものや、名前を貸しているものまで、その形態は色々だ。 特にフロリダでは、「PGA」の名前が道に使われているところもある。 「PGA」の名称がアメリカで認識されていることは間違いない。 平成18年12月26日 |
<大東アイ801話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 日本人の奥様を持つ親日家のクリーブランド氏
根っからのクラブ職人でありながら、とても温和な人となり。 日本一のクラブデザイナー、竹林隆光さんにも共通するところ。 すごい人でありながら、すごく、やさしい。 セミナーが終わっても、彼の周りから人垣が離れなかった。 クラブ設計に関しての質問攻め。 それに対して、一人一人、丁寧に答えていく。 「その部分は、自分には分からない」 知らないことを「知らない」と認める偉大さ。 「知ったかぶり」をしがちな小生にとって、学ぶところが大きかった。 「実は、ワイフは日本人なんだ」 「そこで、私からパーソナルな質問があるんだが、、、いいかな?」 クラブ設計の伝説の人から小生が、質問を受けるとは、思わなかった。 平成18年12月25日
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