大東アイ(四方山話)
<大東アイ380話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
交野カントリークラブでスイング診断 交野カントリー倶楽部でスイング診断をおこなった。 月例に参加された会員さんを対象に、先月撮影した動画スイングを観ながら診断して練習ドリルなどを紹介した。 ほとんどの会員さんが、自分のスイングを見るのは、はじめて。 パソコン上で、動画で動く自分のスイングに驚かれる方も、、、 コマ送りコマ戻しを繰り返すことで、シャフトプレーンや、身体の動きが白日の下にされされる。 こちらが、コメントを発する以前に 「おれって、こんなに猫背になっていたのか〜。」 「下半身がばたついているな〜。」 「フィニッシュがここで終わってるの!?」 「アドレスの向きが右向いている!」 「インパクトで伸び上がってる!」 自分で自身のスイングの特徴を見事に言い当てられる。 それって、自分の友達にいつも指摘していることばかりなのに、、、 ゴルフは、自分で自分のゴルフスイングが見れないスポーツなんだ。 平成17年11月2日 |
<大東アイ379話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
笑って泣いてしまった爽快な小説
浅田次郎とは、一体どんな作家なんだろう。 「蒼穹の昴」では、壮大な中国時代物語が綴られていた。 それは、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」にもひけをとらないほど遠大な時代物語と思う。 そんな物語とは、対極の爽快な小説が「椿山課長の七日間」。 「地下鉄に乗って」を読んだ後もそうだったが、心の中に重たいものが残った。 いろいろ、考えさせられた。 それでいて、爽快に笑い、心を痛めてないてしまった。 小説の素晴らしさを改めて感じる事ができた一冊。 「想像しただけでもなんとなくイメージが湧いてくるタイトルです。椿山課長はデパートの婦人服売り場の責任者。高卒46歳。妻子一人。念願のマイホームを建てたばかり。ところが、デパート最大の大売出しの初日、突然死してしまった。無念の残る椿山課長は初七日だけという約束でこの世に舞い戻ってきた。その椿山課長を待っていた現実とは・・・。椿山課長は知らなかった自分自身を発見してゆくことになりました。自分の知らない姿、他人から自分がどう見えているのか。そう思うと身の回りの世界も新鮮に映ります。そんなことを感じさせてくれる物語でした。ユーモアとホロリとくる話が上手く溶け合った作品です。浅田ファンの方にはお勧めです。」 平成17年11月1日
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<大東アイ378話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
張本勲さんのアドバイス こんな質問をよく頂く。 小生、返答に困る。 だって、普遍的な理想のゴルフスイングなんて、存在しないと思うから。 十人十色と言われるように、それぞれの人に合うゴルフスイングがある。 ちょうど歩く姿のようなもの。 それ以上に、外見だけの理想のゴルフスイング追い求めても、あまり意味がないとも思う。 そんなときに、張本勲さんの良いアドバイスと出合った。 プロ野球において、
「安打製造機」の異名をとった打撃の名手、
張本勲さん。 生涯通算安打数は、実に3085。 その張本勲選手のところに、
ある若手選手が相談に来た。 教えて頂きたいのですが。」 「理想のバッティング・フォーム?
もし、君がそれを知りたいのならば、
一晩中、素振りをしなさい。
それが、君にとって一番無理のない
理想のフォームだよ。」 ゴルフスイングにおいても、多くの人は、普遍的で理想的なものが存在すると考えている。 そして、ない物ねだりをするように、理想郷を追い求めて迷路に入ってしまう。 でも、そんなものは存在しないのでは。 自分の理想のゴルフフォームは、自分でコツコツと身につけるしか方法がないことに、気が付いる人が少ない気がする。 平成17年10月31日 |
<大東アイ377話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
中部銀次郎語録 日本アマを6度も制して、日本におけるボビー・ジョーンズ的存在の中部銀次郎氏。 琴線に触れる中部銀次郎語録を紹介したい。 「ボールに触れるな ボールはあるがままの状態でプレーせよ ディボット跡にボールが入っても平然としていること ボアールに向かって正しく立つ姿勢を普段仕事の合間でもイメージすること 常に同じリズムで歩く、たとえミスを犯しても走り出すな 正しいアドレスと正しいボールの位置、これさえチェックしたらスイングは大幅に改善される スイングはアドレスで決まる。いいスコアでラウンドしたいなら、正しいスイングを身に付けて すべてのストロークは等価である プレー中は余計なことは言わない、しない、考えない 常に同じリズムで歩く、たとえミスを犯しても走り出すな 敗因は全て自分にあり、勝因は相手のミスにある 最悪を覚悟して、最善を尽くせ 自分のプレーに使命感を持っている人はうまくなる ゴルフで起こったことに敏感に反応してはいけない、やわらかにやり過ごすこと」 スイングをいじとよりも、上記を実践することで確実にスコアーアップするだろう。 中部氏の逸話に関しては、下記のページを是非、読んで貰いたい。 http://www.shueisha.co.jp/golf/top.html 平成17年10月30日 |
<大東アイ376話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
風船をはさんでアプローチ練習 今回の合同練習会のテーマはアプローチ。 風船をはさんで練習することで、腕と上半身を一体化してスイングできる。 風船であれば、自分の身体に合わせて自由自在に大きさを調整できる。 距離のないアプローチでは、どうしても腕と手先だけでショットしがちになる。 腕と手先が一人歩きすると、ショットの安定感が悪くなる。 いくら小さなスイングでも腕と上半身の一体感が重要だ。 パッティングストロークしかり。 手先やリストの使いすぎのパッティングストロークよりも、腕を一体としたストロークが一般的。 この一体感を練習するのに最適な小道具が、風船。 注意点は、風船を抱きかかえるようにすると、囲い込み肩のアドレスとなる。 猫背で懐の狭い、悪い形のアドレスにならないように注意したい。 従って風船は抱きかかえるのではなく、上腕と胸の間に挟むようにしよう。 そうすることによって、胸を張った理想的な構えになる。 アドレスでの腕と上半身の関係を保ったままショットすれば、トップやダブりなどのミスショットが激減するだろう。 平成17年10月29日 |
<大東アイ375話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
江連親子のツーショット 珍しい2ショット。 カリスマコーチの江連忠氏とお父さん。 六甲国際GCの練習場でゴルフアカデミーを開校して3年。 江連プロは、東京出身。 ジュニア時代、杉並区のハイランドセンターの棚網プロのスクールに入っていた。 社団法人全日本ゴルフ練習場連盟の内藤会長のハイランドセンターだ。 丸山茂樹プロの内藤コーチは、内藤会長の息子さん。 ジュニア時代から一緒に練習をして来た仲間。 江連コーチは、高校卒業後アメリカに渡った。 マイアミ大学、カナダツアー等を経て、ジム・マックリーンの元で修行を積んだ。 内藤コーチも、日大ゴルフ部を経て、アメリカへ。 サンディエゴゴルフアカデミー等で、ゴルフ理論を勉強した。 日本を代表するカリスマコーチは、ともに37歳。 いずれもアメリカでティーチング理論を勉強してきた。 彼らが中心になって、日本のプロを教えるツアープロコーチの職域が広がってきたパイオニア的存在。 しかも、自分よりも年齢の上のプレーヤー達をコーチすることは、簡単な事ではない。 デビット・レッドベター、ブッチ・ハーモン、ハンク・ヘーニーなど世界のカリスマティーチングプロは50歳を越えている。 まだまだ若い、日本のカリスマコーチが、世界で活躍するまで飛躍してもらいたいものである。 平成17年10月28日 |
<大東アイ374話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
福井市のYさんからのお便り
福井市にお住まいのYさんより、メールを頂いた。 「大東 将啓様 昨日の「大東アイ」にハービー・ペニックと95年のベン・クレンショウ 読者からのお便りを励みに連載を続けていきたいと改めて思った次第です。 平成17年10月27日 |
<大東アイ373話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
同志社秋の集い 今年の同志社「秋の集い」が成功裡に終わった。 リーガロイヤルホテルのロイヤルホールに、300人の卒業生が集まった。 昨年200人弱の参加者から考えれば、50%アップ。 「今年は300人集めよう!」というN代表の掛け声から始まった。 幹事一同が、300人を共通目標として、友人、知人に声を掛けあった。 悲しいかな、N代表は、この集まりの直前に急死された。 亡くなられる直前まで、この集まりを心配されていたとの事。 賑やかにみんなが集まった事を、を天国で喜んでおられたことであろう。 N先輩の、ご冥福をお祈り申し上げます。 平成17年10月26日 |
<大東アイ372話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
ポーラ・クリーマーのパッティング練習法(その2) パッティング&チッピングを最重要の練習項目に上げているポーラ・クリーマー。 その練習方法も色々工夫をしている。 前回の四方山話では、サンドエッジを使ったパッティング練習を紹介した。 写真は、たこ糸とチョークのラインを使ったもの。 工事現場で使われている「すみ出し」の道具をご存知だろうか。 真っ直ぐのラインを出す為に使われる必需品。 巻いてあるたこ糸を伸ばすと同時に墨がつくようになっており、たこ糸の真中をつまんで糸をパチンと放てば、地面にラインがつく。 その「すみ出し」道具が、アメリカの日曜大工ショップで、墨がチョークになって売っている。 ポーラ・クリーマーのお洒落なところは、ピンクのチョークを使っている点。 ピンクパンサーのニックネームが付いているほどピンクか好きな彼女。 テーラーメイドのキャディーバックまで、特別仕様のピンクで染めている。 写真では確認し難いが、地上10センチの白いたこ糸の真下にピンクの線がある。 3メートルの真っ直ぐのラインを真っ直ぐパットする基本的な練習を、繰り返し行っていた。 ほとんどのプレーヤーが、打球練習をしている中、多くの時間を練習グリーンで費やしていた姿が印象的だった。 平成17年10月25日 |
<大東アイ371話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
ポーラ・クリーマーのパッティング練習法 昨日、日本来日2連勝を飾ったポーラ・クリーマー。 プレーオフで2.5メートルのウイニングパットを沈めた。 USLPGの平均パット数でナンバーワンの実力。 ラウンドが終われば、ほとんどのプロが練習場に直行する。 しかし、ポーラ・クリーマーは違った。 練習グリーンで、パティングの復習を繰り返していた。 19歳なのにショーとゲームの重要性を知っているのだ。 今年プロ入りして、既に3勝。 アニカ・ソレンスタムに次ぐ賞金ラインキングで、堂々の2位をキープしている。 写真は、グリーン上でサンドウエッジを握っているポーラ・クリーマー。 グリーン上でサンド? 芝を削って怒られるぞ!と思いきや、、、、 サンドエッジのリーディングエッジをボールの赤道に当てる。 ストロークはパターの時と同じ。 サンドのリーディングエッジをスクエアに保つことと、ボールの赤道をヒットすることの両方が成功して、初めてボールが真っ直ぐに転がる。 上記の両方が少しでもズレてしまえば、結果は無残。 すなわちフェースをスクエアに保つ練習と、ボールの真芯で捉える練習を同時にできるドリル。 パターであれば、ミスしても結果がほとんど変わらないから。 ちょうど、昔の練習場の土打席でショット練習をしたようなもの。 本当のナイスショットしか良い結果が得られない。 皆さんも、たまにはシビアな練習を試してみれば、、、 平成17年10月24日 |