大東アイ(四方山話)

大東アイ 第1話〜第10話 大東アイ 第11話〜第20話 大東アイ 第21話〜第30話 大東アイ 第31話〜第40話 大東アイ 第41話〜第50話
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大東アイ 第101話〜第110話 大東アイ 第111話〜第120話 大東アイ 第121話〜第130話    

 

 <大東アイ140話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

中国、アモイでもゴルフは盛ん!

中国で6番目の経済特区のアモイ。

200万人の人口は、上海と比べれば七分の一ほどではあるが、車の普及率等でみると、富裕層の割合が他の都市よりも多い。

街中でも他の中国の街の雰囲気と違い、自転車とバイクの数が格段と少ない。

中国には珍しく洗練された都会の雰囲気が漂う。

ゴルフ場においても、中国人プレーヤーの数が断然多い。

普通にゴルフを楽しむ中国人プレーヤーの姿を見ていると、より大衆スポーツに近づいてきたゴルフのイメージさえ感じられる。

当日も、地元のゴルフコンペが開催されており、お祭り気分が一杯であった。

スモークボールを使って始球式を行うあたりは、まさに日本の昔のゴルフコンペ雰囲気そのものであった。

ゴルフカートは二人乗りのもの。

キャディーさんも後ろに腰掛けて3人乗りをする。

コース内の自分のボールの位置まで乗り入れることが出来る。

アモイにおいてもゴルフは盛んなスポーツになりつつある雰囲気であった。

平成1737

 

 <大東アイ139話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

  ポジショニングチェックの大切さ(フィニッシュ編)

「終わりよければ全て良し」の諺はゴルフでも当てはまる。

上手なゴルファーのフィニッシュは、バランス良く決まっている。

従って、フィニッシュの姿勢だけを考えてスイングするのも一つの方法だ。

ナイスショットの時を思い浮かべて貰いたい。

力が抜けて、軽い打感が残っていることだろう。

その感触のイメージを持って再現してみよう。

最初の内は、ナイスショットに結びつかなくても、まずは形から整える。

たとえ、空振りをしても、口笛を吹くようにフィニッシュでピタット止める。

これが身に付けば、大きなミスショットが無くなるはずだ。

 

左足の上の位置に頭が来る「I字フィニッシュ」。

体を最後まで回転しきって、シャフトが背中に撒きつくまで振り抜く。

その状態で、バランスを崩すことなく、打たれたボールが、地面に落ちるまで静止。

秒数にして約3秒。

ショットの安定度が増すこと間違いない。

平成1736  

 

 <大東アイ138話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

  ポジショニングチェックの大切さ(トップオブスイング編)

第二の「静」はトップオブスイング。

スイングの切り替えしのトップオブスイングは、止まらずに下半身が既にダウンスイングに入って「静」ではないと言うゴルファーもいる。

しかし小生は、体を充分に捻転させる為に、トップオブスイングのタメは必要と考える。

すなわちトップオブスイングで「ワンテンポ」置いても良いと思う。

ミスショットの多くの原因は、打ち急ぎによるもの。

タイミングは早いために、充分なトップオブスイングの形が出来ていない状態でダウンスイングを始める。

理想的なトップオブスイングを作る為には、ある程度の時間が必要となる。

小生「ゆっくり過ぎるバックスイングは無い」と言っているのは、そのため。

逆説的に言えば、「理想のトップさえ出来れば、ナイスショットが約束されたようなもの」。

何時でも自分の理想とするトップを実現する為に、同じテンポでバックススイングすることが最重要ポイント。

「マッタリ」したタイミングで理想のトップオブスイングが出来るように、繰り返し繰り返し、反復練習をしてみよう。

平成1735

 

 <大東アイ137話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

  ポジショニングチェックの大切さ(アドレス編)

ゴルフスイングは、アドレスからフィニッシュまで2秒とかからない。

トップオブスイングからであれば0.5秒もあればフニッシュになる。

インパクトの瞬間は1万分の4秒。

精密なビデオカメラや分解写真で、インパクトの形たり、プロと比べてみても、余り意味がない。

それよりも、スイング動作の「静」の姿勢を知って、その形を習得することの方が、100倍重要となる。

まず、基本中の基本が、アドレスの姿勢。

「アドレスは、インパクトの再現」と言われているように、構え方を見ればゴルファーの腕前が推し量られるほど。

セットアップ、アライメント、エイミング等、表現方法は色々であるが、注意点は、体の向き。

自分では目標に向かって構えているつもりでも、右を向いているゴルファーは、意外と多い。

結果としてアウトサイドインのスイング軌道となり、調子を崩す原因となる。

また踵体重のゴルファーも多い。

思い切ってオシリの穴を後の人に見せるぐらいに構えてみよう。

結果として、懐に余裕の出来る理想的な姿勢になるであろう。

平成1734

 

 <大東アイ136話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

日本ゴルフジャーナリスト協会関西地区懇親会

ゴルフジャーナリズム活動を通して広くゴルフに関する倫理と専門知識の自己啓発をはかり、我が国のゴルフ界の発展向上と、海外の交流に寄与することを主たる目的としている、日本ゴルフジャーナリスト協会。

フリーのライターを中心に33人の個人会員と5社の法人会員からなる。

ほとんどの会員が関東であるが、この度菅野徳雄会長と事務局の荒井氏を東京よりお招きして、関西地区の懇親会が開催された。

元デイリースポーツの甲斐誠三氏、大林省三氏、元日刊スポーツの文屋源也氏も元気なお姿を見せられた。

小生が駆け出しの頃、トーナメント会場等で色々お世話になった。

取材のやり方等がわからない中、近くに居られるだけで光栄だった。

戸田藤一郎プロ、橘田規プロをはじめ往年のプレーヤーの話などは、大変興味深い。

ジャンボ尾崎のフェニックスCCでの日本プロ初優勝の時、素直で真面目なインタビューの受け答え等々、ゴルフ界の生き字引さながら、どんな話題でもお教えいただける。

文屋源也さんが橘田規プロより教わった秘伝を皆様に紹介しよう。

「理想のゴルフスイングを身に付けるためには、クタクタになるまで練習をする。もう振れないような状態になった時に、力の抜きどころが分かって来る」とのこと。

丁度同じ事を、元プロ野球選手の張本勲選手が言っていた。

理想のバッティングフォームを身につけたければ、一晩中素振りをしなさい。一晩中素振りをし続けて疲れ果てた時に出てくるフォーが君にとっての理想のフォームだよ」

ゴルフも野球も通じるところがあるようだ。

平成1733

 

 <大東アイ135話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

まだまだ続くゴルフ場の破綻

関西を中心に6つのゴルフ場を運営している潟Vンコーの債権者説明会が228日に大阪中央公会堂で行われた。

2001年に急増したゴルフ場の破綻は、2002年に109件と過去最高となった。

その後も昨年の87件と高水準を推移している。

この潟Vンコーのケースは、負債総額2400億円、6ゴルフ場の会員数37000人と破格の数字である.


元々1000人限定の会員数をうたいながら、実にその5倍以上の会員数を集めていたことになる。

しかも集めた預託金の半分以上が海外ゴルフ場開発や不動産投機に湯水のように注がれていた。

今後も預託金返還に堪えられずに、破綻するゴルフ場がまだまだ出てくるであろう。

平成1732

 

 <大東アイ134話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

努力の人、トム・カイト

同じテキサス州立大学出身のベン・クレンショーが、学生時代からスター選手であったのと対照的に、努力の人のトム・カイト。

二人のコーチであったハビー・ペニックのベストセラー「リトルレッドブック」の中にも、一日中ウエッジ1本でアプローチ練習する彼の熱心さが紹介されている。

視力が弱く、体力的にも恵まれなかった彼が大成したのは、ひとえに「練習量と常に強い意志を持ち続けた」賜物だそうだ。

1992年のぺブルビーチでの全米オープンで、メジャー初優勝を果たした。

実にメジャー挑戦、72試合目で成し遂げた快挙。

ただ単に挑戦し続けるだけではなく、常に

「優勝を狙い続けた」強い意志を絶やすことが無かった。

翌日に、優勝カップを持参して「優勝報告を一番にしたい人物」である、ハービー・ぺニックに報告しに行った。

 

実はトーナメントの練習ラウンド時、ヒールヒットのフェードボールばかりの最悪の状態であった。

心理面でサポートをしていた、ボブ・ルッテラ博士から、

「自分の持っているもので勝負するしかない」とアドバイスを受けた。

ぺブルビーチCCは、コースのレーアウト上、ドローボールで攻めるホールが多い。

しかし「無いものねだりをしても、しょうがない」と言い聞かせてフェードボールで攻めたそうだ。

「ゴルフとは分からないものだ」

「調子が良くても優勝できるものではなく、悪くても我慢することによって良い結果が得られる場合も少なくない」

「その点、人生にも通じるところがあるのかもしれない」

とても深みがあり、良い話を聞かせてもらった。

平成1731

 

 <大東アイ134話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

タイガー・ウッズの新コーチ、ハンク・ヘーニー

 

昨シーズンより、タイガー・ウッズのコーチをしているハンク・ヘーニー。

穏やかな話し振りで、外見通りの紳士的で真面目な人となり。

モー・ノーマンのデモンストレーションをしていた時に、彼自身が見学に来た。

研究熱心で、モー・ノーマンを交えてゴルフスイング談議に花を咲かせた。

昨シーズン、タイガーにフェードボール習得のスイング改造に取り組んだ。

昨年秋のフェニックストーナメントでは、日本での初優勝を飾った。

今年1月のビュ一イックテーションでPGAツアー15ヶ月ぶりの復活優勝となった。

デビット・レッドベターやブッチ・ハーモンが自分を売り込むことにたけているのとは対照に、控えめな存在。

「ティーチングプロは、あくまでもサポート役」とのポリシーを持っている。

ゴルファー主体のティーチングプロのあり方を教わった。

平成17228 

 

 <大東アイ133話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

オーガスタナショナルGCの12番ホール

大阪花博会場にもレプリカが作られたことがある、オーガスタの12番ホール。

このショートホールの特徴は、グリーンの奥行きが15ヤード程しかない点。

しかもそのグリーンの形状が右斜めになっていて手前にクリークが流れている。

スライスで距離が足りなければ池に入り、ドローすればグリーンオーバーとなるように設計されている。

短い距離だが、距離の正確性が要求されるホール。

1996年の最終日に6打差のリードでスタートしたグレッグ・ノーマンも、このクリークで涙を飲んだ。

小生、最終日の翌日にプレーをすることが出来た。

「夏草や兵どもが夢の跡」の芭蕉の句のように、静けさが際立つ中をラウンド。

オーガスタの特徴は、「ガラスのグリーン」と言われているほどの早いグリーン。

スティンプメーターで12フィートそこそこだが、傾斜が半端でない。

グリーンの何処にボールを持っていくが勝負の分かれ目。

いくらピンそばでも、下りのパットを残せば至難の業。

従って、登りのパットが残るポジションを狙ってセカンドショットを打つこととなる。

ピンポイントのターゲットゲームとなる。

3日目を終わって6打リードして、グレッグ・ノーマンが初のグリーンジャケットに手を通すと思われたのだが、、、

オーガスタの女神は、彼に微笑むことはなかった。

優勝したニック・ファルドよりも、敗れたノーマンが印象的なトーナメントであった。

平成17227

 

 <大東アイ132話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

  恒さんから「ジャパンゴルフフェア−」メール

「細川プロ  今年はトレ-ニング しっかりやりました  かならず  いい結果が出るでしょう  アマチュア-の方、どんな大会でも1番になるように心がけてプレ-すればいいでしょう  恒」

関西練習場連盟の恒藤理事長から写真付き携帯メールが届いた。

ジャパンゴルフフェア−が東京ビックサイドにて24日から本日まで開催されている。

全日本ゴルフ練習場連盟主催のセミナーも24日に開催された。

小生昨年は、セミナーにて話をさせていただいたが、今年は上京出来ずに、恒さんメールで報告して貰っている。

当ホームページにて、ツネちゃんレポートhttp://www.naturalgolf.co.jp/tunesan.htm を連載している「関西練習場業界のドン」こと恒藤光夫氏。

還暦を越えていながら、携帯、パソコンを使いこなして精力的な活動を続けておられる。

姫路にて防球ネットがいらない400ヤードの水上練習場、エブナゴルフセンターのオーナー。

また保険会社も経営されている。

樋口久子女史をはじめゴルフ界重鎮との交流も広い。

その広がりは、国内だけに留まらずアメリカやタイ各国にも及ぶ。

USLPGAのロジャー・ヤッフェ氏も、恒さんがキューピット役となり日本人妻と結婚した。

「世界ゴルフ練習場連盟の設立とその代表に就任される」

という噂も出ている。

今後「関西練習場業界のドン」から「世界練習場業界のドン」に向けての活躍が期待される。

平成17226

 

 <大東アイ131話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

  本日のスポーツ紙一面を飾った宮里藍プロ

  第一回の女子ワールドカップで優勝して、南アフリカから帰国せずに直接オーストラリアのトーナメントに参戦している宮里藍プロ。

その初日、見事9アンダーで単独トップに踊り出た。

本日のスポーツ各誌が、一面で採り上げている。

日本のゴルフシーズンが始まる前から、立て続けに明るいニュースを提供してくれている。

写真は、日本のトーナメントでの練習場での藍チャンのスイング。

 

「撮影したスイングを見せて下さい!」

と言って小生のデジカメを覗き込む。

プレスバッチを付けていても、スイング撮影されるのを嫌がるプロがいる中で、彼女の対応は違っていた。

回りの人を自然と見方に付ける天性の持ち主。

一緒に回ったカリー・ウェブが「日本でプレーしているみたい」と言わしめたほど、オーストラリアのギャラリーを味方に付けていた。

2日目以降の彼女のプレーから、目が離せない。

平成17225