大東アイ(四方山話)
<大東アイ720話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 五木寛之氏の重たい話
五木寛之氏の話を聞く機会に恵まれた。 「毎年3万3千人弱の方が自殺をしている。」 これは、阪神大震災が毎年4回おきているのと同じ。 広島原爆が、6年に一度、落とされたのと同様の死者の数である。 あるフランスの調査によれば、一人の自殺者の裏には、10人以上の未遂がある。 また、その10倍の自殺願望者がいていると言う。 現在の日本の社会は、衆生が病んでいる。 ストレス社会で、1億「総」鬱病とも言われている。 「心が萎える」ことは、誰でもあること。 だが、うつ病とは区別して、自分と向き合うことが大切。 時には大きく「ため息」をつき、そして涙する。 「多打幾稈 身體好 小多打稈 心情好」 中国のゴルフ場に掲げてあった名文。 たくさん叩けば、身体に良い、少なく叩けば、心に良い。 たくさん叩いたラウンド後は、大きくため息をついて自分と向きあうことも大切かもしれない。 平成18年10月5日 |
<大東アイ719話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) アイデアパーソンの土屋プロ
最近ますます元気な土屋プロ。 ナイショだが、小生の5年後輩とは思えない。 毎年若返っておられるから、女性は恐ろしい、、、 同志社大学ゴルフ部女子のコーチもしている。 この日も、卒業生のプロやトップアマが、レッスンを受けに来ていた。 土屋プロが握っているのが、シャフト2本のクラブ。 シャフトにクラブヘッドは付いていない。 シャフトだけの軽い2本のクラブを、振る。 握り方は2本を縦にして、手の平に合わせるようにする。 この状態で、鋭く素振りをして、ビュッと音が出れば良い。 縦に2本グリップを握ることで、正しいリストの使い方が強制される。 この状態で音が出ないのは、滑らかなリストの使い方が出来ていない証拠。 アイデアパーソンの土屋プロならではの、小道具です。 平成18年10月4日 |
<大東アイ718話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 体重を思い切って爪先よりに
「体重配分は、どこが理想でしょうか?」 生徒さんから良く聞く質問である。 特に、踵体重のゴルファーに多い。 母指球の下が理想系。 「思い切って爪先側に置きましょう」と言って撮ったのが上の写真。 ご自身では、前かがみぐらいのつもりでも、まだ踵気味である。 ゴルフでは、感覚と実際の形のギャップが存在する。 長年身に付いた自分の形を、すぐに変えることは難しい。 それは、日ごろからの姿勢や歩き方と同じである。 そんな時に、自分自身で確認して頂く。 ゴルフスイングをさわるよりも、構えを変えるほうがより効果的であるから。 鏡やデジカメを使って、実際の姿を確認することが大切です。 平成18年10月3日 |
<大東アイ717話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) どうして韓国選手が、そんなに強いの?
日本女子オープンで、韓国のチャン・チョンプロが優勝した。 「どうして韓国選手が強いの?」と聞かれることが多い。 小生が思うに、1997年の韓国での通貨危機が関係しているのではないだろうか。 「ゴルフ選手と国の経済が関係している?」と思われるかもしれないが、、、 韓国経済はIMF管理体制のなかで、厳しい緊縮政策がなされ1998年のGDPは−6.7%となった。 国民からも金製品の拠出をはじめ、かなりの犠牲が強いられたという。 戦後、資源のない日本が加工貿易に徹して奇跡的発展を成し遂げたように、がむしゃらに頑張るしかなかったのではないだろうか? 国や社会に頼ることができず、すべては自分の力で生きていかなければならない。 米国プロゴルフ界で活躍している韓国人選手のほとんどが、家族ともども祖国を離れてゴルフに打ち込んでいる。 そんな、排水の陣で戦っているからこその強さではないだろうか。 すべてが恵まれた、ぬるま湯状態の日本社会では、太刀打ちできない、そんな強さを改めて感じさせられた。 平成18年10月2日 |
<大東アイ716話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) スタート前のアプローチ練習
スタート前に、練習をされる方は多くない。 アプローチ練習となると皆無にちかい。 ゴルフ場でアプローチ練習が出来る所があれば、必ず練習をお勧めする。 アベレージプレーヤーであれば、18ホールで、パーオンするのは3分の1以下となる。 3分の2以上のホールで、グリーン周りからのアプローチショットが残る。 その場面を想定して、スタート前に練習をしてみよう。 アプローチショットは、繊細で微妙なフィーリングが要求される。 トップやダブりの多い方は、 1.
クラブを短めにグリップ 2.
ボールに近づきハンドアップ気味にセットアップ 3.
手首の動きを抑えて、ゆったりとしたストロークを心掛ける。 クラブヘッド軌道が、「V」から「U」になる分だけ、ミスが少なくなるでしょう。 平成18年10月1日 |
<大東アイ715話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 東野圭吾著「赤い指」に、ちょっと泣けました
親友の千代勝チャンが薦めてくれた「赤い指」。 「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞した東野圭吾氏の最新作。 前作の容疑者X---では、主人公の旧友の大学教授が事件解決を導くキーパーソンであった。 今回は、従兄の先輩刑事がベテランぶりを発揮する。 家庭の中にある、いろいろな問題と年老いた母親の想いが絡まった小説。 最後の場面では、ちょっと泣かされた。 母親の子を想う深さが出ていた気がする。 「お袋の七回忌に読みました。先輩にもお勧めします」と千代勝ちゃん。 良書を紹介してくれて、ありがとう。 平成18年9月30日 |
<大東アイ714話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 飛ばしのゴルフレッスン
前回の「GHD合同練習会」のテーマは、「10ヤードアップの飛距離」。 岡本プロが紹介しているのが、シャフトの先にプラッチクボールがついたクラブ。 ヘッドがついていないだけに、シャフトだけのような軽さ。 このシャフトをバックスイングが地面と平行のところから、フィニッシュまで一気に振りぬく。 バックスイングをほとんど取らないことで、フォロースルーに専念する。 軽いクラブを思い切りフォローを出すことで、ヘッドスピードを高めるドリルだ。 ヘッドスピード日本一のゴルファー一押しの体操。 「アチャー」とブルース・リーのようにクラブを扱う。 二つ目が、逆クラブスイングドリル。 三つ目が、ワイドスタンスドリル。 四つ目が、左わきにヘッドカバードリル。 五つ目が、体重移動ドリル。 六つ目が、2本素振りドリル。 七つ目が、打点の正確性ドリル。 それぞれが、飛距離アップに効果的なドリルである。 平成18年9月29日 |
<大東アイ713話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 飛距離アップに最適なワイドスタンスドリル
心なしか足が短く見える、福井プロ。 本人の名誉のために、短く見えるだけ。 いつもの2倍のスタンス幅をしているためだ。 この状態でドライバーショットをすると、上半身が回転し辛いこと、この上ない。 いつも楽なトップをしているゴルファーのほとんどが、腰を回しすぎている。 腰が回れば、肩を簡単に回転することが出来る。 しかし、これでは、下半身と上半身のねじれのパワーが蓄積されない。 ためしに、写真のようなワイドスタンスをして体感してもらいたい。 トップで肩を90度回すことの苦しさを。 このスタンスで、肩が90度回れば、捻転のパワーが使える。 飛距離アップには、最適なドリルである。 平成18年9月28日 |
<大東アイ712話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 左脇にヘッドカバーを挟んでスイング
ビジェイ・シンも愛用しているゴルフドリル。 腕と上半身の一体感を出すためのもの。 初心者ゴルファーが、フォロースルーで左ひじが折れ曲がる、いわゆる「チキンウイング」になることが多い。 そんな場合、左脇に挟んだヘッドカバーが、フィニッシュまで落ちないように練習する。 一方、手だけであげたトップオブスイングで左わきが空く、上級者も少なくない。 ヘッドカバーをトップで落とさないようにすると、腕と上半身に一体感がある理想的な形となる。 すなわち、グリップが胸の前にある状態である。 上級者のバックスイングと初心者のフォロースルーの両方を矯正することが出来る、優れもののドリルである。 平成18年9月27日 |
<大東アイ711話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 「大東きよっさんの喜寿を祝う会」
昭和4年生まれの親父。 77歳、喜寿を祝う会を開催して頂いた。 いままでお世話になった方々が集まって祝って頂いた。 毎朝4時半に起きて、6時前には現場で仕事をする。 ほとんど休みなしで、1年360日ぐらいは働いている。 小生が休みを取ると、文句を言われる。 十八番の森昌子「天城越え」を熱唱する。 生涯現役、今まで通り仕事人間で通してもらいたい。 いつまでも両親が元気なことは、有難いことだ。 平成18年9月26日 |