大東アイ(四方山話)
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<大東アイ40話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) タイガー・ウッズの優雅な歩き方−主体性を持つ事の大切さ− フェニックストーナメントでのタイガー・ウッズは、そのショットの凄さに注目されていた。しかし、彼の「歩き方」にも注目してもらいたい。背筋を伸ばし、腰骨から前に進む優雅な歩き方は、洗練されていて、見る者をウットリとさせるほど美しい。 たかが歩き方と思われるかもしれないが、歩くこと自体、ゴルフプレーでの大変重要な部分を占めている。ミスショット後に頭を垂れて歩いてしまうと、気分まで落ち込んでしまう。いつでも胸を張って、次のショットに向かう準備を、歩く姿勢から行うことが大切だ。 タイガー自身も、正しく歩くテクニックのレッスンを受けてきたのであろう。
小生も巷で流行の「デューク更家ウォーキングセミナー」を受講したことがある。700人の聴衆の殆どが女性で、雰囲気に圧倒されたが、確かに得るものが多くあった。 自分自身で経験し体験を通じて習得出来る事は、限られている。その意味で色々な分野の専門家から学ぶことは、自分ひとりでは得られない多くの気付きを与えてくれる。 今まで、通訳講座や、話し方教室、ブリージング研究会、ヨガ、真向法ストレッチ、太極拳等々、多くのセミナーや教室を受講してきた。ビジネスセミナーしかりである。 内容が乏しく、「受講料を返せ」と言いたいこともあるにはあった。 しかし学ぶ姿勢があれば、どんな内容でも得られる点はあるはずだ。 ポイントは、耳学問で頭でっかちになるのではなく、自分の物として実行に移すことだろう。 とりあえず、自分でトライしてやってみる。上手くいけば儲け物、上手くいかなければ、やめてしまえばよい。 主体性を持って「良いとこ取り」をすればよいのだ。 タイガーがブッチ・ハーモンからレッスンを受けていたとき、言われた事のすべてに従うのではなく、「自分に合ったものだけを自分で選択し、消化し、吸収した」という。 すなわち今までの自分のスタイルに合わせて、積み上げる方式を取っていた。 日本人はレッスンを受ける時に「まな板の鯉」状態で、すべてを委ねることが多い。 「悪いところを直してください」方式。 今までの自分のスタイルを横に置いて、言われた事のすべてをトライする。 これではレッスンを受ける度に、バラバラになること間違いない。 だって主体性がないのだから。 自分の核を持って、その上に積み上げていくことによって、階段を一歩ずつ登ることができよう。 平成16年11月25日 |
<大東アイ39話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 目標設定の大切さ 本日の読売新聞の編集手帳に「富士山に登ろうと心に決めた人だけが富士山に登ったんです。散歩のついでに登った人はひとりもいません」と斎藤孝さんのコメントがあった。 「英語が上手くなりたい〜。」「ゴルフが上手くなりたい〜。」という願望だけで夢を実現する事はほとんど不可能です。 「夢の実現」のためには「期限を決めて数値に落とし込んだ目標」を設定する必要がある。 まず自分の1年後のなりたい姿を書き出す。そしてそれを毎日、目に付くところに貼って、確認作業をする。 目標は変更可能であるから、兎に角まずは書き出すこと。 そして実現に向けての意欲を自分自身で高めていく。 実現に向けてのプロセス、練習方法等、ゴルフホームドクターのスタッフがサポートする。 それが「ゴルフホームドクター」の「目標設定シート」なのです。 ゴルファーの「夢の実現」に向けてのサポートをする。 それが我々の使命と思っております。 |
<大東アイ38話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 体力測定をしてみよう −片足立ち− 自分のゴルフスイングを客観的に知ることなく練習をすることは「鏡なしで化粧をするようなもの」と前にコメントをした。 同様に、自分の体の状態も知っておく必要はある。 柔軟性に関してもそうである。 数字で把握し、書きとめて記録に残すことが大切。握力、背筋等は測定器がなければ測れない。 しかし片足立ちは、時計さえあれば何時でも何処でも自分ひとりでやれる。 ゴルフスイングで大切なのが、リズムとバランス。 いつでも同じタイミングでボールをヒットする為には、体の土台となる下半身の安定が絶対条件となる。 その意味で、足腰のトレーニングが欠かせない。 一番手っ取り早いのが「片足立ち」。まず目を閉じて測定して見よう。 次にトレーニングを兼ねて開眼で3分間片足立ちをすれば、ふくらはぎが張ってくるのが分かるだろう。 片足交互に2セット毎日12分でかなりのトレーニングとなる。 最初は、バランスを崩すことがあるので、手で捕まり立ちでもOK。 足の裏に根が生えているイメージを持ってみよう。 或いは臍下丹田から気を地面の落としこむ。 不思議に安定感が出てくる。 電車やバスに乗っている時も、つり革を持ちながら片足立ちをすれば、バランス強化間違いなし。 ラウンドの後半、疲れでミスショットが多くなるゴルファーには特にお勧めのメニューである。 是非お試しあれ。 平成16年11月23日 |
<大東アイ37話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) ツアープロを目指すゴルファーからの相談を受けた。 現在大学生で卒業後に研修生としてツアープロを目指すと言う。 現在ツアープロになる為には、JGTOの予選会に出場して、1次、2次、3次、ファイナルと勝ち抜く必要がある。 詳しくは ホームページに出ているので、興味のある方は、のぞいて欲しい。 以前の四方山話で取り上げたように、ファイナルは6日間、108ホールのストロークで順位を決定する。 30位ぐらいまでに入れば、来年のツアーの出場権が得られる。 これって弁護士になる為の司法試験より、極めて狭い関門である。 司法試験は昨年約1200人が合格している。 しかも一度合格すれば、その資格は一生もの。ツアープロの場合、その資格は、翌年の出場権に限られる。 その意味で比べる基準は違うかもしれないが、100倍難しいと言えよう。 同じプロスポーツの野球と比べても、関門の狭さがわかる。 プロ野球1チームの登録人数が60人とすれば、12チームで720人。 ゴルフのシード選手は70人だから、10分の一以下となる。そんなに厳しい世界に臨もうとしていることを、まずもって理解してもらいたかった。 「並大抵の努力では駄目。淡い気持ちで「ツアープロになりたい〜。」という願望でなれる世界ではない。」と釘を刺しておいた。 だからと言って、断念せよとは言ったわけではない。狭い関門だからこそ、覚悟して挑戦する必要がある。高いハードルだからこそ、壁にぶち当たることもあろう。 「なぜ其れほどまでしてトライしようとしているのか」 「自分にとってゴルフとは」 まず、そのポイントを、確りと自分自身で認識することが大切。 そして期限を切って数値で確認できる明確な目標を描く。 そうすれば、ただ漠然と練習するのではなく、工夫した質の高い練習となろう。 どんな人でも、1日は24時間しかない。同じ時間を生かすも殺すも自分次第。 人に言われて嫌な事をやるよりも、自分の好きな事を没頭するほうが、時間の経過が早く感じられる。夢に向かっての明確な目標があれば、なおのこと。 相談を受けた学生に「ゴルフ上達の為の4ポイント」をアドバイスした。 1.
ゴルフ環境(ショートゲームも含めた練習環境) 2.
試合環境(草トーナメントでも良いから経験の場としての試合) 3.
ライバル(お互いに切磋琢磨し合う仲間) 4.
良きコーチ(信頼のおける指導者) 上記の4条件の上に、本人の熱い思いがあれば、道は開けるだろう。 平成16年11月22日 |
<大東アイ36話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
やはり凄かったタイガー 何が凄いって、警備が凄い。移動するたびにタイガー専属の警備が取り巻く。 タイガー専属のSPだけで6人体制。 携帯電話で写真を撮ろうものなら、直ぐに注意に飛んでくる。 しかも練習場から、デジカメ、携帯を没収された人も多く出た。 そこまでピリピリしなくても良いと思うくらい。 撮影OKというアメリカカリフォルニアのAT&Tトーナメントもあるのだから。 「人垣が出来ているところがタイガーがいるのが所」とわかるから凄い。 でも他の選手が可愛そうなぐらい注目されていなかった。 平成16年11月21日 |
<大東アイ35話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
ゴルフ殿堂入りした青木功プロ 昨年の樋口久子プロに続いて日本で2人目のゴルフ殿堂入りを果たした青木功プロが、米国での式典から帰国してプレス発表をフェニックストーナメント開場で行った。 「いままでゴルフをやっていて良かった。ゴルファー冥利に尽きる。」 「15歳でゴルフ場に入って47年間。俺にはゴルフしかなく、ゴルフに感謝する。そして今の自分にとって原点は、家族。娘にも寂しい思いをさせて悪かったと思っている。 またお墓参りをして、両親にも報告を済ませた。 今まで俺を育ててくれた皆に感謝します。もちろんプレスの方も。」とその感想を語った。 1978年に世界マッチプレーで優勝して、世界への足がかりを作った。1980年の全米オープンでは、四日間ジャック・ニクラウスと壮絶な優勝争いを演じた。 小生からは「殿堂の受賞式典での涙のスピーチのことと、今後の若手に向けてのメッセージを話して下さい」と質問した。 青木プロ曰く「涙は自然と出たもの。俳優じゃないんだから、、、」 アメリカでの受賞スピーチでは、前半を英語で、後半日本語で結んだ。 「サム・スニードは、この世で勝てないものが3つあると言った。1.雷 2.ベン・ホーガン 3.下りのパットだそうだ。 私は下りのパットは怖くないが、ジャックとチエ(奥さん)には、勝てない。」と聴衆の爆笑を誘ったユーモアに富んだのスピーチだった。 平成16年11月20日 |
<大東アイ34話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
生きとし生ける物すべてに神が宿る 霊媒師の方から話を聞く機会があった。 知人が会社で除霊をその人にお願いしたことがあった。 お墓を移動したところに行っただけで、 「5基の墓があったが、そのうちの一人の霊が納まっていない」と言い当てたそうだ。 ゴルファーの怨念は強く、トイレでもその霊が多く感じられたとのこと。 「人は多くのトラウマを持ちながら生活をしている。持たなくてもよいこだわりを捨てることにより、随分と楽に生きることが出来る」 なるほど! 入れごろ外しごろのパットの時の気持ちの持ち方は、最たるところ。 「外せない」 「入れなければならない」 自分を追い詰める考えをするケースが多い。 「誰かが見守ってくれている」 「自分のすべきことをするだけ」 「結果は後から付いて来る」 考え方を変えるだけで、どれほど楽なプレーが出来ることか、、、。 「自分の気持ちを見つめる時に役立つのが自然の緑。特に大木を眺めていると自然と気持ちが落ち着く」 ゴルフ場に行ったときでも、周りの緑に目を向けて見よう。 きっと新たな発見があるだろう。 平成16年11月19日 |
<大東アイ33話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 運動不足解消にむけて−スポーツクラブで1キロ遠泳− 小生、はっきり言って運動不足。平日はネクタイをして大阪の事務所に電車通勤。デスクワークが多くなってしまって歩く事も少なきた。 ゴルフ場では電動カートに乗らずに、歩く事を心掛けているが、焼け石に水。 そこでスポーツクラブに入会してトレーニングをしている。トレーニングといってもジムやエアロビクス等は苦手な為に、スイミング一本。 最初は25メートルをやっと泳げるくらいであった。それもクロールの息継ぎが苦手で平泳ぎ専門。 そんな小生を横目に、1キロ以上を遠泳するおば様たち。 悔しくて一念発起して、スイミングスクールに入った。 ビリながら必死に付いて行く事1年あまり、ようやく1キロをノンストップで泳げるようになった。 これは小生に取ってみれば、大変な進歩。 スクール当初、25メートルを2往復の100メートル位が限界であった。 「我慢してそこを通り越せば、後は惰性でいけるから」とおば様たちのアドバイスに、かちんと来た。 何せ自分には未知の世界。鼓膜の血管がプチンと切れそうに成りながら「そこ」を通り越せて1キロ泳げた。 くたくたになりながら充実感に浸った。不思議とそれからは、毎回1キロを泳げている。 これって自分の中に自分で限界を設けているからだった。それまでは2往復の100メートルで限界と自分に言い聞かせて、休憩していたのだ。 ゴルフでもそんな事があるだろう。 2ホール連続でバーディーが続いた。3ホール目は、悪い予感が走る。 自分で限界を設けてしまってミスショットを誘発する。本来は目の前の1球に集中してプレーをすべきなのだが、、、 平成16年11月18日 |
<大東アイ32話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 読売新聞で取上げられる −ホームドクター好評−
さすが販売部数日本最大新聞だけあって、その反響は大きくかった。 東香里ゴルフセンターへの電話問い合わせをはじめ、多くの方から「記事みたよ!」と言われた。 ありがたいことだ。 でも一番大切なことは、ゴルファー自身の皆様に喜んで貰うこと。 特に「ゴルフホームドクター会員」の方の夢の実現を手助けすることだ。 「ゴルフが上手くなりたい」と思っているゴルファーが、自分の思い通りに上達するのはごく僅か。 ある統計では全体のゴルファーの3%と言われている。 漠然とした願望から、より明確に期間を設定し目標設定をお手伝いし、実現に向けた手立てをサポートする。 人間は弱い存在だから、壁にぶち当たり挫けてしまう事も多い。 そんなときにも、ゴルファーの熱い思いが消えないように、陰日向になり手助けする。 我々スタッフ一同、そんな存在になりたい。 皆様の喜んでもらう姿が肥やしとなり、更なる成長となる。 その意味で口コミを通じて「ゴルフホームドクター」制度が広がるように、我々スタッフ一同、今後ますます研鑚を重ねていきたい。 平成16年11月17日 |
<大東アイ31話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
松本プロ14位でファイナルに進出 第24話で話をした松本プロが、サードクオリファイトーナメントを286ストローク、14位で通過した。 初日に誤球して1オーバーで、心配をしていたのだが、残り3日間を毎日1アンダーで回ってきた。 以前ヒールショットで不調だったのが、 「前腕にボールを抱えたイメージで、ショートゲームを中心にショットが良くなってきた」とのことだ。 だが「4〜5メートルのパッティングが全てショート」。 今回のサードクオリファイに関しては、ファイナルへの進出すれば順位は関係ない。 したがって無理にビッグスコア−を狙いにいく必要もなく、そのままの調子で流す作戦を取った。 「ファイナルは毎日5アンダーを目標にすること!」と小生ハッパをかけた。 ツアーも終盤に差し掛かり来年度のシード権をかけて、ボーダーラインの選手達が各々の獲得賞金額で熾烈な戦いを演じている。 ビザ太平洋トーナメントでは、矢野東プロが9位タイに入り獲得賞金額68位となりシード当確。 宮里聖志プロは13位で74位。70位のシード権に届かない為に来年の出場権をかけて、サードクオリファイに出る。 シード権なくした選手は、クオリファイトーナメントで来年度の出場権を掛けて戦う。サッカーの入れ替え戦のようなもの。 Kochi黒潮カントリークラブで来年度に向けての日の当たらないドラマが展開される。 平成16年11月16日 |