大東アイ(四方山話)

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<大東アイ310話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

「日刊ゲンダイ」連載スタート

 

駅売り販売の夕刊紙、「日刊ゲンダイ」に、小生の連載がスタートした。

ゴルフドリルや、練習メニューなどを中心にした前回の連載と違い、今回のテーマは、「スコアを縮める60のヒント」。

前回の60回連載が基本編なら、今回の60回は実践編へステップアップしたもの。

先月、交野カントリー倶楽部の協力で、コース内で撮影をした。

ゴルフレッスンと言えば、スイング矯正することに終始していることが多い。

しかし、メンタル面やコースマネージメント等、スコアーメイクに役立つことが多い。

「ゴルフは両耳の間でするスポーツだ」と言われるように、頭を使ってプレーをすれば、スコアーは縮まる。

1992年に、トム・カイトがぺブルビーチで行われたUSオープンに優勝したとき、

「ショットの調子が良くなく、スライスボールしか出ない」とのことだった。

海岸に面したぺブルビーチは、ドローボールが要求されるホールが多い。

それに対して、スポーツ心理学者のボブ・ルーテロ博士は、

「自分の持っている今の球筋で勝負しよう!」とアドバイスした。

いい時のショットを追い求めるのではなく、現在の自分の調子に合わせた攻め方をするのだ。

「無いものねだりをしても、しょうがない」という考え。

ちょうど、料理人が、持っている材料で最高の料理を作るのと、同様のことが言えると思う。

コースに出れば、「スイングのことは忘れて、プレーに集中する」考えは、その最たるものだろう。

そんな考え方を中心に、スコアーを縮める60のポイントを連載していくので、ご期待下さい。

平成17824  

 

<大東アイ309話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

人前で話すトレーニング

 

小生、昔は、赤面症で対人恐怖症であった。

人見知りが激しく、人前で話をすることなど、考えられなかった。

そんな自分が嫌で、人前で喋る機会があれば、自分で自分の背中を押すように心掛けてきた。

「話し方教室3日間コース」にも参加した。

場数を踏んで、最近では、マイクを持つ快感まで感じられるようになってきた。

今回のゴルフホームドクター合同練習会のテーマは、「飛距離を伸ばすアイアンショット」。

福井コーチが、初めて講義を担当した。

アイアンのロフト角、ライ角から始まり、クラブの長さや重さの違いを説明する。

話をする時に大切なのは、分かり易く説明すること。

その為に、ビジュアルに訴える小道具を使うのが効果的。

写真のように、ライ角、ロフト角を説明するときに、「マグネット棒」は、説明を手助けする有効的な小道具。

福井コーチの最初の講義は、事前の練習をした効果が出て、なかなかのもの。

皆さんからの活発な質問にも、汗を流しながら答えていた。

場数を踏んで、ユーモアも交えて笑いをとることなども出来るようになるのだろう。

小生が気を付けている、人前で話をするときの注意点。

1.        まず準備する(話す内容を書くこと)。

2.        聴衆が何が聞きたいかを考える。

3.        ビジュアルに訴える道具を使う。

4.        聴衆が理解できる言葉で喋る。

5.        話す内容を最初に明確にする。

6.        最初に、「つかみ」(アイスブレーク)を導入する。

7.        一方通行の話ではなく、質問等を入れて、相互方向の場を目差す。

8.        参加者全員と目を合わせる。

9.        身振り手振りを大きく使う。

10.話のまとめと方向性を明確にする。

平成17823

 

<大東アイ308話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

アニカ・ソレンスタムの凄いところ

2000年:243.8ヤード

2001年:252.3ヤード

2002年:265.6ヤード

2003年:269.7ヤード

2004年:271.6ヤード

以上は、アニカ・ソレンスタムのドライバーの平均飛距離。

5年間に27.8ヤードも伸びたこととなる。

LPGAプレーヤー全体の真中ぐらいの飛距離が、5年間で1位になったのだから躍進だ。

毎日の300回を越える、腹筋と背筋を欠かさずに行っているという。

トレーニングが飛距離アップの要因であることは間違いないが、それ以上にボールとクラブの進歩が上げられる。

現在、アニカの仕様クラブは、ERCフュージョンのロフト8.5

ヘッドスピードが45/s強。

ボールの打ち出し角度が11.6度、スピン量が2555rpmの理想的なマッチングで最大飛距離を生み出している。

小生のヘッドスピードが48mrpでも平均飛距離が270ヤードそこそこを考えれば、アニカの打点の正確性と効率的なゴルフスイングが推察される。

それ以上に凄いところは、フェアウエーキープ率が良くなっている点。

「ボールを打つことに一生懸命にならず、身体を回したら、ボールがただ飛んでいく感じ。

ドライバーでも5番アイアンでも同じスイングをします。」

とコメントしている。

皆様にも参考になる点ではないだろうか。

平成17822

 

<大東アイ307話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

皆勤賞の生田さん

ゴルフホームドクター会員の生田さんは、毎週水曜日、交野カントリー倶楽部で開催されるコースレッスンに皆勤賞出席。

90台だったスコアが、80台に躍進した」とのこと。

色々な副教材を、積極的に取り入れて、工夫した練習をしている。

写真は、腕の間にボールを抱えることで、腕と上半身を一体としたスイングが可能となる。

手と腕が一人歩きしやすいプレーヤーにとって、効果的な練習ドリル。

ただ、ボールを抱き込んでしまえば、猫背で囲い込み肩のアドレスとなってしまう。

従ってボールを、両腕で「横から挟んで上げる」ようにすることで、正しいアドレス姿勢となる。

副教材や練習ドリルは、正しいスイング形成や癖の矯正に効果的に働く場合もあると同時に、副作用があることも忘れないでほしい。

血圧を下げる薬が、高血圧の人には効果的に働くが、低血圧の人には無害だけでは終わらないケースと同様のことが言える。

練習ドリルに関して言えることは、とりあえずやってみること。

自分にフィットするかどうかは、実際にやってみて初めて分かる。

薬と違ってドリルは、だれでも何時でもトライできるのだから、やらなきゃソン、ソン。

平成17821    

 

<大東アイ306話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

師と仰ぐ河内先輩

毎日放送常務の河内一友さんは、小生のお師匠さん。

同志社大学の先輩として、お付き合いを頂いている。

読書嫌いの小生に対して、小説を読むことを強く勧めて頂いた。

現在の教育制度においても、リベラルアートの必要性を唱えておられる。

「ビジネススクール等のテクニック的な学習も当然必要だが、人間形成に深くかかわるところの教育が、ないがしろにされている。」と現代の学校教育に警鐘を鳴らされている。

毎回、お会いすると必ず課題図書を頂く。

今回は、宮部みゆき著の「孤宿の人」とロバート・パーカー著の「ダブルプレー」。

以前、ノウハウ本ばかり読んでいた小生に、

「深みのある人間になるためには、絶対に小説を読むべきだ」と強く勧めてくれた。

今更ながら、河内先輩からのアドバイスに感謝している。

平成17820

 

<大東アイ305話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

ボール3つの幅があるカップ

ゴルフのカップのサイズをご存知だろうか?

正解は、425インチ=108mm。

といってもピンとこないかも知れない。

これは、ボール3つを並べた幅よりもすこし小さいくらい。

カップにピンが立った状態で、ボールがグリーン外からカップイン(ノンズロとも言う)を思い起こしてもらいたい。

カップの真中にピンが立っているのだから、左右前後にボールが入る幅があると言うことだ。

「カップと一升瓶は、どちらが大きいか?」

ほとんどのゴルファーは、カップが小さいと答えるであろう。

しかし実際のカップの大きさは、一升瓶がそのまま入ってしまうサイズでもある。

「え〜!? ゴルフカップって、そんなに大きいの?」

いつもカップに嫌われたり、けられたりして、あまり良い経験がないので、自分の頭の中で、だんだんとゴルフカップが小さくなっていったのではないだろうか。

今までの悪いイメージを払拭して、もう一度、自分の頭をリセットしてみてはどうだろうか?

その証拠にパッティング練習機のカップサイズは実際の4分の3ぐらいの大きさしかないのに、実際のカップサイズと思っている方が多い。

実際のゴルフ場に行ってみると、不思議とカップが小さく見える。

ゴルフ場のグリーン上で一升瓶をイメージしてみよう。

タッチが合えば、ボール3個分のカップインの幅があるのだから、気持ちの余裕を持ってパッティングに臨まれることをお勧めする。

平成17819

 

<大東アイ304話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

アプローチ練習の基本形

 

アプローチ練習の基本形は、25ヤードのランニングショット。

グリーンを外した時のピンまでの距離が一番多いレンジが、20から30ヤード。

直径約30ヤードのグリーンの真ん中にピンが立っていれば、エッジまで15ヤードとなる。

グリーンを少し外した場合、エッジから5〜15ヤードが多い。

すなわちピンからカップまでは、20〜30ヤードとなる。

そこで、アプローチ距離の基本形を25ヤードとする。

毎回、ランニングで25ヤードの距離をピタリと寄せる練習をする。

ランニングアプローチで使う、得意のクラブを1本、決めておく。

ボールからエッジまでの距離によって、クラブを換えるプレーヤーもいる。

しかし、練習量の限られたゴルファーの場合、1本のクラブで練習するほうが距離感を出しやすい。

ランニングアプローチを基本とする理由は、

1.        振り幅が小さい為、ミスショットしにくい。

2.        ピッチショットのように、トップやダブりの大きなミスが少ない。

3.        芝生の薄いハードライからでも、対応しやすい。

4.        クラブを短く持つことにより、パターストロークが出来る。

5.        打ち出し方向が一定しやすい。

などがある。

基本形は、3分の1上げて、3分の2を転がす。

グリーンの速さと傾斜によって、その比率は多少変わってくるので、その感覚をプレー前に練習することがお勧めだ。

ちょうど、15ヤードのパッティング練習を基本形にするのと同じこと。

そのコースのグリーンの速さを知る上で、スタート前には15ヤードのパッティングを練習グリーンで必ずおこなう。

同様に25ヤードのアプローチの基本形も、スタート前に必ず練習したいものだ。

平成17818  

 

<大東アイ303話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

バランスが命

ゴルフ練習場に於いて、斜面からのショットを練習することは難しい。

ゴルフコースで、平坦な場所からショットすることが約束されているのは、ティーショットぐらいなもの。

ビギナーほど、斜面の難しいライに行くことが多い。

右が山であれば前上がりになり、谷であれば前下がりのショットとなる(右打ちのビギナーがスライスボールを打つことが多いことから)。

 

斜面からのショットの練習に効果的なのが、バランスボール。

普通に立つことさえ難しいバランスボールの上でスイングすると、フルスイングが出来ない。

これは斜面からのショットと同じで、バランスを崩さない範囲でのスイングが要求される。

身体の重心点である臍下丹田に意識をむけ、こころもち膝にゆとりを持つ。

斜面からのショットで一番大切なバランス感覚を養う練習になる。

一度、お試しあれ。

平成17817

 

<大東アイ302話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

フィル・ミケルソンの歓喜

昨年のマスターズに続いて、PGAチャンピオンシップでメジャー2勝目を飾った、フィル・ミケルソン。

マスターズ同様、最終ホールをバーディーとして優勝を決めた。

昨年の優勝を決めたパットでは、カップインしたと同時にジャンプし、歓喜の表情を体全体で表現した。

今年は、1メートル弱の優勝パットを落ち着いて沈め、グリーン上に駆けつけた愛娘達に囲まれての歓喜。

学生時代からプロのトーナメントで優勝するなどし、鳴り物入りでプロ入りした彼だが、メジャー優勝までの道のりは遠いものだった。

そんな中、スイングに関してリック・スミス、ショートゲームに関してはデーブ・ペルツの2人のティーチングプロからレッスンを受けるようになった。

今回の全米プロに際して、3週間にわたるゴルフキャンプを2人のティーチングプロと一緒に行ったという。

コーチに関して、メンタル面、フィジカル面、ゴルフゲーム面等の分業化は、米国では当たり前であった。

それが更に進んで、フルショットとショートゲームにまで進んできたわけだ。

ショートゲームの分野で名高い、デーブ・ペルツ氏は、科学者としてNASAで働いていた。

現在、多くのツアープロが彼にアプローチやパッティングを習っている。

小生とならんだ写真を見ても、彼の大柄な体格がわかる。

ショートゲームの集中3日間スクールが40万円ほどするが、いつも満席だと言うから、驚きだ。

プレーヤーの歓喜を支えるティーチングプロの分業化が、更に進んでいくのだろうか。

平成17816

 

<大東アイ301話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)   

「姿三四郎」を読んでベストスコアー

 

武士道の世界を垣間見ることが出来る、富田常雄著の「姿三四郎」。

痛快な小説だけではなく、人生を考えさせられる読み物である。

最近、読んだ本の中でも間違いなくお勧めの一冊だ。

もちろん、ゴルフゲームにもプラスになること間違いない。

何たって、「姿三四郎」を読んで、小生ベストスコアーが出たのだから。

日本古来の武術である柔道。

「柔よく剛を制す」の言葉は、柔道だけではなくゴルフにおいても、通じるところがあるのではないだろうかと、小説を読みながら思った。

小説の中での矢野正五郎の文武両道ように、ゴルフにおいてもその道が必要とされている気がした。

精神的にも得るものが多くあった。

小生のゴルフゲームにも影響が出た。

814日のゴルフホームドクターのコースレッスン会。

かさぎゴルフ倶楽部のブルーティーから、

9バーディー、ノーボギーの63。

小生のベストスコア。

恥ずかしながら、自分のゴルフ練習の時間が取れない中で、、、

しばらくゴルフプレーもしていない状態で。

でも、工夫次第でゴルフゲームに取り入れられることはある。

日常生活のなかで、プラスに出来ることがあるはずだ。

「姿三四郎」は間違いなく、ゴルファーのプラスになる読み物である。

平成17815