大東アイ(四方山話)

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大東アイ 第151話〜第160話

大東アイ 第161話〜第170話

大東アイ 第171話〜第180話

   

 

<大東アイ190話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

インパクトの表情

写真は、鷲見修さんのインパクト直前の顔の表情をアップで撮ったもの。

昨年、美奈木ゴルフクラブで念願のシングル入りを果たした(夢の実現コーナーで紹介http://www.naturalgolf.co.jp/yume.htm )

 

以前にゴルフ雑誌で、プロのインパクト顔の特集をしていたことがある。

奥歯を食いしばるタイプと唇をつぐむタイプに分かれていた。

その中で、アニカ・ソレンスタムの場合は、唇の間が開いた状態で、奥歯を食いしばらずにいるインパクトの顔であった。

しかも全然力が入っていない表情であった。

 

スイング中の表情を知っているゴルファーは少ない。

何たって、スイング中の自分の顔は見ることが出来ないから。

しかし、一度はデジカメ等で確認されることをお勧めする。

自分では力を入れていないつもりでも、自分の表情を見れば、その形相に驚かされるであろう。

先ずは自分を知ることからはじめてみよう。

平成17426

 

<大東アイ189話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

せいたくん・おたんじょうびおめでとう

松本成太プロの25回目の誕生日。

本当は、つるやオープンの会場でお祝いをする予定であった。

しかし2日間で予選落ちしたので、東香里ゴルフセンターで練習会となった。

ドライバーの飛距離では、出場選手中3位であったが、アイアンショットが悪かった、とのこと。

100ヤード以内のショットでも、のる気がしなかった」

「不安感があるために、パンチが入ったショットとなることが多かった」

「ボールが止まらずに、グリーンオーバーとなることがシバシバ」

マンデー予選会では、面白いように入ったパットも全く駄目とのこと。

練習場での打ち込みでは、悪い感じは無い。

やはり、メンタル面が大きいのかもしれない。

ただ、アドレスでのボールの位置が左気味であった。

その上に、フェースの向きがクローズで構える癖がある。

自分ではスクエアーに構えているつもりなのだから、罰が悪い。

デジカメでスイング撮影すると、シャットフェースでバックスイングしているのが分かる。

そのまま降りてくればフックになり、調整すればオープンフェースとなる。

スイングを調整してショットすることほど、愚かなことはない。

自然のままで、努力無しでナチュラルにスイングするのが理想的。

リーディングエッジをアイアンマットの端に当てて、スクエアーの状態を確認してショット練習をすることにより、調子が戻ってきた。

不思議なものである。

もつれた糸が解き放たれたように、チョッとしたことで解決することがある。

来年の誕生日祝いは、トーナメント会場でお願いしたいものである。

平成17425

 

<大東アイ188話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

北西コーチ,日本での最後のレッスン

北西コーチが428日に上海に旅立つ。

上海大都会ゴルフ練習場でのレッスン活動がいよいよ開始する。

中国雑誌でのゴルフレッスン連載も始まった。

 

今、話題になっている中国だ。

日本からは、修学旅行や団体旅行が相次いでキャンセルされている。

先週末には上海でも大規模な反日デモがおき、日本領事館や日本料理店等のガラスや看板が破壊されるなど暴徒化した。

「こんな時期に大丈夫?」と多くの生徒さんから心配の声を頂いた。

「何を今更、騒いでいるの?」と多くの日本人は思っているのが現状であろう。

「一党独裁の中国政府が自分のことを棚に上げて、よくも内政干渉を日本に言えるものだ」と露骨に不快感を表す人も少なくない。

国が違えば考え方も違う。

往々にして自国の利益を最優先するのが外交でもある。

そんな中の北西コーチの出発はいささか心配でもあるが、必ずや大輪を咲かせてくれると信じている。

平成17424

 

<大東アイ187話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

tares.jpg ソクラテスの「無知の知」
  「私はあなたより賢い。それは、あなたは自分が知らないと言うことを知らないが、私は自分が知らないと言うことを知っている。」 

これは、ギリシャの哲学者ソクラテスが言ったもの。

「無知の知」と言われ「この世の中のことは知っているつもりでいても、実は何一つわかっていない」ということ。

人間は、自分が知っていることや体験したことを基礎に、判断し、意思決定の拠り所としている。

しかし個人の知識や体験は、全宇宙から見れば微々たるもの。

その狭い視野で行動することが、失敗を生む原因になることも多い。

自分が知っていることはごく僅かで、ほとんど分かっていないのだと思っておくほうが、謙虚に学ぶ心もうまれてくる。

 

ゴルフ理論やレッスンに関しても、そのような姿勢を持つことにより、押し付けで一方通行の教え方にならないであろう。

ボブ・トスキが、「レッスンを始めた3年間の生徒さんにお金を返したい」と言っていた。

「その頃は、知っているつもりで教えていた。

しかし勉強をすればするほど、自分の無知が分かって来た。

今から考えれば、とても恥ずかしいことだ。」と告白してくれた。

賞金王をとった彼をもってしてもそうなのだから、、、

「先生、コーチ、プロ、等々」と呼ばれて、その気になっていてはいけない。

いつでも、気をつけなければならない点である。

平成17423

 

<大東アイ186話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

アプローチの特訓練習

スコアーを縮めるためには、ショートゲームの練習が欠かせない。

100ヤード以内のショットゲームが、ゴルフ全体の65%以上を占めるとも言われている。

しかし練習の3分の2以上をショートゲームに時間を掛けるゴルファーは皆無。

今回の合同練習会は、アプローチの特訓練習を行った。

 

自分のパーオン率をご存知であろうか。

プロの場合でも、パーオン率が70%を超えるプレーヤーは少ない。

すなわち、18ホールで6ホールはグリーンを外すのだ。

アマチュアの場合、3分の1、パーオンすれば上出来。

グリーンを外せば、当然アプローチショットとなる。

グリーンの大きさは、平均直径30メートル強。

グリーンを外したアプローチショットで一番多いのが2040ヤードの距離。

宮里藍プロの場合も40ヤードのアプローチショットに時間を掛けて練習しているという。

 

東香里ゴルフセンターの第2打席は、アプローチ練習に最適。

しかも時間性料金体系のために、気兼ねすることなく球数を打つことが出来る。

アプローチ練習で大切なのは、

1.        握りなれること

2.        体幹の感覚

3.        振りなれること。

毎日お箸を使って食事しているように、クラブも握りなれることが重要。

写真のように、クラブを垂直にした状態でグリップする。

クラブヘッドで丸を右回り、左回りと描く。

次に∞、そして自分の名前をローマ字の筆記体で書く。

グリップの感覚がシックリと自分のものになるように、また力が入らないように握れるまで、慣れることである。

これは、自宅でテレビを見ながらでも充分の出来る効果的な練習だ。

体幹とは、身体の重心、臍下丹田のこと。

そこがドッシリとしてスイング中ぐらつかなければ、ダブりやトップが少なくなる(体幹を鍛えるトレーニングは、大東アイ177話を参照)

最後に振りなれること。

同じリズムで振り子のように、クラブヘッドの重みを感じながら、何回も素振りをすることだ。

自宅で発砲スチロールのボール等で練習をすることも効果的。

とにかく時間を費やすべき領域である。

平成17422

 

<大東アイ185話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

つるやオープンゴルフトーナメント

今週は、関西の山の原ゴルフクラブにて、つるやオープンゴルフトーナメントが開催される。

マンデートーナメントで6アンダーをマークした松本成太プロも出場権を獲得した。

小生も合流して小雨の練習場でショットの最終調整を行った。

「マンデーではショットは良くなかったが、パターが入っての結果でした」と松本プロ。

「禁煙とトレーニングは、まだ続いているのか?」と小生。

「どうにか、まだ続いています」

「感心、感心! ところで課題図書は、もう読んだ?」

以前にピア・ニールソンの「ゴルフ54ビジョン」と己武洋匡さんの「五体不満足」の2冊読むように薦めていた。

昔の小生のように、松本プロも読書は大の苦手で、とにかく読破するのに時間が掛かる。

それでも読書は、ゴルフプレーの幅を広げる意味でも重要と考え薦めている。

ところで最終日になる日曜日が松本プロの誕生日に当たる。

自分の誕生日を良い結果で飾ることが出来るように、健闘を祈る。

皆様、応援のほどよろしくお願いします。

平成17421日

 

 

<大東アイ184話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

大河の一滴

一昨年、実の娘を乳がんで亡くした義母が薦めてくれた本。

「人生は苦しみと絶望の連続だ。

地獄は今ここにある。

その覚悟が定まったとき、真の希望と生きる勇気が訪れてくる。

ブッダも親鸞も究極のマイナス思考から出発した」

と五木寛之が書いている。

この部分を彼女はどのような気持ちで読んだのであろうか。

『人は大河の一滴』

「それは小さな一滴の水の粒にすぎないが、大きな水の流れをかたちづくる一滴であり、永遠の時間に向かって動いていくリズムの一部なのだと、川の水を眺めながら私にはごく自然にそう感じられるのだった。」

人生について改めて、深く考えさせられる一冊だった。

平成17420

 

 

<大東アイ183話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

ボールの赤道(中心)をヘッドの重心位置でヒットする

ゴルフは、ティーショット以外の時は、地面のボールを直接打つ。

アイアンショットは、ボールの前のターフを取る。

フェアウエーウッドの場合でも、クラブヘッドと芝生の接触がある。

しかしパッティングの時は、ストローク中にパターと芝生の接触はない。

しかし他のショット同様、パターのソウルで芝生をこするようにパッティングするゴルファーが多い。

時たまバターでダブってしまうことも、、、

打ち出されたボールは、最初に跳ねてから転がっていく。

当然、ボールの転がりも悪く、球足も伸びない。

写真は、パターヘッドを地面に置いた状態。

この状態であれば、ボールの赤道(中心)とパターヘッドの重心位置がかなりずれていることが分かる。

理想的なのは、バターヘッドの重心位置でボールの赤道をヒットすること。

そうすれば、ボールの転がりもよく、伸びのある球筋となる。

練習方法としては、コインを2枚ほど重ねてパターヘッドの下に置く(ボールの後ろ)

この状態で、ボールの赤道とパターの重心位置を観察してみよう。

そしてコインを2枚置いたまま、ストロークする。

コインに触れずにボールをヒットできればOK

フェース面のスイートスポットの左右のぶれに注意を払うゴルファーが多いが、上下にももっと着目する必要があろう。

平成17419

 

<大東アイ182話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

横峯さくらプロ優勝!

LPGA
3戦のライフカードレディーストーナメントで横峯さくらプロが初優勝を飾った。

先週の最終日、首位スタートの重圧から崩れた経験を生かしたものであった。

宮里藍選手の出現依頼、女子ゴルフの世界は、若手選手の活躍が目覚しく、注目度はまさにうなぎのぼり。

昨日は男子の第二回ダイナスティーカップも行われていたのだが、メディアの取り扱いは僅かなものであった。

2年に一度、日本代表チームとアジア代表のチームが対戦するもので、ライダーカップやプレジデントカップをモデルとして開催されたものであるが、盛り上がりは、今ひとつ。

「日本女子の若手の台頭が目覚しいのは、なぜ?」

「世界的な日本人の男子プロゴルファーは、出てくるの?」と、よく聴かれる。

小生は以前より、「ゴルフ上達の5大要素」という持論がある。

1.        熱意(上手くなりたいと思う強い気持ちと誰にも負けない努力)

2.        指導者(スイングだけでなく総合的なサポートをするひと)

3.        ライバル(お互いに競い合い刺激し合える良き競走相手)

4.        試合経験(実際に試合を通じて経験を得ること)

5.        練習環境(ショートゲームを含めて実際のプレー練習が出来る環境)

当たり前のことなのであるが、1.の気持ちさえあれば、後は何とでも出来る気がするのであるが、、、、

平成17418

 

<大東アイ181話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)    

「うちの家族はみんなが悪い」


以下は『うちの家族はみんなが悪い』という小学生の作文。
「今日、私が学校から帰ると、お母さんがお兄ちゃんの机をふいていて、金魚鉢を落として割ってしまった。

『もっと気を付ければよかったのに。お母さんが悪かった』とお母さんが言った。

するとお兄ちゃんが『僕が端っこに置いていたから、僕が悪かったんだよ』と言った。

でも、私は思い出した。昨日お兄ちゃんが端っこに置くときに、私も『危ないな』と思ったのに、それを言わなかったから『言わなかった私が悪い』と言った。

夜、帰ってきてそれを聞いたお父さんが、『いや、違う。お父さんが金魚鉢を買うとき、丸いほうじゃなくて四角いほうにすればよかったな。お父さんが悪かった』と言った。

そしてみんなが笑いました。

いつもうちはこうなんです。

うちは、いつもみんなが悪いのです。」

 

小学生の作文だが、反省させられる。

小生の場合は、この作文の反対が多い。

自分が正しく、悪いのは相手。

そうして相手を責めてしまう。

自分が悪いと感じているときでも、素直に謝れない時がある。

この小学生の家族を少しでも見習いたいものだ。

平成17417