大東アイ(四方山話)
大東アイ 第1話〜第10話 | 大東アイ 第11話〜第20話 |
大東アイ 第21話〜第30話 | 大東アイ 第31話〜第40話 |
<大東アイ50話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) ファイナルクオリファイ(女子予選会)終了! 来年度のツアー出場権をかけた予選会(女子)が終了した。 4日間の戦いで、村田理恵プロは8オーバーの83位。 残念ながら、このランキングでの来年のツアー出場は、ほとんどダメ。 ステップアップやマンデーからの再挑戦となる。 心機一転の出直しとして、「ピア・ニールソンのレッスンを受けたい」と小生にも相談があり、12月9日から渡米することとなっている。 ピアは、アリゾナ州に於いてリン・マリオットと2人で「ビジョン54」のスクールを行っている。アニカ・ソレンスタムの先生として有名だが、こちらからのメールには直ぐに返事をくれるので何時でも連絡が取りやすい。 下記は、其のやり取り。 今年初優勝をした斎藤裕子プロの時は、福嶋ヒロコ(福嶋プロの妹)さんが通訳をしたとの事が書かれていた。 読者の皆様でも直接メールにてレッスンを申し込むことも出来るのでトライしてみては!? 「もっと日本からのゴルファーを待っています!」とのことだ。 平成16年12月5日 Hello
Masa!
1958年、スウェーデン・マルモ生まれ。74年から81年にかけてスウェーデンナショナルアマチュアチームのメンバーとして活躍。81年に米国アリゾナ州立大体育学部卒。83年から5年間は米国LPGAツアーに87年から3年間は欧州女子プロツアーに参戦。通算8勝をあげる。その後、一線を離れて96年からはスウェーデンナショナルゴルフチームのヘッドコーチに就任。アニカ・ソレンスタムをはじめ、世界に通用するトッププレーヤーを数多く育てゴルフ王国スウェーデンの布石を築く。 |
<大東アイ49話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) ダンロップの「デジタルインパクトワールド」診断
ダンロップの展示会で、クラブ診断をして貰った。 2セットに及ぶ自分自身のクラブを持ち込んで、アイアンからドライバーまで全てのクラブを打った。 ヘッドスピード、ボールスピード、ミート率、打ち出し角度、バックスピン、サイドスピン、左右ブレ、飛距離(キャリーとトータル)が全てのショットで測定され記録される。 「クラブドクター」というクラブフィッティングとレッスンに精通したスタッフからのアドバイスもありがたい。 小生の場合、ゼクシオのツアーモデルを使用してから、ロングアイアンが当たらない現象が多く見受けられた。 「狙いよりも右手前にショート」というケース。 今回測定したのが、ツアーモデルと以前使用していたゼクシオの2タイプ。 同じ番手を打ち比べてみれば、数値で鮮明に出てくるから分かりやすい。 結果は、やはり約10ヤードずつ違った。 これは、ロフト各の違いによるところが多いのだが、クラブの重さでヘッドスピードを上げられない部分もあった。 小生、悲しいかな練習の時間が取れない。 「言い訳するな!」とお叱りの声が聞こえそうだが、ボールを打つのは週1回程度。 クラブをハードスペックのツアーモデルに変えてから、飛距離が落ちているのは分かっていたが、両方のクラブを計測してみて、明確に誤差が認識できた。 皆様に素振りをして「振りなれよう!」と言っている事がお恥ずかしい。 自分自身が、振りなれていないのだから----
「デジタルインパクトワールド」に関しては下記のホームページで詳しく出ているので、是非参考にして貰いたい。 平成16年12月4日
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<大東アイ48話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 「スーパーゴルフ」雑誌取材
月刊ゴルフ雑誌「スーパーゴルフ」の取材を受けた。 「タイガー・ウッズ特集」で小生がスイング分析をして、一般ゴルファーが参考に出来る点を挙げるというもの。 小生、スイングを形だけでとらえて解説するのは好きではない。 スイングの現象面だけを見て、ゴルファーの意識まで目を向けないのは、片手落ちと思うから。 哀しいかなプレーヤーの心理状況は本人しか分からない。 したがって形を見て、ゴルファーの内面を推察するしかない。 あくまでも推理して、想像して、推察するわけだが、、、、、 フェニックストーナメントでは、タイガーは素振りで盛んにフォロースルーの形を確認していた。フォローでのクラブヘッドの過度のローテーションを押えてようと、左肘を「努力」して逃がしていたように観えた。小生にはタイガーが一生懸命フェードを打っているようにも映った。 それはアイアンショットでのターフの取り方にも出ていた。今までよりもはるかに深くそして大きなターフを取っていた。 小生がタイガーを始めてみたのは、スタンフォード大学の学生時代に出ていたマスターズ。インタビューでは、「現在の第一の課題は勉学。ゴルフはその次」と日本の学生ゴルファーに聞かせたいようなコメントをしていた。 その夏、米国での「ティーチング&コーチングサミット」で、ブッチ・ハーモンからタイガーのスイング改造に関して詳しく解説してもらった。 以後4回に渡る全米オープンやワールドカップなどを通して実際に自分の目で見て来た。 今年の宮崎でのタイガーはのショットは、絶好調な状態ではなく、「努力」してスイングをしているように見られた。それでも2位に8打差で優勝してしまうのだから、、、。 やはりパッティングを含めたショートゲームの重要性を再認識させられた。 一般ゴルファーが是非見習いたいポイントはタイガーの「歩き方」。 腰骨を前に出して優雅に美しく歩く姿勢。 腰骨を前に出すと自然と胸が張り、頭が後ろに来る。 胸を張って歩こうとすると腰が引け頭が前に出た状態になりやすい。 手を腰骨に当てて前に押すようにして歩いて見て欲しい。 優雅な姿勢で歩けば、不思議とゴルフプレーにプラスになる。
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<大東アイ47話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
いよいよ上海デビューをする北西プロ ニーハオ! 「ゴルフホームドクター」のコーチで、当ホームページで「上海便り」を連載している北西プロが、中国の上海でレッスン活動することが決まった。
上海で一番の「上海大都会ゴルフ練習場」が、その場所。知人を通じて、以前よりスクール展開や日本人インストラクターの派遣を依頼されていた。 また支配人でプロでもある朱さんのレッスンもしていた関係で、今回の話となった。 中国の物価は、日本の5から10分の1。 しかしゴルフだけは別。ゴルフ場のプレーフィーは約1万円と日本と変わらない。練習場も1球10円。 ゴルフのレッスンフィーも上海の方が高いくらい。 中国人のプロは現在40人弱と日本のPGAに比べて10分の1程度。レッスンに関する統一したカリキュラムもなく、日本はゴルフ先進国というところ。 その意味で、日本人インストラクターは、現地の日本人ゴルファーだけではなく、中国人ゴルファーからもレッスン要望があるはずだ。 北西プロは、英語も出来るうえ、米国でのレッスン修行経験もあり、適任であろう。 「行くからには、中国に永住するつもりで、頑張って来ます」と北西プロの意気込みも高い。 「後に続く日本人コーチの為にも先人としての成功してくれよ!」と小生は叱咤激励している。 「ゴルフホームドクター」の会員様には寂しくなるだろう。 でも上海までは飛行機で2時間。 上海遠征をして北西プロに案内してもらうのも、悪くはないだろう。 その頃までに、中国語の勉強をシッカリとしておいてくれよ! 平成16年12月2日 |
<大東アイ46話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
「梅原猛の授業・仏教・道徳」 日本を代表する哲学者の梅原猛著の書籍を読んだ。 当社の顧問からの推薦本。 現状の日本の道徳感、宗教心を憂いた著者が、洛南中学校で道徳と仏教について授業をしたものをまとめたもの。 恥ずかしながら、小生も仏教や道徳について以前は関心なかった。 思えば24年前に、同志社大学を卒業してアメリカに渡って、初めて自分自身の無知さに気が付いた。日本人として、日本文化や道徳について何も知らなかったから。 1980年代は、「終身雇用」に代表される「日本式経営」が米国で注目されていた。 事あるごとに、クラスで唯一の日本人である小生に質問が飛んでくる。 「宗教は?文化は?勤勉さや忠誠心は、何処から来るのか?」 矢継ぎ早の質問に殆ど答えることが出来なかった。 日本に居ている時には、「日本人」としての自分を意識することなどなく、歴史、文化や、はたまた道徳、国家等について考えることもなかった。 改めて自分のルーツを探ることを始めたのは、この頃から。 アメリカに滞在2週間目に、ルームメートの自転車が目茶目茶に壊される事件があった。 「ユダヤ人だけでやられた仕業」と打ち分けられ、2000年以上に及ぶ宗教軋轢を感じた。 「君は仏教徒?」 「君の道徳観は?」 ルームメートからの問い掛けに答えられなかった。 シッカリとした自己がないのが恥ずかしかった。 四半世紀前の思い出が甦ってきた本であった。 平成16年12月1日 |
<大東アイ45話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
紅葉美しいゴルフ場 プレーする事だけがゴルフの楽しみではない。 緑の絨毯、鳥のさえずり、もみじの紅葉、、、30万坪の自然を堪能しない手はない。 「プレーに夢中で、そこまで気が行かない!」 「スコアー重視で、余裕がない」との声が聞こえてきそうだ。 しかしである。どんな腕前のゴルファーでも、自分のプレーにのめり込まずに、客観的にプレーを見る必要がある。カーナビの「バードビュー」のような高い処から観察する要領だ。 特にプレッシャーの掛かった時などは、自分の状態を第三者的に見ることが出来て効果的。 なぜならプレッシャー時には、知らずとプレーのリズムが早くなる。舞い上がってしまって、自分の状態を正確に把握さえ出来ない。 そんな時こそ周りに目をやり、自然を感じる余裕が欲しい。 最初は上手くいかないだろうが、広い視野を持ったプレーを心掛ければ、あなたのゴルフはレベルアップ、、、「間違いない!」 平成16年11月30日 |
<大東アイ44話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
「メンタルゴルフ」安井良次著出版! 当ホームページで連載をお願いしている安井良次様が、この度「メンタルゴルフ−超進化型メンタルトレーニング理論−」を出版されました。 100の自己分析テストがあり、1.決断力. 2.自信. 3.ポジティブ. 4.イメージ. 5.集中力. 6.心の安定. に関して自己評価が出来るようになっている。 またその項目についての全60にわたるメンタルトレーニングが紹介されている。 安井さんには、「ゴルフホームドクター」のメンタル面でのサポートもお願いしている。生徒さんだけではなく、北西コーチ自身も指導を受けている。合同練習会においても、メンタルトレーニングの講義を2回にわたりしてだいた。 シニアの曽根保夫プロも講義を受けられた。 「シニアトーナメントで、パーオン率は2位なのだが、パットが全くダメ」と悩んでのことだ。 また、「ダウンスイングからクラブが降りて来ない」というイップスに悩むシングルの人も、「メンタル面をみつめて、呪縛が取れてきた」とハッピーだ。 「ゴルフプレーの85%以上はメンタル面が占めている」と世界的心理学者のボブ・ロッテラ博士は言っている。 ビジェイ・シンも「禅ゴルフ」をいつもキャディーバックに入れているとのことだ。 伊藤園レディースで初優勝した大塚有理子プロもメンタル本を読み漁ったと言っている。 「メンタルゴルフ」を読んで頂き、皆様の「自分自身を見つめる」手助けにして頂ければ幸いです。 平成16年11月29日 |
<大東アイ43話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話)
藤木理事長(交野カントリー倶楽部)とゴルフ界活性化の意見交換 日頃よりお世話になっている交野カントリー倶楽部の藤木理事長とゴルフ界活性化の意見交換を行った。 藤木理事長:ゴルフ界活性化の為には、ゴルフプロフェッショナルの育成が今後重要となると思われます。大東さんは、今までゴルフプロフェッショナルの意義を唱えて、育成に力を注いで来られたと思うのですが。 小生:プロフェッショナルゴルファーとゴルフプロフェッショナルは、まったく違う職域です。トーナメントで活躍するのが、プロフェッショナルゴルファー。ゴルフに関わるビジネスパーソンがゴルフプロフェッショナル。まったく違う仕事なのですが、今まで分けられていなかった。 理事長:レッスンを担当するのがアシスタントプロや試合で稼げないプロゴルファーだったりして。 小生:それってお客様にとって失礼なこと。ゴルファーに対してサービス業としての基本がなっていないのだから。 理事長:ティーチングプロは、ゴルファーに対して「楽しいシーン」を提供することが大切。 小生:レッスンにおいても楽しさを演出する工夫は必要です。ゲームを取り入れたり、意欲を駆り立てたり、とにかく「演出家」になることです。 理事長:ゴルファーの「動機付け」は、コーチの大切な仕事ではないでしょうか。 小生:色々な目的でゴルフをスタートされる方がいます。「演出家」として更なるゴルフの楽しみも提供出来るでしょう。 理事長:出会いのため。ゲーム性にのめり込んで。健康の為。旅先でのプレーのため、等等。ゴルフを始める動機は色々あります。そんなゴルファーに「わくわく感」「幸せ感」をプロデュースできる人材が必要です。 小生:まずもって、強面で取っ付きにくいプロゴルファーよりも、何でも相談に乗ってくれるようなソフトタッチの人材ですよね。 理事長:トップセールスマンを見てください。誰も肩肘張って如何にも「自分はトップセールスマン」という雰囲気の人はいません。何でも悩みを聞いてくれるような人が多いはずです。 小生:ゴルフに関する全ての悩みに答えられるゴルフプロフェッショナルを目指して「ゴルフホームドクター」をスタートしました。またスタッフ一同が、そのような姿を目指して切磋琢磨する場を作っています。 理事長:当ゴルフ場においても、プロゴルフ協会の会員を中心とした人材を集めて、ゴルフプロフェッショナルとしての幹部候補生として一般公募をしようと思っております。 小生:IBMやソニーから、優秀なビジネスマンが排出されるように、交野カントリー倶楽部からも、優秀なゴルフプロフェッショナルの方々が出るような環境を提供されるわけですね。 理事長:その面で、大東さんにもご協力をお願いします。 小生:「ゴルフのすばらしさ」を沢山の人に分かち合ってもらえるようにがんばります。「ゴルフを通じて豊かな人生のお手伝い」と「多くのハッピーゴルファーを創造する」ことが当社のミッションでもあります。 お互いゴルフ界に身を置く者として、各企業の発展はもちろんのこと、ゴルファーの底辺拡大、ゴルフ人口増加等広い視野に立った行動を取ることが大切との観点からの対談でした。 平成16年11月28日 |
<大東アイ42話> 大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) クラブ別飛距離表 −以外に出来ていない距離認識− クラブ別の飛距離を正確に認識しているプレーは少ない。「ナイスショットをしているにも関わらずグリーンに乗らない」のは、距離の認識が確りと出来いないから。 普通グリーンは、約30ヤードの幅があり、クラブ間の飛距離が10ヤードのプレーヤーの場合、4つ違うクラブを使ってもグリーンオンすることとなる。手前と奥のピンの位置では、通常2番手違うクラブ選択となろう。 ナイスショットであるのにグリーンオーバーやグリーン手前になる時は、クラブ選択が2クラブ以上間違っている事が多い。それほど距離の把握が出来ていないと言える。 ショットの練習をすると同時に飛距離の再認識をすれば、スコア−を縮めることが可能となる。 「ゴルフは両耳の間を使うスポーツ」と言われる所以は、体よりも頭を使えという事なのだろ。 別紙の「クラブ別飛距離表」を記入して見ると、新たな自分が見えてくる。 まずアイアンのセッティングで飛距離間隔がずれていることがある。 先日研修生の記入表を見て驚いた。 6Iが170Yで7Iが150Yだった。 本人に聞いてみると、7Iはスライス系で6Iはストレートという。 それって7Iか6Iのロフトまたはライ角度があっていないのであろう。 このように書き出すことにより、新たな事が見えてくる。 是非皆様もご自身の飛距離表をつけて見てください。 平成16年11月27日 |
<大東アイ41話>
大東アイ(大東の目を通して見たゴルフ界のお話) 片足スイングでバランス感覚を養う リズムとバランスがゴルフスイングの2大要素。フィニッシュが決まった時は、間違いなくナイスショット。 「終わりよければ全て良し」はゴルフショットでも当てはまる。 上級者のゴルファーほど、フィニッシュが決まっている。 反対に初心者は「明治の大砲」に代表されるように、フィニッシュでバランスを崩すことが多い。 2秒以内のゴルフスイングを動的に直すよりも、アドレスとフィニッシュの「静」の部分に焦点を当ててスイングを形成していく方法がある。
たとえミスショットをした時でも、ナイスショットのフィニッシュを心掛ける。 打ったボールが地面に落ちるまで、ナイスフィニッシュのままでボールの行方を見るようにする。 何時でも同じフィニッシュが決まってくれば、大きなミスショットも少なくなる。 バランス感覚を養うドリルで効果的なのが「片足スイング」。 クラブなしで素振りをします。バランスが崩れないようにハーフスイングから始めます。
上級編: クラブを持った上体で、片足立ちでスイング。 最初のうちはバランスを崩して上げている足を地面に着いてしまうだろう。 しかし慣れてくれば片足スイングでボールを打つことも可能となる。 右足、左足で交互に行い、どちらが安定感があるか確かめてみよう。 安定感のない足を中心に練習をする。 片足スイングが出来れば、両足でバランスを崩すことはないはず。 斜面からのショットにも苦手意識がなくなるだろう。 いつでもバランスの良いフィニッシュが取れるようになり、ショットの安定感が高まること間違いない。 上級編:
片足スクワット: 最初は何かに手を添えた状態で、片足でスクワットをする。 慣れてくれば手を話して、5回ずつ1セット。 平成16年11月26日 |