安井 良次    メンタル自己分析表はこちらをクリック

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1945年生れ、桃山学院大学経済学部卒業、2000年まで従業員100名の流通業を経営、55歳を期して経営を後進に譲りゴルフの「メンタルトレーニング」に関心を寄せる。

目標は「シード権のないプロにシードを取らせる」「勝てないプロに一勝させる」「プロになりたい若者をプロにする」事にありました。無論「自分が強いゴルファーになる」事も目標の一つでありました。

「強いゴルファー」と「弱いゴルファー」との差は何か?をプロのトーナメントでのキャディー体験やトップアマ競技への参加により自己体験を重ね、その差が「メンタル的要素」が大きく起因していることを実感、さらに研究を重ねることとなる。

「メンタルトレーニング」は18ホールを通じて、自分の心を如何にコントロールするか?という事が課題であるが、人間の性格は100人100様であり、一人一人が特性・個性を持っているということから、個性に合った「メンタルトレーニング」が必要であり、「デジタル発想」にこそメンタルゴルフの基本であると説いています。

近々、長年の研究成果を「メンタルトレーニング本」して発刊する予定でありますが、それに先立ち「大東将啓のゴルフ・ホームドクター制度」のホームページに「安井良次のメンタルトレーニング」として参加する機会を得たのであります。今後、アクセスして頂く皆様にメンタルについて解説してまいりますが、あなたにとって有効な武器となる「対策」が発見して頂ければ幸いであります。

ここ数年で、プロを誕生させることができましたし、シード権を持つプロをも育てることもできました。私自身も年内にはHCP3を目標に一層磨きをかけます。

筆者が目標とするメンタルとは「現場に強いメンタルトレーニング」であります。

手法としては、コースで起こる様々な心理的「現象」をテーマとして、その「原因」を考え、「対策」を提案する方法で解説を展開することになります。

1ヶ月の2回のペースで連載いたしますので、末永くお付合い頂ければ幸いです。

●執筆実績 ゴルフプレス社 「ゴルフの風窓」連載中38回

第20回 連載  2004/12/20

安井良次のメンタルトレーニング

S突然、不安感に襲われるのは何故。

 ラウンド中、突然、ミスショットをするのではないか?という不安感が襲ってくることがあります。例えば、ドライバーでチーピンが出そうだとか、バンカーでザックリしそうだとか、パットで大きくオーバーしそうなイメージが脳裏を横切るときのことです。

<原因>

 突然、悪いイメージが脳裏を横切るという現象は、やはり過去の失敗体験が潜在意識にあってそれが顕在化してくるということです。ある状況下で突然不安感に襲われ、その結果失敗してしまう現象を旨く避けなければミスが重なりスコアーが悪くなります。即ち、心で「失敗するのでは?」と思えば「失敗」するものなのです。

<対策>

 「失敗しそうだ!」とか「悪いことが起こりそうだ!」等と思ってしまい失敗してしまうことへの対策は必要です。反面、良いイメージを維持した状態で18ホール回ることも又、なかなか難しいことなのです。必ずアクシデントやトラブルはゴルフに付き物です。

 そこで、突然の不安感に襲われたときやトラブルが発生したときの対策として「ある準備」をしておく事をお勧めします。それは「不安な気持ち」に対抗する「言葉」と「イメージ」なのです。

例えば、アドレスでフックになりそうな不安が出て来たときには、「このイメージが出たときには腰を一瞬早く回す」とか、パットが速そうで怖くて打てない不安が出てくれば、「肩の動き幅だけを考えて打つ」など自分が不安に感じる状況を想定して「対抗する言葉やイメージや対策」を「準備」しておくのです。是非試してください。

第19回 連載  2004/12/6

安井良次のメンタルトレーニング

Rなぜ、苦手ホールができるの?

 あなたにとって「苦手ホール」というのはありますか?わたしの苦手ホールは某コースの16番ホールです。打ち下ろしの左OBというシチュエーションです。16番ですからゲームの終盤に差し掛かり重要な局面であることが多いのです。そこでチーピンが出てOBしてしまうのです。泣くに泣けない悔しい思いを何度もしています。そうした「苦手ホール」について解明してみましょう。

<原因>

あなたにとって、そのホールに来ると潜在意識が活発に活動するのです。どういう事かと言うと、「又、このホールだ失敗しないようにしよう!」「何度も失敗している又ミスショットするのでは?」「左OBだけはしないようにスイングを変えよう」「意識すること事態が問題だから忘れるようにしよう」等と考えているものです。考えれば考えるほど潜在意識は活発化するのです。そして又失敗することになります。

<対策>

 対策として一番まずい方法は「過去の失敗を思い出す」「失敗しないようにしよう」「スイングをこのホールに限って変えよう」などとミスへの防御策を考えることです。ミスをしないようにしようと思えばしてしまうのです。

 そこで対策です。素振りで正しいスイングをしてください。自分流のルーティーンでアドレスをとってください。ターゲットを確認して、スイングの一点に意識を集め・・・・ここからが大切です。「力を抜く」そしてスイングをスタートさせるのです。「力を抜く」は手首、腕、その他の筋肉を柔らかく使うということなのです。

第18回 連載  2004/11/22

安井良次のメンタルトレーニング

Qなぜ、同伴者に影響を受けるの。

 ゴルフは必ず(一人でのラウンドも可)複数人数でラウンドします。当然同伴者のプレーを見てしまうことになります。その結果同伴者のプレーに影響を受けることも多いのです。良い方向に影響を受ければよいのですが、悪い方に影響を受けるとすればそれは避けて通らなければなりません。良いことは取り入れ悪いことは避けて通ることなどできるのでしょうか?

<原因>

 人間には各種の感覚があります。5感と言われるもので「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」です。ゴルフでは主に「視覚」を使ってラウンドしているのですが、風の強さは聴覚、手から感じる触覚なども活用しています。特にスイングをするときは筋肉の動く感覚というものもあります。

この項で全てを語れませんので、同伴者からどのような影響を受けるかについて考えみることと、受けたくない悪い影響をどのような方法で避ければ良いかを解説することにします。

<対策>

同伴者からの悪い影響とは、即ち、自分のリズムを崩すような視覚から入ってくる情報と言えます。スイングが速いとか遅いとか、行動が遅いとか、言動が気になるとかであります。視覚から入ってくる情報は極力見ないことで対処することです。慣れればできますが、それとは別に曲者は、耳から入ってくる情報なのです。同伴者も意識して声を出しているわけではないのでしょうが、「思ったより風がつよいな」とか「あ!曲がらない」とかであります。防ぎきれない不要な情報を「カット」することも大切であると認識してください。

第17回 連載  2004/11/8

安井良次のメンタルトレーニング

P一発、OBやシャンクが出ると連続してでるのは何故。

<現象>

時々発生することなのですが、OBが連続して出たり、シャンクがでると次々出てどうすれば止まるのか困ってしまうことがあります。

先ず、技術的な面はここで解説しませんので、あなたの近辺におられる上級者かプロにでも教わって治してください。メンタルを担当するわたしとしては精神的な面での解決策をお教えしたいとおもっています。

<原因>

 OBが連続して起こる場合とシャンクが起こる場合とでは状況がすこし違うように思います。OBの場合、突然予想もしない時に起こることもありますが、予め、危険を察知してOBが出そうな予感がしてOBすることのほうが多いのではないでしょうか。反面、シャンクは予測もしないのに突然発生することと、一度起こると連続して起こるところに特徴があります。ここで課題としているのは「連続して起こる」ことについてです。また、その心理的理由について解説することにあります。それに絞って対策を述べることにします。

<対策>

 先ず、OBの連続発生についての対策です。一発目のOBも重要ですが、二発目のOBは何故おこるのでしょうか?それが分かれば解決できます。そのOBがスライスかフックかチョロかは分かりませんが、一発目のスイングを身体が覚えていることにあります。ミスのスイングをするということは何時も使っていない筋肉を使ったことになります。2度目の失敗は同じ筋肉を又使ってしまっているのです。OBを打った後、次のショットをする時は必ず本来のスイングで素振りをして前のイメージを消してしまうことです。

つぎにシャンクです。シャンクは時と場所をかまわず起こります。一度起こると2度3度と起こります。一度起こって「又起こるのではないか?」と思えば必ず起こります。考えなくとも起こります。シャンクはクラブのネックに当たって起こるのですから、あなたのスイングに悪い所、あなたの悪い癖があるから起こるのです。必ず、あなたのシャンクが起きる原因を技術的に解明しておいてください。

第16回 連載  2004/10/25

安井良次のメンタルトレーニング

O狭いホールではグリップが硬くなり、スイングが早くなりミスが出るのか。

先日のホームドクター講演会において、事前に質問条項をもらいました。その一つが今回のタイトルです。講演会では聴講者には説明しましたが、同じ解説をこのページで説明することにします。

 解説

 このタイトルの内容には幾つかの問題があります。まず、問題別に表現を分けてみましょう。先ず「狭いホール」です。それを見て「怖さ」が起こり「グリップが硬く」なってしまうのです。その結果「不安感」が「早いスイング」を誘発してミスしてしまうのです。まさに「ゴルフ場設計者」の思惑通りに心が揺れ動かされているといえます。あなたがこのコースに対抗するには幾つかの能力を身につけることと、その為の訓練をする必要もあります。この紙面で全てを説明することは難しいのですが、とりあえず対策として書く内容を実践してみてください。

対策

ゴルフは目標地点を決めそのポイントにボールを打つゲームです。ゴルフ場は動きませんが沢山の罠が作ってあります。それはOBゾーンであったりバンカーやラフ、傾斜であるのです。その罠を気にしてその都度恐れていたのではゴルフになりません。目的とするポジションは一つです。その目標にだけに意識を集中しながらスイングをすることだけが目的なのです。そして正しい自分のスイングとは硬いグリップや早いスイングからは生まれません。危険なホールほどゆっくりと自分のスイングをすることです。

付け加えます。危険なホールほど目標だけを意識してゆったりグリップで力を抜いて、自分のリズムでスイングすることが最も大切なことであると理解してください。

第15回 連載  2004/10/11

安井良次のメンタルトレーニング

Nバーディーの後にボギーが多発するのは何故。

良い事が起これば悪い事も起こるのが世の常であります。ゴルフにおいてもバーディーが出たと喜んだ途端に、次のホールではボギーとかダボを叩いてしまう場合が多いものです。学術的な裏付けなどないのですが、色々な人に尋ねて見た所「バーディーが出ると直ぐボギーが出るんだ」というひとが多いということに気付いたのです。そのことが解決できればスコアーも良くなる筈ですから考えてみることにします。

原因

先ず、バーディーが出た時のゴルファーの心境についてはどうでしょうか。取りあえず、バーディーが出て怒る人はいないのではないでしょう。嬉しいはずです。では、どのような嬉しさなのでしょうか?幾つか考えられる嬉しさの内容を羅列してみます。

@久々のバーディーで浮き足立つような嬉しさ。

A他人に優越感を感じる嬉しさ。

B今日は調子良いぞ、叉バーディーを取ってやろうと意欲満点の嬉しさ。

C取った瞬間の快感を心や身体が覚えている嬉しさ。

D突然、自分の実力があがったような甘美な感覚。

他にもあるかも知れませんが,取りあえず考え付くものを書いてみました。ゴルフというスポーツがメンタル的要素なスコアーに影響しやすいことから考えても、そうした心のあり様が次のホールでのミスを誘発していると考えられます。そこで「次のホールでボギーを叩かない為の対策」について考えてみましょう。

対策

@「勝ってカブとの緒を締めよ」の例え通り、意識して平常心に戻るべきです。

A他人に誇示しても意味がありません。バーディーが出たことを神に感謝することです。

B狙ってバーディーは取れません。欲は敵です。自分のリズムに戻すことです。

Cバーデーを取った嬉しさは心や身体が覚えてしまっています。浮遊状態です。足を地

 に付けて原点に戻ることです。(スタートの心境に戻るのです)

Eバーディーは狙って取れるものではありません。(プロと言えどもです。アマチュア

であればなおさらです。)心は嬉しさの余り浮き足立っているのです。あの快感をもう一度は分るのですが、冷却水で冷やす必要があるのです。

悪いスコアーが出て,悔しい思いを持ちながら次のホールに行く状態と似通っていることに気付くべきです。「悔しい」と「嬉しい」のどちらも平常心ではないと言う事です。

第14回 連載  2004/9/27

安井良次のメンタルトレーニング

M「慌てる」

ゴルフのプレー中、「慌てる」ことは結構多いものです。予想もしないところでシャンクが出たり、スリーパットになるような状況でないのに3パットしたり、ボールの地点に行ったらボールがデボットに入っていたり、バンカーから一度で出なかったり、アプローチでザックリしたり等、予測していなかった突然のトラブルやアクシデントが起こったために、平素の自分のリズムを乱し「慌てて」しまうのです。慌てた結果リズムを崩してしまい、大叩きになってしまうこともあるのです。「慌てる(リズムを崩す)」はゴルフにとって全く良くないことなのです。

原因

「慌てる(リズムを崩す)」ということは、それなりに理由や原因がある筈なのです。起こるべくして起こっていると考えるべきです。バンカーから何故一度で出なかったのか?何故ここでOBしてしまったのか?何故ここでシャンクがでてしまったのか?等であります。一度、ミスした現場を振り帰って自分の心理状態を考えて見ていただきたいのです。バンカー内で「前の失敗」を思い出していませんか?ショットの前に「以前、ここでOBしたこと」を考えていませんか?またはOBだけはしたくないと考えて打ちませんでしたか?。特に心理的な動きがミスを誘発し、ミスをしたことで慌ててしまうのです。その慌てることで次のミスにつながってしまうのです。

対策

ゴルフは「自分のリズムを崩さない。」ことが何よりも大切です。その為には慌てない事であり、慌てるような事が起こった場合、最小限に止めることが必要です。叉、ゴルフのプレーヤーは何時遭遇するか分らないトラブルが発生した場合、自分のリズムを狂わさない為の対策や、狂ってしまったリズムを立て直す手段を持たなくてはならないのです。

そこで、そうした場合の最も大切な手段は「ルーティーン」の徹底なのです。ボールを打つまでの手順のことです。徹底して習慣化しておく必要があります。どんなに慌ててしまっても「ルーティーン」だけは守ってショットができるということであり、それをしなければボールが打てないまでに習慣化するということなのです。

第13回 連載  2004/9/13

安井良次のメンタルトレーニング

Lゴルフと「欲」

ゴルフには「欲」が付き物です。「欲」があるから、ゴルフ場で、朝から夕方まで約10kmも歩けるのです。(最近はカートですが)「次のホールこそ良い結果を出そう」として挑戦していくからできるのでしょう。良いショットをすれば快感ですし、長いパットが入れば嬉しいのです。その思い通りのショットが出来て、良い結果を求める心が「欲」なのです。「欲」という心理はゴルフにどのような影響を与えているのでしょうか?今回はそれを考えてみることにします。

筆者が考えるに、「欲」はゴルフにとって、良い方にも悪い方にも影響していると思われます。基本的には「欲」が無ければゴルフは成立しないかも知れません。良いスコアーを出す「意欲」が無い人はゴルフをしないでしょう。叉、「欲」が強過ぎる為に余分な力が入り失敗することもあります。

原因

ゴルフと欲は付き物です。人間には「こうあって欲しい」という「良い結果」を望む気持が強くあるものです。誰も「失敗を望んで」ゴルフをする人はいません。誰もが全てのショットがベストな結果になることを期待しています。

この10メートルのパットが入ったら良いのに、このドライバーが真っ直ぐ遠くに飛んで欲しい、このバンカーショットがピン側に寄れば良いのに等など、人間の欲には限りがありません。そうした「欲」を旨く対処しなければ「大きな事故」につながりかねません。こころして対処して欲しいのです。

対策

ゴルフは出来るだけ良い結果を出すことが目的のゲームです。少しでも少ないスコアーが望ましいのですが,余りにその「欲」が強く働き過ぎるとどうしても身体に力が入ったり、余分な意識が悪影響を及ぼすことになりかねません。

そこで「欲」を捨て「無意識」なスイングをすることが要求されます。しかし、人間である限り簡単には無我の境地にはなれないのが普通なのです。

そこで、「スイングすることだけに意識を集中する」ことをお勧めします。良い結果を求める心を捨て去り、良いスイングをしようとする心だけに集中することです。これも習慣です。繰返すことで心の持ち方を習慣化することです。

第12回 連載  2004/8/30

安井良次のメンタルトレーニング

K活力が湧かない日があるのはどうして?

ゴルフ愛好家にとって、プレーする当日は待ち遠しいものです。ところが、当日朝目覚めてみると、何となく気だるくて「よしやってやろう!」という活力が湧いてこないことがあったりします。あなたは経験されたことはありませんか?

結構、日によって気持ちは違うものですが、一番やっかいな感情が「やる気が起こらない」という感情であるような気がします。ゴルフを職業とする人であれば、そういう事も考えられますが、遊びでするゴルフで「そのような気分」になるのでは困ったことではないでしょうか。

原因

そうした気分になる最も大きな原因と考えられるのは、ゴルフをすることに精神的負担を重く感じるからに他なりません。例えば、天気が悪い・同伴者が気に食わない・最近ゴルフの調子が良くない・ニギリに負けそうだ・など心の負担を重く感じることから起こるのが普通です。しかしながら「気が重たくてやる気が起こらない」と考えていても、急遽断ることが出来ないのがゴルフです。あなたはそういう時どのように対処しているのでしょうか?

対策

あなたにとってゴルフは何なんでしょうか?やはり好きでやっているのだと思います。好きでないのなら、止める方向で検討されることをお勧めしますが、多分、今まで止めていないとすれば根は好きなのだと解釈します。

そうであれば、まず、考えていただきたいことは、ゴルフとは「闘うスポーツ」であるという認識をして欲しいのです。同時に、闘う相手は「自分」であったり「ゴルフコース」であるということです。そしてその日のコース戦略を考えたり、自分の心をどのようにコントロールするかを考えたり、結果、その戦略やコントロールがどのように役立てることが出来たか?を反省することで違った興味が湧いてくるのではないでしょうか。

是非、「ゴルフは闘うスポーツである」という認識を改めて持って頂くことをお勧めします。

第11回 連載  2004/8/16

安井良次のメンタルトレーニング

J悩みを自分で作る。

ゴルフは大変難しいゲームでありスポーツであることは認める所であります。ゴルフ大好き人間であればある程、「道具の事」「スイングの事」「メンタルの事」「コース攻略の事」「体力強化の事」など思考錯誤している筈です。

ミスを犯したり失敗をした時には、「その原因」が何であるのかを探して、少しでもミスの数を減らそうと努力している筈です。しかし、ゴルフはミスのスポーツと言われているのですから、発生したミスに、その都度、必要以上に悩んでいるとしたら切りが無いことになります。しかし、人間には生れ付きというか持って生れた性格というものがあって、ゴルフについて常に悩んでいる人というのが居るものです。ひょっとして、あなたの心の中にも「悩みを自分で作る心」が住みついているかもしれません。気を付けて頂きたいものです。

原因

ゴルフにおいて、その悩みは尽きません。人によって悩みの多い少ないの差はありますが、必ず悩みは持っているものです。平素、得意とするショットでも時には失敗することもあるものです。その1回の失敗で突然「叉失敗するのでは?」と「不安や恐怖感」が芽生えてしまうようなこともあるのです。出来るだけ失敗しない方が良いのは当たり前ですが、失敗がゴルフに付き物であるとしたら、失敗したり、ミスが起こったりした時、心の持ち方をしっかりしておかないと悩みをますます増やすことになります。

対策

ゴルフにおいて悩みが少ない方が良いに決まっています。また、ゴルフの悩みというのは、様々な分野で持っているものです。技術面やメンタル面、道具、体力でも悩みがあるかも知れません。全てを完璧に解決することなど不可能なのですが、結論は、ゴルフというゲームに不用な記憶(潜在意識)を表面化(顕在化)させなければ良いのです。

解答が簡単過ぎて困惑されるかも知れませんが、スイングする時はスイングすることだけに徹して「結果」を考えないことが取りあえず必要なのです。