自分のゴルフの新たなスタートとなったミニツアー参戦
篠宮 徳(田無ファミリーランド S44・5・6生)
トミーアーマーツアーに出場して、まず第一に思った事は、どうして自分の方が素質もあるし、どう見てもオレの方がゴルフセンスもあるのに、ラウンドを終わってみれば、相手は『67』、オレは『90』のスコアーなんだということでありました。 これは冗談でも負け惜しみでもありません。 その答えは、その考えと同時に浮かびました。 自分の考えですが。
1、試合経験がたくさんつめる。
これは、簡単な答えですが、自分が思うに1週間に2試合も競技で、金のかかった(プレッシャーのある)試合をやっていれば、絶対に身体が競技思考になる。 自分なんか練習場連盟の研修会が1ヶ月に1回です。 それ以外は競技なんてほとんどありません。
2、これも1に関係しますが、芝から打てるということです。 これはよく、日本とアメリカのゴルフ環境の差で言われていますが、本当に身にしみました。 とくに日本に帰ってから、練習場の人工芝から『これから頑張るぞ!』と気合いを入れて打っていましたが、実際その後の研修会を終えて感じたことは、まずアプローチ(サンドの範囲の約70ヤード以内)が、人工芝と生芝とでは、全然フィーリングが違うということです。 見た目でも生芝の方がボールが沈んで見える。 それに対して人工芝は浮いて見える。 これだけでもショットの時かなりの精神的な違いがあります。
また生芝の場合は、平らな所から打つショットがほとんどない。 人工芝は平らなライだけなのです。(いかに生芝から打つのと同じフィーリングで練習出来るか、いろいろ工夫してやっていますが、でもほとんどは、普通にポンポン打ってしまいます。) 人工芝からは、クリーンにちょっとトップぎみに打っていった方が実践で使えるのでしょうか? 大まかに、この二つの事が浮かんで来ました。
話しは変わりますが、現在自分がぜひ実行したいと思っている事は、先ほども書きましたが、そういうアメリカのプレー環境でやりたいし、なにより勝ちたいということです。そして、またアメリカに行きたいということです。 それも一ヵ月、二ヶ月ではなく、一年以上は行きたいのです。 これを実行するには、両親にも迷惑をかけ(かけないで行く方法があればもちろんいい)いろいろな事を犠牲にしなければなりませんが、実現したいと強く思っています。 その時は、大東さんにぜひ話しを聞きたいと思っています。
日本で今の環境でやっていっては、時間がかかると思いますし、自分なんかゴルフを始めたのが遅いので、アメリカに行って10年ぐらいは取り戻したいです。
一人でアメリカに行くにおいて、まず英語を理解出来る事が必要だと思います。 ペラペラ喋れなくても、日常的な会話で充分だと思うんです。 英語が出来ればゴルフの試合においても、私生活においても、スムーズに不安なくできるし、余裕が出てきます。 でも日本にいて、研修生をしていて、それで英語の勉強をすることは不可能です。 多少でも日頃から英語の勉強を出来る方法を考えていかなければならないと思います。
最後に、今回フロリダに行って、いろいろな勉強をさせていただきました。 一つは、ゴルフ以外の生活においても、同じ班の年上の桑原さん、高野さんには大変お世話になりました。 今まで知らなかったゴルフのこと、練習のやり方、スイングのこと、パターのこと、それに人間関係のこと、いろいろ聞かさせていただきました。 本当に同じ班になれて良かったと思います。 また年下の津久井君、南田君達とは、すぐに気が合い帰ってからも連絡を取り合い付き合いが続いています。 また他の班の皆さんとも親しくさせていただき、それだけでも行って良かったと思っています。
そして自分のゴルフの全てが、このままではいけないと思いました。 このフロリダツアーが自分のゴルフ人生の新たなスタートとなりました。 大東さん本当にありがとうございました。