アメリカで新しい自分を発見青山 禎之(研修生 S40・7・29生)
6年間研修生をして7年目の今年、もうゴルフをやめようと思っていました。 頑張っても成績が良くならない。 むしろ悪くなっていく。 気分的にも否定的になってしまう。 試合が苦痛になり、あせりだす。 80を超えるスコアーを簡単に出してしまう。 学生時代ゴルフが大好きだった自分自身、試合を楽しんでいた自分をどんどん見失っていく。 やればやるほど自分に腹が立つ。 今年であきらめよう、ゴルフをやめようと思っていました。 そのとき目の前にあったのがアメリカミニツアーの記事でした。 最初は「行けたらいいなあ〜、3年ぐらい前なら行っていただろうな。」という会話をしていました。 僕の中では、アメリカへ行くことなど完全に諦めていました。 しかしそれから数日間、いつも頭の中でアメリカミニツアーの事を考えている。 ゴルフをしている時も、食事の時も、寝ている時も、頭のどこかで、行ってみたいと考えている。
「そうだ、行きたければ行けばいい。 行ってとことんやって、落ち込むなら落ち込んで、ダメモトでも何でもいい、もう一度頑張ってみよう。 来年もう一度試験を受けよう。 自分を信じてみよう。」 そう思った次ぎの朝、電話して行く決心をしました。
今、帰国した次の日にこの作文を書いていますが、その決心は本当に良かったと思っています。
このアメリカツアーで学んだことは、とてもたくさん有りました。 色々な素晴しい人達との出会い、たくさんの貴重な体験、そして新しい自分を発見しました。
なぜゴルフが苦しくなっていったか、楽しめなくなったか、自分の長所や短所、あるいはスコアーのパターンの発見、試合に対する技術面、精神面の持ち方、試合の考え方、取り組み方、そしてプロゴルファーの厳しさ等々、もうあらゆる学びの連続でした。 ゴルフ歴13年の今まで、気付かなかった事や、知らなかった事がたくさん有りました。 僕にとって間違いなく大きな成長となりました。 今は今年の試合が楽しみで、やる気にあふれています。 研修生になったばかりの、試合が楽しかった頃の自分を取り戻した様な気がします。 もしこれを読んでいるあなたが迷っている人だとっしたら、行ってみることをおすすめします。 僕も又アメリカに行って、このトミーアーマーツアーに参加するつもりです。 最後に、このツアーに行く事が出来た僕を援助してくれた家族や周りの多数の人達、大東さんをはじめ一ヵ月共に過ごした皆様、お世話になりありがとうございました。