新連載(40)
上体がよく回るようになるストレッチをしよう

体を捻転する上で大事なのは股関節の柔軟性と、もうひとつは肩甲骨の可動域を広げることです。両手を前に伸ばし手のひらを上に向けて広げます。そのまま手を下ろしていって両手のひらを外側に向けながら胸を広げるようにしてみてください。胸を広げて左右の肩甲骨をつけるようなイメージを持つわけです。
胸を張って肩甲骨をつけるようにしたら、今度は胸を狭めて肩甲骨を広げます。胸を左右に大きく広げれば左右の肩甲骨はくっつくような感じになり、胸を狭めると肩甲骨が広がります。
これを繰り返しやることによって肩甲骨の可動域を広げることができます。
バックスイングするときは右肩を後ろに向けて右の胸を広げるようにして右の肩甲骨を左の肩甲骨に近づけるようにすると上半身はよくねじれます。バックスイングで右の肩甲骨を後ろに向けて動かしてやると、それに引っ張られるようにして左の肩甲骨が伸びて左肩が右足のほうに入っていきます。
振り抜くときは今度は左の肩甲骨を後ろに向けて右の肩甲骨に近づけるようにして動かしてやれば左の胸が広がり、それに引っ張られるようにして右側の肩甲骨が目標に向かって出て行きます。
だからバックスイングでは右肩を後ろに動かして右の肩甲骨を縮め、ダウンスイングからフォロースルーでは左肩を後ろに動かして左の肩甲骨を縮めてやればよいのです。肩甲骨を縮めたり伸ばしたりすることによって結果的に肩が回り、体が捻転するわけです。


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