新連載(39)
両ひざがどうしても動いてしまう人は股関節が硬い

スイングは両ひざを土台にして股関節から体をひねることによって行われます。股関節が柔軟になると、ひざをあまり動かさなくても上半身を大きく強くひねることができるのでスイングアークが大きくなり、ヘッドスピードも出るのでボールを遠くへ飛ばすことができます。
股関節を柔らかくする簡単な方法があります(イラスト参照)。
(1)両足の裏をくっつけて組んだら両手で体のほうに引きつけるようにし胸を足につけるようにして上体を前に倒してやる。
(2)両足をそろえて伸ばしたまま左右のつま先を手前に両手で引っ張る。
(3)両足を左右に大きく広げておいて足首のところを押さえておいて足をぐるぐる回す
(4)正座して両足を左右に広げたらその間にお尻を落とし、後ろにゆっくりと体を倒してやる。
これだけでも毎日続けていると股関節が柔軟になるので、ひざをあまり動かさなくても上半身を大きくひねることができるようになります。股関節が柔らかくなるとスタンスを大きく広げて構えて、下半身を動かさなくても体をひねることができるようになります。
スタンスを大きく広げて、ひざを動かせないような状態にしておいて、それで股関節から上半身だけをひねるようにして実際にボールを打ってみましょう。両ひざを前に向けたまま、首の付け根を動かさずに左の肩甲骨を目標に向けるようにしてバックスイングしたら、フォロースルーでもやはり首の付け根を動かさずに胸を目標に向けるようにして振り抜いてみましょう。


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