新連載(38)
フィニッシュでは胸を完全に目標に向けること

胸にあてがって構えた棒の先がバックスイングしたとき目標の反対方向を指しているかどうかをまずチェックしましょう。トップスイングで棒の先が目標の反対方向を指していれば肩は十分に回っていることになります。
そうしたら今度はフィニッシュで目標を指すところまで体を回してやりましょう。胸の棒がフィニッシュで目標を指せば両肩が完全に入れ替わって体は回り切ったことになります。
実際にスイングするときも同じようにフィニッシュで体が目標と向き合って両肩が入れ替わっていればよいのです。胸の棒が目標を指すところまで体が回りきればフィニッシュでほとんど左足一本で立つことができます。「頭はボールの後ろ」とうるさくいわれているので、いつまでも頭を残しておこうとする人が少なくないようです。しかし打ち終わった後まで頭をボールの後ろに残しておこうとすると体が回りきらずに体重も右足に残ってしまいます。
両肩が完全に回り切ればフィニッシュで胸が目標を向き、左足一本でバランスよく立つことができます。頭は左ひざの上にあって、右足のつま先を上げ下ろしして地面をトントンとやってもバランスが崩れることはありません。
いつまでも頭をボールの後ろに残しておこうとして体を後ろに反って逆C字形になると右足のつま先でトントンとやると体がよろけてしまいます。フィニッシュで頭が左ひざの上にあって顔と左ひざが真っすぐI字形になるように。

体重は左足にしっかり乗せていく


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