新連載(37)
顔を右に動かせば肩はしっかり回る
肩が上下動しているだけで回っていないことに気がつかないでいる人が多いようです。一本の棒があれば体が回っているかどうか、自分でチェックできます。
胸にあてがった棒を地面と水平にし、上半身を前傾して構えたら前傾したまま体をひねってみてください。右に体を回したとき棒の先はどこを指していますか。
前傾姿勢を保って肩が90度回っていれば胸にあてがった棒は目標の後方を指し目標線と平行になります。棒が目標の後方を指していなければ体のひねりは不十分であるということになります。
自分では肩を回しているつもりでも左肩が落ちているだけの人はスタンスの真ん中に構えた顔をまったく動かさずに構えた位置でバックスイングしようとしているからです。顔を右足のところまで動かさないと肩は90度回らないのです。顔を右足のところまで動かせば胸にあてがった棒は目標の反対方向を指し、目標線と平行になります。
顔をスイングの軸だと思って顔を正面に向けたまま、まったく動かさずにバックスイングすると左肩が落ちてしまい、肩は回りません。スイングの軸は背骨の上にある首の付け根です。顔を少し後ろに向けるようにして右足のところまで動かしても首の付け根(スイング軸)は動いていないので大丈夫です。顔をまったく動かさずにバックスイングすると軸は逆に左に動いてしまいます。


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