新連載(31)
歩くリズムでスイングしよう

歩き方とスイングのリズムには密接な関係があります。速足の人はスイングのテンポも比較的早く、ゆったりと歩く人はスイングも同じようにゆったりとしています。
だから普段自分はどのくらいの速さで歩いているのか振り返ってみることも必要です。ごく普通に歩いてみてください。そして歩くテンポに合わせて声を出してみるのです。「イチニーイチニー」でも「イチニーサンシー」でも何でもいいですから声を出すことによって自分の歩くリズムがより鮮明になります。
ゴルフをするときも歩くリズムに合わせてスイングしてみましょう。ゴルフに反射神経はいりません。必要なのは反復運動です。同じリズムを保ち続けることができればスイングも一定してきます。


プレッシャーがかかったりトラブルショットをしたりするときはどうしてもリズムが速くなりがちです。どんなときでも歩くときの足の動きに合わせて同じリズムでスイングできればプレッシャーにも強くなります。
世界的な名手を例に挙げればニック・プライスは「ワンツー」のリズムが合うかもしれないし、アーニー・エルスは「ワンツースリー」かもしれません。ビューン、ボヨ〜ン、ドロ〜ン、あるいはビュッ、シュッなどとリズムを声に出して振り抜いてみましょう。
体重移動がうまくできないでいる人は「右、左」「1、2」。トップからの切り返しが速い人は「ワンエンドツー」「バックアンドスルー」などと声に出してみてもよいでしょう。

プレッシャーがかかるとスイングは速くなる


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