OGC大阪中央公会堂講習
「ワンランク上げるゴルフ理論と練習法」
日時:毎月第四金曜日(随時スタート可能) 18:30〜20:00
場所:大阪中央公会堂 第二会議室
〜OGC中之島講座 第2回目〜
第2回目を迎えた中之島講座。
梅雨入り宣言当日で、もちろん雨。。。。
そんな足下の悪い中、
たくさんの方が足を運んでくださいました。
今日は、合計15名。
GOLF&GOLFの取材のSさんも来られてました。
まず、
25日(水)に開催した『第1回OGCコンペ』のご報告です。
3組しかとれなかったので、
12名で早々に閉め切ってしまいましたが、
連日雨の中の唯一の快晴の日無事開催することができました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
お知らせできなかったみなさんは
8月30日(火)開催予定の
『第2回OGCゴルフコンペ』に
ぜひご参加ください
※参加資格:ゴルフを愛する方ならどなたでも
試合形式でラウンドし、試合を経験することによって
緊張感の中でプレイできます。
練習環境の中に試合の環境を作り上げることは
とても重要です。
※詳しいご報告は後日アップします!!
博士より〜
第1回目の講座は、
『スイングの3重要素』
について勉強しましたね。
1.バランス
2.柔軟性
3.パワー
1 のバランス感覚が重要で
コースでは、セカンドからは平坦なところがない。
年齢とともにバランス感覚が衰えます。
例えば、閉眼片足立ち
40歳は平均値が32秒
50歳は16杪
60歳は8秒
日常生活の中で習慣化するだけで
「バランス感覚」を養うトレーニングになります。
例えば、
電車でバスでつり革を握るふりをして片足立ち。
椅子から片足で立ち上がる。
今日は、『太極拳スイング』
(超スローモーションスイング)
についてお話させてただきます。
1.バランス力
2.柔軟性 ( 肩甲骨 、前屈、 股関節)
3.パワー(筋力 =握力、 下半身)
『形をなぞることによって感じる気づき』
があります。
自分の弱い所が如実に現れます。
気になった箇所をノートに書き留めてください。
あとで、おひとりづつ発表していただきます。
1. アドレス
股関節が硬い時は右足を少し開き気味にしましょう。
スタンスは肩幅
スタンスが広い方が身体が回りにくいです。
狭い方が身体が回りやすくなります。
お尻を出す
前傾25度
胸を張る
顎を引く
膝はジャンプして下りた状態
胸を張った状態で両手をだらん
グリップの位置は身体の近くを通ったほうがいいので
アドレスの時も近めの方がいい。
クラブは内太ももの前。
臍下丹田
ワシの足で地面を掴むイメージで。
2.ハーフウエイバック
三角形キープしたまま
手の位置が9時
ダブルパラレルポジション
右足うち太もものが張る
3.トップオブスイング
顎を肩のしたに入れる
左肘が下
背中でターゲットを見る
トップの位置
ダブルパラレル
(シャフトが地面とパラレルでターゲットとパラレル)
4.切り返し
20センチダウンして自然落下させるためには、
ボールを打つ意識を捨てる
間をとる
上半身は動かさず
右の股関節から左股関節
下半身を動かす
クラブを真下に落とす
ためができる
うち急ぎのミスショットはあるがためすぎてのミスショットはない
5.ハーフウエイダウン
グリップが身体の近くを通る
全体重が左股関節の上
6.インパクト
アドレスとインパクトで
変わるのは股関節だけ
手の位置は同じ
M村さん
アドレスインパクトをスタート前に必ずされているそうです。
7.フォロー
サムアップ両手の親指が真上
3時で初めて両手が伸びる
スライサーは
左股関節で体重を受け止める
右肩が顎の位置
トップでため (間)をおく
打ちに行く気持ちをおさえる
飛ばそうと思わない方が飛ぶ
自分の言葉で表現して書き留めて、
その感覚が戻ってきやすいようにしましょう
太極拳スイングをしていると
スイングでは、身体のいろんな部分が使われているんだ
と、気づきがあります。
いろんなところで、『イテテテ。。。』という声も
聞こえたりしてました(笑)
A井さん
トップで待つことを気をつけているつもりだけどできない
博士:
硬くなっているものを無理やり回そうとしなくていいが、
日頃の生活でストレッチをするようにしたら、少しづつ柔らかくなる
M村さん
上半身が硬い
M村さんの奥様
柔軟はいいけど筋力がない
博士:
腹筋は女性の課題
左手でクラブを振る練習をしましょう
緑影さん
フィニッシュでふらつく
博士:
バランス力を鍛えましょう
片足で電車を待つ
S藤さん
柔軟性はあるほうですが、
肩甲骨が硬い
筋力とバランス力がないと思う。
博士:
コースでカートに乗らないようにしましょう
コースでは、一番膝の負担が少ない
A村さん
トップで右が回らない
M村さん
柔らかく握ってゆっくり打つようにこころがけているが
スタートホールで力んでしまう
K銅さん
筋力のなさを感じる
博士:
コースで歩くことを重点的にがんばってみましょう
Mさん
フィニッシュ側が弱い
下半身が弱い
そして
アメリカに『ゴルフ&語学留学』に行かれていた
S村さんより、発表がありました。
**アメリカ・オリンピアでの2週間***
1 これ何?の連続
関空から約11時間の太平洋横断後、5月10日午前11:50分にシアトル・タコマ空港到着(時計を逆廻りする時差)した。ボ〜とした頭で荷物を受け取ると、出迎えの高橋紀子さんが駆けつけてくださった。
早速ボーイング社の見学ツアーに紀子さんの車で20分程走ると、そこには大阪城公園程の広さの敷地でどこかの飛行場かと間違う程の規模の工場があった。全ての持ち物は
預けさせられて、格納庫の前までバスで行くと各航空会社のマークをお尻やお腹につけ
た未完成の飛行機がきれいに並んでいる。
頭が働いてない上に英語の説明で余計わからないけれど、働いている人の様子が面白い。全くの普段着で大きな工具箱とそれぞれの持ち場とコンピュ−ターとの間をゆったりとマイペースで働いている。
2時間の工場見学ツアーの後、いよいよオリンピアに向けて1時間弱位のドライブ。
途中のハイウエイ(時速60マイル、約97キロ)から見る景色が全く素晴らしい。片側5.6車線、両側ほぼ10車線の広さのハイウエイの向こうの夕陽の中に白い富士山そっくりのレーニエ山が浮かび、両サイドにはカナダの森林と見間違う様な大樹が連なる。
アメリカの国立公園に囲まれた廻りの雄大な風景を眺めていると「これは日本にはない景色やわー」と車の中で大きな声で紀子さんと話した。そして予約しておいたキッチン付きの部屋のあるホテルに無事到着。
翌朝、レンタカーを借りて紀子さんの後に続き、ジョーのゴルフ練習場に20分程走る。突然、牧場の中に放り込まれたような広い芝生の上で皆がそれぞれ勝手にボールを向こうの芝生に向かって打っている所に出た。練習場の直ぐ横のジョーのオフィスには各種ゴルフ練習機やいろいろな写真が貼ってあり中には若いタイガーとジョーの写真もある。
そこで一番驚いたのが、お手洗いの水を流す時の注意として 水の流れが止まるのを必ず確かめることと、止まらない時には重い陶器のシンクの上ふたをはずして 中の弁を調節してくださいって言われたこと。練習場の他のトイレにも全て同じことをしないといけないのでますます驚いてしまった。
とにかく芝生が余りに広いので驚いていると、隣の若い男の子が簡単に200ヤード位向こうに向けて何度も鋭く振っている。ジョーの練習生らしいが、自分がとても場違いな存在に思えてきた。とりあえずにっこり笑って愛想よく挨拶したら、やさしく親切な感じで笑って答えてくれたので 少し元気が出てエーイと100ヤードをドタンバタンと振り始めた。紀子さんは「はい、お昼まで適当に練習して!」って言うとオフィスに行ってしまった。
その午後、車で10分程の直ぐ近くのゴルフ場に連れって行ってもらった。
「誰と廻ってもいいよね」って紀子さんがエントリーすると、可愛いいけれどすごく体の大きな女子高生3人と一緒のラウンドすることに決まり(高校のゴルフ部で来週ゴルフ大会があるから為の練習ラウンドらしい)ビビリながらドライバー振ったらちゃんとOB。そしたら一人除いて皆OB!彼女たちはヘッドスピードはあるけれど、なかなかまっ直ぐに飛ばないのがだんだんわかってきて落ち着いてきた。でもスタイルと美貌は
15.6歳にはとても見えない。
紀子さんは私に帰り道を教えると、「じゃ−頑張って」帰ってしまった。夕方6時頃にプレイが終わると、突然に大雨が降り始めた。レンタカーだし 左ハンドルだし 前方は大雨で見えないし、散々道に迷いながら途中で何度もショッピングセンターに入り カスタマーサービスに駆け込み帰り道を尋ねながら、何とかホテルに着いて横になったら倒れこんだ。持ってきたインスタントのご飯とレトルトのカレーを食べたら一息。
何これ? 練習場で勝手に練習して ゴルフ場でもドでかいアメリカ人の中に放り投げられるのかって唖然としてしまった。
2 やっぱり凄い
英語のスー先生(ほぼ同年齢の白人女性)のレッスンが始まった。
湖の畔にある 旧軽井沢の別荘地にそっくりのそれは美しい自宅でのレッスンだった。
但し 自宅に行く為にはホテルから高速道路を走って約1時間かかる。初めての行き帰りは紀子さんの車の後をついていけたが、2回目からは一人でしないといけない。
やはり次の日に高速の途中の分岐点で間違えてしまい、次の出口で降りて分岐点まで戻り汗だくでスーの自宅に到着した。
こうなったら、今までの日本での経験と拙い英語力と度胸で何とかするしかないと別荘地の素晴らしい景色に慰められながら自分を励ます以外なかった。
自宅の隅々まで案内してくれ、湖の信じられない美しい景色を眺めながらのレッスンはここに来ればこそ受けられる位の高い見識とレベルだった。オバマ大統領の生い立ちを書いた小学校高学年向けのテキスト(前もって希望しておいた)を使っての丁寧なレッスンは今まで日本で受けたことのない進め方の英語のレッスンだった。
3 大丈夫、何とかなるわ
1週間が過ぎて、いよいよジョー先生のレッスンが始まった。さすがに本物のレッスン
でした。ここでは説明するよりもとりあえずポイントだけ書き連ねます。そして、ここでは紀子さんが横でつきっきりで同時通訳してくださった。私の質問も直ぐにその場で英語でジョーに尋ねてくれてジョーから答えをもらえたのはすごいの一言。
アプローチ時の スタンス 体重 方向
1 スタンス時は左足体重だが、体はほとんどまっすぐ
2 グリップエンドは左太ももの上
3
体重は 右の親指のつけねから左の外側の土ふまずの方向へ移動
4 移動後に体はしっかりと立ち続けることが出来る
5 アイアンのフェースの向きは1から3まであるが、グリップは改めて構え直す
6 左腕の延長上にシャフトがある
右腰から左腰までの中に全てがある
しっかりとヒットする為にもっと早くスピード出して振る
そして左腰でストップ
胸の向きは方向に向い、左腕とシャフトは延長上に
足の送りは 振りきった後、左足は立つ(左膝が伸びあがる位)右足は寄る
フィニッシュはナインティナイン
左腕の曲がり角度は90度と90度
3回の汗だくのレッスンの後、ジョーのところにシカゴからレッスンを受けに来ている大学1年の韓国系の女子学生(州の大会で優秀な成績治めた)と廻ることになった。
しっかりとスタンスに時間をとり、必ずフェアウェイをとらえる落ちついたプレイを見るだけで自分がいかに落ち着きなくゴルフをしているかを反省させられた。彼女を見ながら、私はジョーの指導の賜物のショットが時には出ることもあり 静かに感動しながら18ホールのプレイを終わった。
いい年でアメリカに来てまでレッスンを受けに来て頑張ったお陰で“日本に帰ってもこんなショットを出すまで頑張ろう!大丈夫”って納得できたのが今回の宝物です。
本物のレッスンを本場の環境の中で受けられたきっかけは、大東プロとの何気ない会話
の中から生まれました。ありがとうございました。
S村さんより〜
ジョーにプライベートレッスンをしていただきましたが
言っていることは全く同じでした。
1対1つきっきりで何度も何度も練習させてくれました。
『本物のコーチ』とは、彼のような人のことなんだ
と思いました。
思い切って留学して本当によかったです。
『これからもう一花咲せようかな。』
と思って 帰ってきました
最後に博士より〜
ジョーティールを10年ぶりに訪問しました。
その時の様子はここ大東アイに
私は、世界のトップティーチングプロのインタビューを
させていただいていますが、
S村さんがおっしゃるように、
優秀であればあるほど、
レベルが違っても言ってることは同じです。
ウッズでもアマチュアの生徒さんでも接し方は同じです。
S村さんは、大変行動力のある方です。
その『行動力』から、今回のゴルフ留学で
新たな自分を見出すことができると思います。
彼女の行動力は本当にすばらしいです。
博士、そしてご参加いただいたみなさん、
ありがとうございました。
今日もたくさん学べた充実の90分でした。
もっともっと実のある講座にするために
がんばっていきますので
よろしくお願いします