ゴルフホームドクター タイゴルフツアー開催
昨年の海南島に続いて、今年はタイ、バンコクに行ってまいりました。
当ホームページでツアー企画を発表させていただいたところ、すぐに定員になりました。
小生と、岡本プロ、福井プロの3人が同行。
3日間3ラウンドして、毎日一緒にラウンドさせていただく。
タイでは乾季のこの時期、快晴が続いた。
気温も30度ほどの真夏。
真冬の日本と比べても、飛距離もアップする。
プロ野球のキャンプ同様、ゴルフもあったかい所でのびのびとするのに限ります。
池が点在するロイヤルGC
タイ国内のゴルフ場数は、140あまり。
首都のバンコク周辺に50コースほどある。
日本と違って平坦な地形にある場合が多い。
写真のロイヤルGCは、ほとんど毎ホールに池が配置されている
山岳コースが多い日本のゴルフ場には、池が少ない。
攻め方も山側にボールを落とせば、フェアウエーにボールがもどる。
したがって、方向性よりも飛距離優先のゴルフになってしまう。
池が配置されていれば、方向性と距離のコントロール方が必要となる。
ターゲットAからターゲットBへボールを運ぶ。
ゴルフが、ターゲットゲームといわれるところであろう。
水かあることによってゴルフ場の景観も素晴らしくなる。
ゴルファーにとっては、苦手意識が強く、平常心でプレーできないこともある。
しかし景観と戦略性の両方を高めてくれる池は、ゴルフ場に欠かせない存在だろう。
3ヶ月前にオープンしたカスカータGC
バンコク市内から車で1時間。
田園地帯のど真ん中にあるカスカータGC。
世界各地のゴルフ場を回ったオーナー自らが設計した。
3年の月日を費やして3ヶ月前にオープンした。
オープンしたてとは思えない素晴らしいメンテナンス。
小生が今までラウンドしたコースの中では、ベスト3に入る(オーガスナショナルGCも含めて)。
ベントグリーンは、ボールマークがつかないほど硬く、しかも早い。
フェアウエーは、緑の絨毯を敷き詰めたように美しい。
絶妙に配置された池とバンカーが、南国の空とマッチしている。
年間平均気温が25度の気候だから、芝生の育ちが良いのだろう。
なんたって米が一年間で3回も収穫できるのだから。
国沢さんのフォロースルー
今回のタイゴルフツアーに参加された国沢さん。
GHDティーチングプロ要請コースの第一期生。
読売テレビの再現フィルム等で、テレビに出演されているタレントでもある。
宴会時には、チャンバラの立ち回りの披露して頂いた。
ゴルフの腕前は、70台をキープされるなかなかなもの。
左足に体重が移動して、左サイドがしっかりとキープされたフォロースルー。
左肘が脇から離れていないのが素晴らしい。
安定感があるスイングだ。
欲を言えば、力感に欠けるところであろう。
逆クラブスイングや、ホースでの素振りドリルと、重たいクラブのスロースイングドリルを練習されてはどうでしょう。
会食前にハイポーズ
3日間連続のゴルフを終え、いざ乾杯!
ホテル2泊、機内2泊、3ラウンドと欲張りでハードなツアーであった。
初日からコンタクトレンズを落とされて、困ったSさん。
その日の内に現地でコンタクトレンズを購入されて一件落着。
集合時間に現れずに、みんなを待たせたSさん。
探し疲れてホテルに戻ったら、先に部屋で休んでいた。
「パスポートが見つからない!」と困ったSさん。
ご自身で、靴の中に隠したことを忘れてしまっていた。
ハードスケジュールのなか、無事終えられたのも、皆様の協力の賜物。
お世話役として、少し疲れましたが、満足して頂いてホットしております。
何より、参加者の笑顔がスタッフにとって元気がでる源。
(スコアが芳しくなく、ちょっとだけ笑顔が少ない前列右側のM婦人ではあったが・・・)
巨大ワインボトル
突然現れた巨大ワインボトル。
ショートコースのティーグラウンドに設置している。
ホールインワンの賞品だ。
その大きさが半端でない。
4メートルもあるだろう。
写真の奥に見えるグリーンよりも遥かに大きく見えるワインボトル。
遠近法の関係上当然であるが、遠くにあるグリーンが小さく見える。
しかしグリーンの直径は30ヤードほどある。
すなわちこの巨大ボトルを横に4〜5本並べた大きさである。
そんな大きなグリーンにボールを乗せることが出来ないなんて・・・
遠くにあるグリーンは小さく見えるが、本当はそうとうの大きさがあるのだ。
そのことを知るだけで、気持ちに余裕のあるショットが出来るのでは。
右ドッグレッグ
ティーグラウンドからグリーンまで、右サイド全てが池に面したホール。
写真の右奥の遥か向こうに見えるのがグリーン。
アメリカンタイプのゴルフ場に見られるセッティング。
ゴルファーの飛距離によって狙いが変わってくる。
正面のバンカーまで240ヤード。
飛ばし屋のSさんは、直接グリーンを狙った。
フィニッシュの形を見れば、ボールの行方がわかる。
狙いよりも右に行ってしまった。
池を気にしすぎるあまり、上体の起き上がりが早かったのだ。
こんなホールこそ、いつもよりゆっくりスイングする必要があろう。
タイ舞踊
微笑みの国、タイ。
胸の前で両手を合わせて「サワディークラ(こんにちは)」と挨拶される。
片手を上げて「ハイ!」と会釈されるアメリカも悪くないが、より丁寧な感がある。
なんだか小生がお坊さんになったような気がする。
根っからの仏教国で、親日家。
ドラエモンをはじめ、日本のアニメやテレビ番組などは、人気がある。
年間平均気温が25度と、年中半袖で過ごせる。
治安も悪くない。
素晴らしいゴルフコースも多い。
プレーヤー一人づつに、キャディーさん一人が付いてくれる。
ゴルフキャンプには、もってこいの国である。
美人のキャディーさん
タイのキャディーさんは、プレーヤーに一人ずつ付いてくれる。
イスや傘を持ち歩くキャディーを連れているプレーヤーもいる。
その姿は、まるで大名行列のようだ。
ゴルフカートもプレーヤーごとに1台ずつ。
フェアウエーの中をカートが運転できる為、自分のボールのところまで乗ったままで行ける。
日本では、4人1組でラウンドするが、タイでは5人でも6人でもかまわない。
フェアウエーを走行する様は、ゴーカートの競争をしているような感じさえする。
日本語が通じなく、身振り手振りを駆使して会話をする。
美人のキャディーさんだから、なんだって許してしまうのだろう。
こころなしか、Mサンの鼻の下も長くなっている気がする。
トム・ヤンクン
世界三大スープの一つトムヤンクン。
タイならではのハーブやスパイスを駆使して味付けられている。
口の中が燃えるような辛口。
気温の暑さと相まって、額の汗が一気に噴出す。
今回のタイツアーでは、世界三大スープのもう一つ、フカヒレスープも堪能した。
残るは、フランスのブイヤベースだけである。
ラウンドの後はビールが最高!
関西空港を夜中の1時に出発する飛行機に乗って、バンコクに着くのが朝の5時半。
時差が2時間あるので、フライト時間は6時間ほど。
飛行場からそのままロイヤルゴルフ&CCに直行する。
その上、1ラウンドを休憩なしでスループレー。
「お腹が、ぺこぺこ!」
ご覧のように、食事にありついた!といった雰囲気である。
この後は、マッサージにショッピングにと、繰り出した。
大変、有意義な充実した時間の使い方とも、ハードスケジュールとも言える。
何よりラウンド後のビールと食事の美味いこと!
バンコクに住む長澤プロの話
今回のタイゴルフツアーの現地でのお世話をしてくれたのが、長澤プロ。
日本プロゴルフ協会のティーチングプロで、2001年からバンコクに移り住んでレッスン活動をしている。
その昔、岡本プロと同じ練習場で働いていた先輩にあたる。
バンコク周辺の5つのゴルフ場でアドバイザーをしている。
「タイ人は、のんびりしている人が多い。
よく言えばあくせくしなく、悪く言えばその日暮らし。」
「タイは空前のゴルフブームで、週末の練習場は待ち時間があるほど」
タイに住んで6年になり、言葉も生活も現地に馴染んで活躍されている。
今後、ますますの飛躍をお祈りしております。
お世話役の岡本プロと福井プロ
今回、ツアーにご一緒した、岡本プロと福井プロ。
ツアーの企画から実施まで、何から何まで自分達で、手作りでやり遂げた。
現地の長澤プロとの打ち合わせをはじめ、皆様のご要望にお答えするべく段取りしてくれた。
3日間のゴルフの組み合わせ作成だけでも、大変な作業となる。
3人のプロが皆様と一緒に回れるようにパートナーを決める。
ネームタッグ、ツアースケジュールの作成、旅行社との折衝等、出発前まで普段の仕事をこなした上で行ってくれた。
全ては、参加者のみな様に楽しんでいただくために。
皆様が、無事に笑顔で帰国されたことで、肩の荷が下りたのだった。
岡本プロ、福井プロ、大変ご苦労様でした。
ありがとうございました。
池に面したコテージが映えている
大きな池の対岸に見えているコテージ。
タイの寺院を思わせる屋根の建物と、ホワイトハウスの様な洋館が対照的に並んでいる。
真っ青な雲ひとつない空と緑の絨毯を敷き詰めたような芝生に、池の水色が映えている。
気温は30度を超えている。
冬の日本よりは、アイアンで1クラブ以上飛ぶ。
寒さで縮こまっていた身体も、こころなしか伸び伸びとなる。
常夏で微笑みの国は、ゴルフ天国である。
写真は、コンペ優勝の高木さんのダウンスイング。
ドッシリとした下半身が素晴らしい。
クラブシャフトもしなるほどリストコックが出来ている。
流石、シニアクラチャンで、全日本ミッドシニア選手権の出場者である。
高木局長のタイゴルフツアー体験談
「恒例になった東香里ゴルフセンターの海外合宿に、昨年の海南島に続き本年も参加しました。2月15日深夜集合、16日未明出発、時差2時間のバンコック空港へ午前6時に到着。そのまま30度を越すゴルフ場へ総勢22名が向かいました。1日目はロイヤルGC、2日目はカスカータGC、3日目はレガシーGCと3場でプレーしましたが、いずれのゴルフ場もすばらしいゴルフ場で、特に2日目のコースはオープンが3カ月前との事で大変すばらしくメンテナンスも良好でした。
バンコックの周辺は山らしきものは全く見えず、だだっ広い平野の中の田んぼと沼を切り開いて作ったコースで、池を作ってその土でグリーンやティインググランドを作るという構造でした。その為いたるところに池が配置され、ラフからグリーンまで全てバミューダ芝で、年中緑がきれいであるとの事。
やはり異様であったのは、我々の前に回っていた日本人は、一人に二人のキャディをつけているため、グリーン上に12人が群がっておりびっくりしました。一人は傘を持ち、もう一人はパイプ椅子を持ち、ティグランドでは傘をさしてもらいながらパイプ椅子に座って順番を待っていました。話には聞いていましたが、なんぼなんでもと思いました。
プレーは大東ドクタープロと岡本・福井両プロが順番に入ってくれてのラウンドで、時には5人のラウンドになりましたが、実入りの多いラウンドでした。3日目はWペリアのコンペで、グロス79、ネット69.4と1トリプル、1ダボ、3ボギーが全て隠しホールになるというラッキーがあり優勝させて頂きました。
小生は初めてのタイでしたが、料理も美味しく、SINGHA(シンハ)というビールも美味しく頂きました。1日目夜のシーロムビレッジでのタイ舞踊を見ながらの食事、2日目のフカヒレ料理、3日目のトムヤンクンのしびれるように辛いタイ料理等全く違和感のない食事でした。現地在住6年目の長澤隆史PGAプロのアテンドも最高で大変お世話になりました。
ホテル2泊、機中2泊の深夜出発、早朝帰国というハードスケジュールでしたが大変楽しい、有意義な海外合宿でした。来年も是非、同じような企画を期待しています。」
関西ゴルフ練習場連盟 高木晧次