第39回:アドレスが分からなくなったら躊躇せず仕切り直せ アドレスに入る前に、目標をちゃんと確認したのに、いざ構えると正しくアドレスをとれているかどうか不安になることがあると思う。今週はその対処法をお話ししよう。 一番いい方法は、もう一度仕切り直すことだ。 ゴルフボールに向かったときに、自分のマインドがどこにあるかに注意を向けるのだ。マインド(心)が違ったところにいってしまったことに気がついたら、もう一度最初からやり直すべきだ。 2つ目の対処法は、他人を気にしすぎないことである。もう一度仕切り直したくても、人目を気にして、そのままあわてて打ってしまうというようなことはないだろうか? 3つ目に直すポイントは、スロープレーになることを気にしすぎてしまうこと。仕切り直すことにより時間を取りすぎてしまうことを恐れるあまり、ルーチンができなくなってしまう。しかし、マインドを集中させることにより、プレーのスピードが速くなることを忘れてはいけない。 アドレスしたときに不安になるというのは、ほとんどの場合、ボールの後ろに立って、打つべきショットをイメージしたときのマインドの集中がしっかりとなされていないからであbボールの後ろに立って、ターゲットを確認し、そのターゲットに対してマインドが明確に集中されていれば、ボールに向かったときに不安になることはないはずだ。よいプレーヤーは、ほかの選手が打っているときに、すでに自分の準備をしているものだ。 他人のプレーには、あまり気を取られない。パッティンググリーンにおいても同じである。他のプレーヤーがパットしているときは、自分のラインを読んで自分のプレーの準備をするのだ。 ツアープレーヤーでさえ、他のプレーヤーのプレーにはあまり目を向けない。彼らは、彼ら自身の世界の中に入りきっているのだ。同伴プレーヤーと会話を楽しむのは、打った後に次のショットに行くまでの間である。プレーヤーが、ショットを打つ準備にとりかかれば、それは静かにする時間なのだ。ハイハンディの人は、打つ前になると緊張して、他のプレーヤーが打っときにもかかわらず、話をしてしまうのだ。だから、いつ話をして、いつ黙るかを知る必要がある。 不安になれば、もう一度やり直すように私は選手たちにいっている。ボールを打つ前に、ミスをしたくないからだ。マインドがミスをすれば、現実にもミスを引き起こす。だから、打つ前にミスをしないことを明確にしなければいけない。 |