第29回:残りホールとスコアの計算はタブーだ いいスコアを出したいのであれば、理想的にはプレーが終わるまで自分のスコアを知らないことがベストだ。ゴルフの最終目的は、少ない打数でプレーすることである。しかし、スコアをつけるゲームであることと、ラウンド中にスコアの足し算をすることは大きく違う。 私はプレーヤーに対しては、ラウンド中にスコアを足し算することは勧めない。1球1球プレーをして、ラウンド終了後に計算することを勧める。例えば残りが3ホールで、全部パーでいかないと80台で回れないとか、ボギーでいかないと100が切れないとか、その時点で考えることは、自分自身に不必要なプレッシャーをかけ、集中力を欠く原因になるだけである。これは、トーナメントプレーヤ-についても同じことだ。
私がいつもプレーヤーにアドバイスしていることは、「コースを攻める戦略は、スタ-ト前に頭に入れておくべきだ」ということである。自分で最良の攻め方を組み立てて、たとえ他のプレーヤーがどうであれ、それに最後まで徹するのだ。冷静でいるときに、はっきりとした自分のプランを立てることが重要なのだ。そして、自分のプランを信じて、それをコースで実践するのだ。自分のストラテジー(戦略)を最後の3ホールで変えたところで、スコアが縮まるわけではないのである。最終ホールがパー5で、2オンを狙っていく場合は変わるかもしれないが、最終ホールがパー5で、しかも優勝を争っている場面に出くわすことは、そんなにあるものではない。 |