第23回:プレーは自分の内面で楽しむもの 先週は、ゴルフがつまらなくなる(バーンアウト=燃え尽き)状態になったら、どのように対処するかをお話しした。 私のアドバイスとしては、第一に、燃え尽きる前に、それまでの自分を立ち止まって冷静に考えてみること。プレーをしていて本当に楽しいか、楽しくないのかを自分自身で認識しなければならない。もし楽しくなければ、しばらくゴルフから遠ざかるのもいいだろう。これが2つ目のアドバイスだ。最後のアドバイスは、ゴルフをスイングや技術の面だけでとらえるのではなく、友達との集いを楽しんだりする手段として、プレーをエンジョイすることである。 今週はこれに少々補足を加えたい。多くの人にプレーフルアティチュード(プレーを楽しむ態度)を持ってもらいたい。読者のあなたがゴルフ場でプレーしているとしよう。私は皆さんにこんな質問をする。「今日は、ゴルフのプレーをしている気分ですか?仕事に来ている気分ですか?」あなたの答えはどちらだろう。ゴルフが仕事に行くよりもつらいのであれば、これは何かが間違っている。仕事であれば、ボスからのつらい仕打ちもあるだろうが、グリーンフィを払ってプレーしているゴルフにおいては、まったくおかしなことだ。 あなたは、情けない気持ちになるためにゴルフをしているのですか?ゴルフの楽しさ、プレーの喜ぴを感じるために、原点に戻らなければならない。ただし、私が「プレーを楽しみなさい」といっても、ふざけておかしくプレーせよといってるのではない。トム・カイトは、ファジー・ゼラーに比べて外面的に楽しんでいるようには見えないかもしれない。それでも、カイトは心底からゴルフプレーを楽しんでいるのだ。 問題は、外面的に楽しんでいるかどうか見えることが重要ではなく、自分自身のフィーリング(感情)の中で楽しんでいるかなのだ。それをときどき、白分目身でチェックしてみなければならない。ゴルフプレーを本当に楽しんでいるのかどうかを。 小さなことが気になった経験、例えば100ヤード先のプレーヤーが動いたとか、音がしたとか、そんなことはないだろうか。それがもしあるのだとすると、あなたにはリラックスが必要だ。そして、ターゲットに集中することも。 |