ホールに近づくにつれてうまくなるプレーヤー

大薮 高正(トーナメントプレーヤー S45・12・26生)

 今回、トミーアーマーツアーに参加した事により、様々な事を学ぶことが出来ました。

 まずゴルフコースで受けた印象は、コースが長いということ。 そして日本に比べてフェアウエーのボールが、いくらか沈みぎみになること。 そしてラフ、特にグリーン回りのラフが本当に難しい印象がありました。 コースが長いため、ロングアイアンの使う回数が多く、少しでもいいポジションからセカンドを打つためにもフェアウエイキープが大切だと感じました。 グリーン回りのラフについては、芝の違いでねばっこい感じがある。 そのような芝からアメリカの選手達は、柔らかいタッチでピンに寄せてくる。 とても勉強になる。 また、ゴルフに対する真剣さや、最後まで諦めない前向きな姿勢などは本当に感心する。 しかしその反動か、ミスショットに対しては、顔を真っ赤にし、クラブを叩き付けたり、クラブを投げ飛ばしたり本気で怒る。 その行動には少し驚いた。 一番驚いた事は、一緒にプレーしていたアメリカの選手がプレーの途中で、調子が悪いためクラブハウスに帰ってしまった事だ。 日本では考えられないことなので、本当に驚いた。

 コースマネージメントにしても、450ヤードあるホールのティーショットをアイアンで打ったり、ロングホールのティーショットが残り200ヤードまで行っても、ライが悪ければ、ショートアイアンで平気で刻む。 多少残っても次の打ちやすい所へ打って行く。 とてもすごい事だと思った。 上位に行く選手になればなるほど、ホールに近づくにつれて上手くなっていくと感じました。

 私はアジアンツアーの予選がフィリピンであるため、2週間という短い期間ではありましたが、とてもいい経験をしたと思います。 この経験を生かして又アメリカに行き、今度はもっと長い期間アメリカで勉強したいと思います。 この度は大東さんには大変お世話になりました。

 

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