自信をもってプレーすることが大切
朝原 光太郎(S40・9・13生)
今回私は、大東将啓さんの企画している、フロリダ・ミニツアーに参加させていただきました。 1ヵ月間の生活でしたが、ご一緒して頂いた皆さん、色々とありがとうございました。 このツアーに参加して良かったことは、まずアメリカに行けたこと、1ヵ月間に8試合もの試合に参加できたこと、ゴルフ中心に生活できたこと、16名の新しい人たちと知り合いになれたこと、などプラスになることが多かった。
まずアメリカに行き試合に出るということは、素晴しいことではあるが、大東さんに全てをまかせきりであった。 これを全て自分でやるとなると、どの位の時間や、日々がかかるかと思うと気が重くなってしまう。 でもこの部分は私のような、スーパーマイナーの選手には、大変重要な事である。 エントリーしなければ試合に出れないのだから、まず少しでも英語が分かる様になりたい。 そうすればOさんのように、たくさんの女性とも会話が出来る。 その話し方が自分には、とても楽しそうに見えた。 残念だがOさんは、その会話は通訳してくれなかった。 やはり再度アメリカに行くときまでには、少しは英語が話せるようになりたい。 ただ試合の事だけを考えれば、ゴルフで使う言葉は英語が多いのでさほど気にならなかった。 相手の気持ちは分からないが、ピンを取るのも、手を上に向ければ抜く、下ならばそのまま、という具合だ。 トラブルでも自分でルールを知っていれば何とかなる。 外人は明るく人なつこい人が多いから、ゴルフは大変やり易かった。彼等は自信を持ちプレーしている。 また自分も同じように出来る。 又本人のやる気があればPGAツアーのマンデーからでも出場出来る。 通過すれば、本線出場、勝てばシード選手、マスターズ出場。 達成できるかどうかは本人の実力次第であるが、ただ道だけは用意されている。 大変な事だが誰にでも夢がある気がする。
今回出場したトミー・アマー・ツアー出も、年間に150試合を開催するのだから、PGA,ナイキに出場権の無いプロゴルファーにも試合はある。 プロゴルファーをやり通すにも、あきらめるにも、試す場所が有る。
自分自身が想像していたトミー・アマー・ツアーは、もっと小規模なトーナメントだと思っていたが、専用にティーは有るし、スコアーボード、スコアー提出所のボードと、カートで回ってくる途中経過のボードも有る。 専任の競技委員もいる。 成績表も、賞金表も有り、かなりきちんとしたトーナメントでだった。 開催コースも難易度が高いと思った。 それは距離が長いというだけではなく、池等のハザードがしっかりときいたタフなコースである。 日本ではなかなかプレッシャーのかかる池は少ないのであるが、今回参加したコースの多数は、池が各所にきいていた。 チーピンの出る自分には、本当に辛かった。
距離の出る他の選手とは、セカンドのクラブが大きく変わってしまう。 上手な外人のほとんどは、ぎりぎりのラインを打って行くように見えた。 彼等にとって見ればイージーなのかもしれないが、僕は少し横を狙うのだが、ショットがしっかりしていないために、どうしてもそのラインから逃げてしまう。 ここで距離以上の差が出てしまう。 またその飛距離にも驚く。 日本にも飛ぶ人はいるが、アメリカの場合は絶対数が多いと思う。 危険なところもがんがん攻める。 見ていて気持ちがいい。 ついつい自分にも出来ると思ってしまい振り回してしまう。 結果は同じラウンドをしていながら、自分は選ぶ道を間違えたと思いながらのプレーは気分がとても暗い。 ただ一つの明りは、彼等も同じミニツアーで戦っているという事だ。 PGAツアーの選手ではないのだ。
なによりゴルフは、人に迷惑をかけずに自分自身を信じきってプレーすることが一番大切だと思う。 とにかく自信が大事。 これからアメリカに行く人も、また自分も行ったら、しっかりと自信を持ってプレーすることだと思います。