二度目の挑戦
壇上 武志(インストラクター S36・8・19生)
今回、二度目のフロリダミニツアー。 前回は、技術不足、体調不良の為、納得のいく成績も残せず、少し悔いの残るものでした。
あれから二年、気持ちは、あの頃と同じ。 二年間に勉強した自分のゴルフが、どのくらい通用するのか? 自分の持つ、何かが変わるか? そして変わることが出来るのか?
一月六日、そんな気持ちを胸に、夢と、希望と、日本食を目一杯詰め込んで、オーランドへ降り立ちました。
アッという間の一ヵ月は、やはり前回と同じ、そして、ゴルフは、完全な敗北でした。
それを感じたのは、アメリカ人の飛距離のすごさ、アイアンの正確性、そして何より、アプローチとパッティングのうまさです。 これは練習環境の違いにあるのではないかと思います。 例えば、スイング作りの為の練習であれば、芝から打つことにこだらわず、日本の様に人工マットの上からでも大差はないように思いますが、アプローチだけは芝の上から、しかも、試合の中での実戦練習の繰り返しによってみがかれていくものだと感じました。
今回のミニツアーは、一ヵ月で八試合ですが、日本において試合に慣れていない私にとっては、少しハードに感じました。 試合数をもう少し減らした方が、むしろ集中できるかもしれないと思います。
冒頭に書いた「何か」それは、恵まれた環境だけではなく、アメリカ人の持つ、粘り強さ、複眼的な視点、冷静な判断力、旺盛な好奇心、そして何といっても前向きなチャレンジ精神だと思います。
今年は二度目の参加で再認識した、精神とアプローチを中心に練習し、来年またミニツアーに参加出来たらと思っています。 無論来年だけではなく、賞金を手にするまで、何度でも挑戦するつもりですが、、、。
アメリカは、同じ風景と同じ臭いで、拒むことなくいつでも、誰でも受け入れてくれる国です。 「ミニツアーに参加したいな」と思っている人は、思いきって行ってみて、自分でアメリカを感じる事を、おすすめします。
最後になりましたが、今回で二度もお世話になった大東さん、そして一緒に参加された皆さん、どうもありがとうございました。 又ミニツアーでお会いするのを楽しみにしています。