充実した1ヵ月間

稗田 正則(グランデージゴルフクラブ 研修生 S50・3・3生)

 一ヵ月という短い期間でしたけど、僕にとってはすごく充実した生活を送ることができました。 初めてのアメリカだったので、最初は見るもの全てがすごくスケールが大きくて、コースの方もほとんどが池やブッシュでセパレートされていて、とてもスリリングなコースだなというのが第一印象でした。 いざ練習ラウンドで回ってみると、ドライバーをいくら飛ばしても、セカンドでグリーンを狙えるポジションをキープしていないと何にもなりません。 だから全てのショットがポイント、 ポイントにキープしないと、 その前のショットが生きてこないという感じがしました。 いざ試合に出てみると、最初はゴルフは全てが英語だから、言葉の心配はないものと思っていましたが、いざラウンドするとそうはいきませんでした。 しかし日がたつごとに慣れてきて、同伴競技者のプレーを冷静に観察することができるようになりました。 うまい選手になればなる程、常に一定のリズムで、それでいて自分のペースやゴルフスタイルをよく把握してプレーしている感じがしました。 そしてミスしたときでも、たいしたことない選手は、すぐに「ガッテム」と怒りますが、トップレベルになれば表情を少しも変えずに、ただ自分が今日やろうとしているテーマだけをこなしているような感じがしました。 そして向こうの選手は、みんな個性がきつい事にも驚きました。 それはきっと、アメリカ人は、ほとんどみんなプラス思考で、スイング一つにしても自分の良い所をもっともっと伸ばすような教え方をしているのだろうなと感じました。 だから今回のミニツアーで、自分には何が足りないのかという具体的な事がわかってきたので、これからはそれらのことを追及していき、一つ一つ段階を踏んで精進していきたいと思います。

 1ヵ月間、ミニツアーで感じたことを簡潔に書くと、「自分の技術の範囲で攻める。 そうすれば、きっとゴルフは上達する。 絶対に逃げてはダメ。」です。

 今回の貴重の体験を生かして、1日も早くプロになり活躍できるよう頑張っていきたいと思います。 またその時が来たら、このアメリカという国にチャレンジしたいと思っています。 最後に大東さんを初め、何もわからない僕に色々教えて下さった皆さん、本当に有難うございました。 今後ともご指導下さいますよう宜しくお願いします。

 

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