一人でやれるコンペ必勝法第48話


●パターを打つときの気持ち 邪念捨てて、頭の中をクリアに

ラインを頭の中に描きつつアドレス
自分を”名手”と信じて

皆さんは、パターを打つときにどんな気持ちでしょうか。じっくりと自分自身の内面を見つめた事がありますか。ゴルフほど、気持ちが結果に現れるスポーツは珍しい。特にショートゲームになるほどそれが顕著になってくる。今回はパッティング時のメンタル面について詳しく見てみよう。

パッティングの調子が良い時は、何のためらいもなくスムーズにストロークが出ている時ではないでしょか。反対に調子が悪い時は、不安な気持ちの状態で行っていませんか。 パッテイングほどメンタル面の持ち方で結果が大きくかわるものはありません。

にもかかわらず、ほとんどのゴルファーは間違った考えを持った状態でパッティングをしている。「このパットは絶対にはずせない。」「もしこれを外してしまったら、負けてしまう。」等を考えながらパットをしても、決して良い結果は望めない。それではどのように考えて、気持ちの整理をした上で、パッテイングに臨めば良いのだろうか。  

まず鮮明にラインを頭の中に描き、カップインするイメージを持った状態でアドレスに入ること。自分の描いたラインを疑ったり、パッティングストロークに関して不安を持った状態でパットを行ってはダメなのです。

とりあえず頭の中から疑念を取り払い、今現在のプレーに一極集中した状態に頭をクリアーにします。2メートルの距離からプロでも半分以上の確立で外すという事を知ることだ。にもかかわらず、自分を追い詰めてしまうプレーヤーが多い。

またグリーン上は真平らで完璧な状態でなく、常に真っ直ぐな転がりは期待できない。従ってプレーヤーが出きる事は、スムーズなストロークをして転がりの良いパッティングをすることなのだ。その結果として入る入らないは時の運と考えよう。また自分自身をパターの名手と信じ、頭の中から、不安や疑念を取り除いてからプレーする事だ。そうすれば間違いなくカップインの確立が高まるだろう。

大東将啓(日本プロゴルフ協会A級インストラクター)

(続)