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●クラブを短く握り距離調整 歩測の大切さ
日頃から町中でトレーニング |
100ヤード以内のショットがゴルフの65%を締めるといわれる。しかしフルショットが出来ない100ヤード以内のショットを苦手としているプレーヤーが意外と多い。 ハーフショットでスイングの調整が出来ず、距離感が合わない。あるいは手加減しすぎてトップやシャンクなどのミスショットが出る悩みを持つプレーヤーも少なくない。そこでお勧めなのがクラブを短く持ってショットをすることだ。 同じクラブでも、短く持ってスイングすることにより距離を押さえることが出きる。この時、クラブを短く握った分、ボールに近づいてアドレスすることを忘れないようにしよう。またスイングのリズムやテンポを変えずに、どれだけ短く持てば、どれだけ距離を押さえられるのかを練習でみにつけることだ。 サンドエッジのフルショットであれば80ヤードを、短く持つことにより60ヤードぐらいまで調整できる。短く握ることと、バックスイングの大きさのコンビネーションによる距離の調整が出きれば、スイングのリズムを変えることなく同じタイミングでショットが出きる。ミスショットも減り、スコア―アップには一番効果の出る領域だ。 そしてショット後に、歩測して自分のショットの飛距離を確認するようにしよう。バックスイングをここまで上げれば、何ヤードということを正確に把握出きれば、グリーンオーバーや手前のバンカーに捕まるという距離によるミスがなくなる。 これには日頃、街中で出きる練習方法がある。自分の今立っているところから次の電信柱までの距離を想像する。そして実際に歩いて歩測をしてみるのだ。これは、目の訓練と歩測の正確性を高める両方の練習になる。自分の1歩の歩幅が、1ヤードになるように日頃から練習をしておこう。歩いているときは何時でも出きる練習なのでトライしてみよう。 |
大東将啓(日本プロゴルフ協会A級インストラクター)
(続)