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●小道具を多用しよう(その11) ”(ホウキ)”
長めのホウキの素振りでスイングリズム習得 |
水平打法の感覚マスター
長めのホウキを持ってスイングすると、払う感覚が身に付き、ロングアイアンやフェアウエーウッドの練習になる。 ゴルフではボールが地面に接しているために、スイングが立て振りになりやすい。すなわちボール目がけてクラブヘッドを上から振り下ろす動作になってしまう。結果としてつるはしを振りかざしたようなスイングとなる。これではロングアイアンやウッド等の長めのクラブを振ることが不可能となってしまう。 考え方はもっと水平打法。野球の外角低めのボールを振る感覚だ。そうすればスイングが横振りとなりクラブが体に対してより水平に振られることとなる。この感覚を養う為に最も効果的なのが長めのホウキで素振りをすることだ。 ボールが地面からすこし浮いた所にあるつもりで、スイングする。この練習で横振りの感覚が修得できるだろう。スイングリズムについても「まったり、ゆったり」になるはずだ。長いものを振るためには手首等の小さな筋肉を固定して、体全体の大きな筋肉をを使ったものになる。 最近は47インチ等の長尺クラブを使用している方が多いが、その人達にとって最適の練習道具となる。長いクラブを振るときの注意点は、体の軸をしっかりしてゆったりと一定のリズムで振ることだ。 クラブが長い分だけコントロールすることが難しい。反対に言えば一定の軌道を同じリズムでスイングすればそんなに狂わないのだ。従って滑らかなスイングで大きくゆったりと振る動作を、ホウキを使って確かめてみよう。そして毎日3分間最低3週間続ければ、自分の動きとなるであろう。 |
大東将啓(日本プロゴルフ協会A級インストラクター)
(続)