一人でやれるコンペ必勝法第二十八話

パッテイング練習に効果的 ”小道具を多用しよう(その2:ボールペン)”

グリップにはさむフェース面をチェック
口でくわえる
ストロークの距離感が安定
ボールの代わりに
まっすぐの軌道を体得

 ボールペンほど日常身近にある物もない。しかし「字を書く」ことだけに使われている。これをゴルフ練習の小道具に使わない手はない。
 まずパッティング練習の時のグリップに挟む。この時にペンの方向がターゲットと平行に向くようにする。このペンがストロークの間、いつでもターゲットをむくようにすれば、フェース面の安定した動きとなる。
 パッティングで重要なのは、いかにフェースが狙った所を向いているかだ。 目線から近いグリップの位置でボールペンを使ってフェースの面が確認できれば、ストローク時に於いても用意にチェックできる。
 次は、ボールペンを口で加えながらパッティングの練習を行う。 前回は葉書を口で挟んでショットの練習を行ったが、パッティングではボールペンの方が使い勝手が良いのだ。
 アドレスで加えたボールペンの先がボールを向くようにする。 縮こまったスタイルのパッティングアドレスでは、ボールペンの先がボールよりも内側にくる。これでは距離感が安定するストロークができません。
 上体を起こし気味にしてボールペンがボールを差すようになれば、パターをつる感じの振り子のストロークが可能となり、安定感が増すことでしょう。 
 次にボールペンをボール代わりにパッティングを行うものです。 ターゲットに対して真っ直ぐにボールペンを向けた状態におきます。 そしてそのターゲットに向かってストロークを行うのです。
  ゴルフボールであれば、ターゲットに対して真っ直ぐのストロークの軌道でなくても、インパクト時のフェースの向きがカップを向いていればボールが真っ直ぐに行く。 しかしボールペンであれば、ストロークの軌道とフェースの向きの両方が正しい状態ではじめてターゲットに対して真っ直ぐに飛び出す。
 従ってボールペンを使かえば、よりシビアーなパッティング練習となるのだ。

大東将啓(日本プロゴルフ協会A級インストラクター)

(続)