一人でやれるコンペ必勝第七話

●アイアンの正確性を高めよう  ボール4球並べて連続して打とう

からだの動き習慣づける
狙ったところに行くまで練習を

素振りも間に入れる。

アイアンはターゲットに対してボールを運んでいくクラブだ。従って距離と方向性の両方がかみ合わなければならない。ピンの方向に真っ直ぐ飛んでいったとしても、飛びすぎてグリーンオーバーしたり、短くて手前のハザードに入れば元も子もない。

しかしアイアンのナイスショットでグリーンオーバーしても満足しているプレーヤーは意外と多い。特に飛ばしに命をかけているゴルファー達だ。

同伴競技者や友達とショートホールを何番アイアンで打ったかを競っている。問題は狙った飛距離と方向性を何番アイアンでも良いから正確に打ち分けること。そのためには、まず自分の飛距離を知る必要がある。アイアンの場合、各番手で10〜15ヤードの飛距離が違う。練習場で、すべての番手を打ち、自分の飛距離をノートに書いてみる事だ。各クラブで10球づつ打ち、平均を出す。ショートアイアンで15ヤードの間隔があるのに、ロングアイアンではその間隔が10ヤード以下になるようでは、長いアイアンを打ちこなしていないとういことになる。 

アイアンの正確性を高める練習として効果的なのが、マットの上に4球ボールを並べて連続でショットするものだ。4球とも狙ったところに行くまで練習する。どんな状況でも自分のリズムでスイングできるようにしよう。そのための体の動きを習慣付ける意味でも連続の打撃練習が有効となる。

注意点は、4球打った後に素振りを4回以上行うこと。ボールを打つことばかりを行うと、振りぬきの悪い、ボールに対して打ちに行くスイングになってしまうことがある。素振りを間に取り入れることにより、フィニッシュを最後まで取る、振りぬきの良いスイングにすることができる。

大東将啓(日本プロゴルフ協会A級インストラクター)

(続)