一人でやれるコンペ必勝第二話

フェースのどこに当たったかチェック

    打点の正確性を高める方法

シールを利用して確認

上達経過が一目りょう然になる

ドライバーの飛距離を決定する要因は

1.ボールの初速 2.打ち出し角度 3.スピン量。

 その中でボールの初速に影響するのがクラブヘッドスピード打点の正確性である。
多くのゴルファーはヘッドスピードをあげるために超尺ドライバーを使うのだが、クラブが長くなればなるほど当然打点の正確性は悪くなる。しかし自分の打った球がクラブフェースのどの部分に当っているのかを知っている人は少ない。超尺ドライバーを使いながら平均飛距離を伸ばせない人は、改めて自分の打点を調べてみることだ。ゴルフは1発だけ良いショットが出れば良いものではない。いかに毎回の飛距離が安定するかが重要なポイントとなる。 自分の打点の傾向を知ったうえで練習をすれば、打点の正確性も高まり、一番手っ取り早い、飛距離アップにつながる。 

 ここではフェース面にシール状でつける物を利用した。実際にフェースのどこに当ったのかをシールで確認すれば、自分の感触と違う事が多い事に驚くことだろう。人間のフィーリングほどいい加減なものはない。5球連続で打ち、自分の打点の傾向を知ることだ。またそれをノートに貼り付けて記録することにより上達の経過が明確にチェックできる。時間の経過と自分の上達具合がシールの打点傾向を見るだけで一目瞭然となる。

 ゴルフコースでは、ティーを5本並べて立て、そのティーを飛ばすように素振りをする。クラブフェースの裏にティーの当った後が残り同様の練習になる。いつでもスイートスポットの近くで当るようになれば、平均飛距離が伸びることは一目瞭然である。そのために自分の打点の傾向を知り、バラつきを少なくしよう。練習場での場合は、ティーペッグを素振りで打つ練習が、効果的だ。クラブヘッドの真中で毎回パチンと捕らえることが出来れば、スイングの安定度が高まった結果と判断できる。

大東将啓(日本プロゴルフ協会A級インストラクター)

(続)