最近よく耳にする「コアエクササイズ」。 コアとは何でしょう。 広辞苑によりますと、「ものの中心部。中核。核心。」とあります。 体のことで言えば、「四肢を除く部分」となります。 この部分の筋肉は、高出力に出来ているために、運動能力への寄与が大きいのです。 ゴルフにとっても、バランス感覚や怪我の防止も含め重要な部分であります。 また「体幹トレーニング」や「ピラティス」にも通じるものがあります。 |
バランスボールを使ったエクササイズ
また、バランスボールを使っても可能です。 写真のように対角線上の手と足をバランスボール上に置きます。 反対側の手と足を伸ばしてバランスをとります。 この姿勢は難易度が最高級であります。 まずは、バランスボール上に座ることをおすすめします。 慣れてくれば、足をあげられるようになるでしょう。 そして中級編は、ボールの上での膝立ちです。 この当たりまでが、バランス感覚を養うものとなります。 体感を鍛える上で効果的なのが、写真のようなものであります。
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まずは「正しい姿勢」をとりましょう。
小生、姿勢が悪いです。 気を抜くと猫背で囲い込み肩になります。 加齢と共に、その度合いもひどくなってきました。 直立になると右肩が下がっています。 姿勢を正す意味でもコアエクササイズが重要となります。 姿勢が悪くなるのは、体幹部分、特に背筋と腹筋が弱くなってきている証拠でもあります。 先ずは、「正しい姿勢」を把握しましょう。 写真のように横から見て、耳、肩、腰、膝、踝が一直線になります。 |
コアを支える深層筋
コアを支える深層筋には、色々な名称がついています。 総称して、インナーマッスルとも呼ばれています。 股関節に付いている代表的なものとして、大腰筋、腸腰筋などあります。 通常筋肉を鍛える時には、アウターマッスル中心となります。 しかしゴルフのような多関節の複雑な動きでは、インナーマッスルのトレーニングが欠かせないものとなります。 アウターマッスルがバーベルやダンベルなどを使ったものに対して インナーマッスルは、ストレッチやバランスボールを使ったものとなります。 |
コアエクササイズの基本姿勢
まずは基本姿勢(ニュートラルポジション)をしましょう。 仰向けの姿勢では、足と膝の間は拳1個分空けます。 肩甲骨を下げるように心掛けます。 アゴを引いて脳天を引き上げるようにします。 5秒間隔で、鼻で息をすい、口で吐く腹式呼吸をします。 この時、股関節も動かします。 息を吐きながら、腰を床に押し付けるようにします。 股関節は、上に向くようになります。 息を吸うときは、お臍が膨らみ、股関節が下をむきます。 四つん這いの姿勢は、足と膝を拳2個分開きます。 脳天を引き上げ、首の後ろを延ばします。 |
コアエクササイズ・腹筋編
腹筋には、大きく分けて腹直筋と腹斜筋があります。 割れたお腹の腹直筋とわき腹にあたる腹斜筋です。 ゴルフでは、ダウンスイングで重要となる部分です。 まず基本姿勢から、手を太股に置きます。 アゴを胸に近付けるように引いて、頭を床から離していきます。 肩甲骨が床から浮く程度までゆっくり身体をあげます。 目線はおへそを覗き込むようにして約5秒、我慢します。 その後、ゆっくりと戻します。 10から15回を1セットとします。
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コアエクササイズ・リバースクランク
リバース・プランク読んで字のごとく、プランクの裏向けです。 @
マットに背筋を伸ばして座り、脚を90度に曲げます。 A
手は指先を脚のほうに向けて肩幅に開き、体の後ろにおきます。 B
そして息を吸います。 C
息を吐きながら、腰を突き上げていきます。 D
肩から膝まで1直線になるようにプランクの裏向けになった形になります。 E
2-4呼吸行い、腰をおろして休憩し、あと2回繰り返します。
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コアエクササイズ・ブリッジ
仰向けの基本姿勢をとります。 後頭部、肩、二の腕、尻、足の裏をしっかり床につけます。 後頭部、肩、二の腕、足の裏は床につけたまま、お尻をゆっくりと上げて行きます。 腰の位置が出来るだけ高く上げてブリッジの姿勢をとります。 足の内ももが開かないよう締め続けるのがポイントです。 コア部分に意識を向けるましょう。 コアエクササイズの時は、イメージが大切です。
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