新連載(54)
ロングパット下手はボールを見ないで打つ練習をしよう

(1)カップに向かってボールを手で放ってみる。
(2)カップを見たままストロークする。
(3)目をつむって打ってみる。
ロングパットの距離感をつかむにはまず15メートルぐらい先のカップに向かって手でボールを放って転がしてやってみましょう。それでカップを中心に直径1メートルぐらいの輪にボールが入るようになったら、今度はボールを見ないでカップの方を見て打ってみます。
手でボールを放って転がしてやるような感覚でパターをストロークしてみてください。ロングパットはボールを打つのではなく、下手投げの要領でカップに向かってパターでボールを転がしてやるのです。


ボールを見なくても不思議と距離感が合って、ボールはカップの直径1メートルぐらいの範囲に寄っていくようになるはずです。距離感というのは目標(カップ)を見ることによって、つまり視覚によってつかんでいるわけです。ロングパットの距離感が合わないという人は目の前のボールを打つことだけを考えて、目標に対する意識が足りないからです。
次は目線だけをボールに戻し、目をつむってストロークしてみてください。目をつむってカップまでの距離感を頭に描いておいてストロークし、ボールを転がしてやる練習です。
視覚によってつかんだ目標意識を今度はイメージの中で感じとるわけです。頭に距離感を焼き付けるわけです。感覚を研ぎすませて距離感をつかむための練習です。

まずは手でボールを放ってみる


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