新連載(50)
パッティングではフェースの上で打つミスが意外に多い

ヘッドの上の部分に点や線でスイートスポットの位置を示しているパターが少なくありません。だからボールに構えて上から見たときのスイートスポットの位置はみなさんだいたい分かっていると思うのですが、見落としやすいのはフェースの上下の問題です。
それを無視してフェースの中心点より上の方で打つとやはりスイートスポットをはずれるのでボールの転がりは悪くなります。打った瞬間、ボールがはずみながら出て行ってスムーズに転がらずショートしたりラインをはずれてしまったりするのはフェースの上の方で打っているためです。
ソールをグリーンにぴったりとつけた状態で打つとフェースの中心点より上の方に当たるのでスイートスポットをはずれてしまいます。だからソールをぴったりつけずにヘッドを少し浮かした状態でヒットしないとスイートスポットで打つことはできないのです。
つまりスイートスポットの狂いは前後より上下のほうがはるかに多いといってもよいでしょう。実際のグリーンで打つ場合、100円玉3枚を重ねたぐらいの高さにソールを浮かせて打って初めてスイートスポットでボールをとらえることができます。
ボールの下に100円玉3枚が入るぐらいの高さにヒール側とトウ寄りに2本のティーを刺し、その上にパターのソールを乗せておいてストロークすると、ちょうどスイートスポットでボールをヒットできます。ティーの頭の部分が出るぐらいの高さにティーアップしたボールをパターで打つ練習をやってみてください。

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