新連載(48)
アプローチの集中力を高める法

パターだけでなくアイアンにも「スイートスポット」があります。スイートスポットとは打球面の重心点のことで、そこでヒットすればグリップから手に伝わる振動はほとんど感じられません。
アイアンのスイートスポットはフェースのセンターより多少ヒール寄りにあります。だからアイアンショットはややヒール寄りでボールをヒットするとしっかりした球が打てて飛距離も一定します。アイアンはトウ寄りで打ってフェースが開いて当たるとボールは右に飛んでいって距離も出ません。トウ寄りで打ってヘッドが返った場合は今度はフックして低く飛んでいきます。


片手でシャフトを持って軽くボールをフェースにぶつけて弾ませたとき手に伝わる振動が一番少ないところがスイートスポットです。アプローチをするときはスイートスポットにマジックか何かで印をつけておいて、そこでヒットする練習をしましょう。
スイートスポット、つまりヒール寄りでアプローチを打つ練習をするとインパクトに対する集中力も高まり、距離感も合ってきます。アベレージゴルファーの多くはスイートスポットで打っていないためにアプローチの距離感が合わないことが多いのです。
アプローチウエッジのようにロフトの大きいクラブほどスイートスポットを外れたボールは思った距離が出ずにミスも多くなります。ロフトの立ったアイアンの方が多少スイートスポットを外れても距離の誤差は少なくて済みます。

スイートスポットの一点で打つことを意識しよう


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