新連載(33)
アイアンがダフる人は体重が右足に残っている

下半身は上半身をひねるための土台です。だから下半身はできるだけ静かにしておいて上半身を捻転したいのです。下半身が横に動くと体をひねることはできず、スイングのセンター(軸)が動くのでクラブヘッドで一定の円軌道を描くこともできなくなります。
バックスイングでは右ひざを動かさずに上半身をひねり、ダウンスイングからフォロースルーでは左ひざを動かさずに左足の上で体をターンして振り抜いていきます。
イスの端にお尻をつけたままスイングしてみましょう。そうすると下半身をあまり動かせないので主に上半身の捻転でスイングしなければなりません。これで実際にボールを打つと軸も動かずにスイングできるので上半身がよくねじれてクラブヘッドの円軌道も一定してきます。


スタンスを大きく広げておいて実際にボールを打ってみてください。スタンスを広げて下半身を動かせない状態にしておいて上半身でスイングするのです。下半身を動かさずに上半身だけで80%の飛距離を出すことができます。下半身が動き過ぎるためにエネルギーをロスしているゴルファーが一般のアマチュアにはむしろ多いのです。
下半身を動きにくい状態にしておいて、それで上半身をひねろうとすると腹筋のあたりが絞られてキューッと引き締まる感じが分かります。バックスイングで右ひざが緩んだりフォロースルーで左ひざが逃げたりすると体をひねることができないので、体をいくら回してもカラ回りになってヘッドスピードはあまり出ません。

右足かかとを上げたまま打つ練習をしよう


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