新連載(27)
正しい動きを覚えるゴムチューブ練習

細いゴムのチューブはスイングづくりには欠かせない小道具です。工夫次第でいろんなことに利用できます。
チューブを二つ折りにして左足に引っかけておいて、少したるみをもたせてクラブと一緒に持って構えたら、ゴムを引っ張り上げるようにしてバックスイングしてみてください。左肩を右足の方に入れてやって手を右肩の上に上げていくとチューブはどんどん伸びていきます。ゴムの伸び具合で体のひねりとトップスイングの手の位置がどうであるかを体で感じとることができます。
体がねじれずに手をインサイドに引きすぎる人はチューブは伸びずにたるんだままになるので自分でもよく分かります。チューブを伸ばして引っ張り上げようと思えば体がよくねじれて手は右肩の方に上がっていきます。


チューブを高いところに引っかけておいて、それを引っ張り下ろせばダウンスイングの体の動きと手の使い方を体得できます。体が浮いたり起きたりしないように重心を臍下丹田に集め両足で大地をつかんで、両手をズボンの右ポケットに向かって体の近くに振り下ろすようにすると両わきが体から離れないので正確で力強いインパクトができるようになります。
手を体から離して下ろしてくるとクラブの軌道が狂い、パワーも逃げてしまいます。クラブヘッドをマットの隅に固定しておいて全身で押してみてインパクトの形をつくってみてもよいでしょう。やはり臍下丹田に重心を集め、グリップエンドをへそに向けるようにしてインパクトするのです。

ゴムの抵抗が弱い人は手の軌道が狂っている


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