新連載(25)
左腕のローテーションを覚えてクラブを丸く振ろう

フォロースルーで左ひじを浮かして左わきを大きくあけてしまっている人をよく見かけます。これは恐らく「フォロースルーを真っすぐ」とか「左腕を真っすぐ」という言葉を真に受けて目標方向に本当に左手を真っすぐ出そうとしているためだと思います。
しかしスイングは背骨の上にある首の付け根を軸にした円運動です。クラブヘッドは体の捻転に沿って飛球線の内側に振り抜けていってそれでボールは目標に向かって真っすぐ飛んでいきます。
目標に向かって本当に真っすぐ振り抜いていこうとすると左わきがあいてフォロースルーで左ひじが浮いてしまいます。これではクラブヘッドが返らずフェースが開いて当たるのでボールはスライスして目標の右方向に離れていってしまいます。

フォロースルーで左ひじを伸ばしにいったら
ボールはつかまらない



アドレスしたらそのまま手と体を一緒に左に回してみてください。手を目標方向に伸ばそうとしないで体との間隔を変えずにフォロースルーを出すとクラブヘッドは飛球線の内側を通り、腰の辺りでシャフトが目標線とほぼ平行になります。ヘッドが返ってクラブフェースは後ろを向いています。そこから左肩に向かって振り抜いていきます。
そうしてアドレスからフォロースルーをとってみればどこへ振り抜いたらよいかが分かります。そのとき大事なのは左腕の「ローテーション」です。左ひじを下に向けて前腕を右から左に回してやるような動きが必要です。クラブを2本持って左ひじを動かさずに右から左に左腕を回す運動を毎日やってください。


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