新連載(24)
テークバックでは右ひじを早くたたんでやること
たとえばトップオブスイングで右わきを大きくあけている人に「右ひじをもっと体につけて」と悪いところだけ指摘しても直らないと思います。自分では右わきをそんなにあけているつもりはなくても何かが原因してそうなっているのだから、「もと」となるところを見つけてあげないとよくならないのです。
「クラブフェースを開いてはいけない」といわれているので、いつまでもフェースをボールに向けたまま真っすぐ上げようとすると右ひじをたためないので右わきは大き<あいてしまいます。そういう人には「体が回ればフェースも一緒にだんだん右を向いて、トップスイングでは左手の甲は斜め上を向くのが正しい」ことを教えればそれだけで右ひじはあまり体から離れなくなります。

右わきが大きくあくトップは軌道から外れている

「両肩、両腕の三角形を崩すな」というアドパイスを誤解してバックスイングでいつまでも右腕を伸ばしておこうとしたときにも右ひじは大きくあいてしまうかもしれません。右ひじをたためない人は右手を左手首に添えておいてバックスイングしてみるとよいでしよう。そうすると右ひじは曲がったまま体から離れずに上がるので右わきもあまりあかなくなります。そうして手が上がり切ったところで右手を持ち替えて普通のグリップにすれば右ひじは体から離れなくなります。
実際にスイングするときも同じように右ひじを体からあまり離さずに早くたたんでやればよいわけです。それでトップスイングで左手の甲は正面ではなくやや上に向けるようにすれば右ひじは下を向くようになります。


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