新連載(19)
目標を見ながらアプローチする練習をしよう
まず4、5ヤード先に向かってボールをトスしてみましょう。ボールを放ってやるときはもちろん初めから目標を見ています。目標を見ることによって距離感をつかんでいるのです。
次はクラブを持って、やはり4、5ヤード先にアプローチをしてみましょう。ただしボールを見ないでボールを放ってやるときのように目標を見ながら打ってみるのです。多分最初はうまく当たらないと思います。ボールの頭をたたくかもしれません。あるいはシャンクするかもしれません。目標を見て打つとどうして当たらないのかというとスイングの軸が動くからです。軸が動くとクラブヘッドが構えた位置を通らないからうまく当たらないのです。ボールを見ること自体に意味があるのではなく、ボールを見ていると軸が動きにくいからです。軸が動かなかったらボールを見なくてもちゃんと当たるようになります。首の付け根が軸だと思ってクラブを振ってみましょう。まず首の付け根からボールまでの間隔を変えずにクラブを振ること。同時に首の付け根を左に動かさずに振ることです。この2つのことが守られればボールを見ずに振ってもクラブヘッドは同じところを通るので正確に当たるはずです。首の付け根を構えた位置に保ってスイングすれば目を閉じて打っても当たります。ボールを見ずに初めから目標方向を見ていてもミスしないで打てるようになります。アプローチをするときは目標を見て打ったほうが距離感が合ってきます。


トップページへ