新連載(18)
正しく体重移動ができてない人が多い


バックスイングで左、ダウンスイングで右と体重の移動が逆になっていることに気がつかないでいる人が多いようです。イラストのように細い棒の上に厚めの板を敷いて、その上に乗ってスイングしてみましょう。そうすると、必ず体重をかけた側に板が傾くので、スイングしたとき体重がどちらの足にかかっているか、自分でチェックできます。
バックスイングで体重を右足に乗せようとしても、なぜか板が左に傾いてしまうという人がいると思います。これは頭をまったく動かさずにバックスイングしようとして顔をボールのほうに近づけるからです。そのために左肩が落ちて肩が回らず体重も左足にかかるので板が左に傾いてしまうのです。
頭を右足のほうに少し動かすようにしてバックスイングし、体のひねりを右足の内側から右ひざで受け止めると体がねじれるので体重は右に乗っていきます。左ひざを前に向け、右腰を少し後ろに引くようにして体をひねると体重が右足にかかるので、そうすると板は右に傾きます。
スイングの軸は顔ではなく首の後ろ側(首の付け根)です。顔を軸にして動かすまいとすると体(肩)が回らないので体重の移動も逆の動きになるのです。バックスイングで顔は少し右を向いても首の後ろ側(首の付け根)は動かないので大丈夫です。
スポンジのような柔らかいものの上に乗ってスイングした場合にも体重の移動がどうなっているか、自分で感じとれると思います。

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