新連載(17)
スイングはゆったりしたテンポを心がける

練習するときはスイングの形(フォーム)だけでなくリズムを習得することも重要です。毎回同じリズムでスイングできれば復元性の高いスイングとなりショットの安定度は高まります。コースに出ると特にプレッシャーを感じたりトラブルショットをしたりするときはタイミングが早くなりがちです。常に一定のテンポを守ってスイングできるように普段の練習から同じリズムを繰り返し習得することが必要です。1キロもある重い野球バットは手でビュンビュン早く振れないので自然にゆったりとしたタイミングでスイングできます。1キロもあると簡単に手で持ち上げることができないので体もよく回るようになります。重いバットがなかったらアイアンを3本持って振ってみてもよいでしょう。


バックスイングはどうしてゆっくりの方がよいのかというと体をねじるにはそれなりに時間がかかるからです。1キロもある重いバットやアイアンを3本持って振るとそのことがよく分かります。振り抜くときもクラブの重さによって腕が引っ張られるので右腕は自然に伸びていきます。重さに体が持っていかれないようにしようと思えば上体が後ろに残ります。実際にスイングするときもクラブヘッドの遠心力によって腕が引っ張られるのですが、重いクラブを振るとそのことを体でよく感じとることができます。1本のクラブで実際にスイングするときも重いバットを振るときのようなゆったりとしたテンポを心がけましょう。

リズム習得にはアイアン3本持っての素振りが役立つ


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