新連載(16)
常に胸の前に手があるように振ることが大事

スイングするとき、「手と体を一体化する」という言葉がよく出てきます。これは具体的にどういうことかというと「手と胸の間隔を変えずに、スイングを通して胸の前に手がある」という意味です。
左手でクラブを逆さに持って左腕を前に出したら、左手首を右手でつかんでおいてスイングしてみてください。そうするとアドレスの手と胸の間隔が変わらずに、バックスイングでもフォロースルーでも胸の前から手をはずさずにスイングできます。


左手首を右手で持ってスイングすると、胸と両腕の間にできる空間「ふところ」を変えずにスイングすることもできます。そうすればバックスイングで肩がよく入るので下半身を土台にして上半身が十分にねじれるようになります。
左手首を右手でつかんでバックスイングしたら、トップでそのまま10秒ぐらい止めておいてみましょう。両肩、両腕を一体とした上半身のひねりを支えておくのが下半身の役割だということも分かってきます。実際にスイングするときも下半身はあまり動かさずに上半身をひねりたいのです。ひざを深く曲げ、中腰の状態でバックスイングすると上半身がよくねじれるのが分かります。
普通に構えてスイングするときはバックスイングしたとき、ベルトのバックルを45度ぐらい後方に向けておいて上半身をひねるようにしましょう。バックルを目標線の後ろに向けると下半身は回しすぎです。バックルの向きでチェックしてください。

下半身は回そうとしないことが基本


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