大東将啓のゴルフイメージ革命＜連載１１＞

新連載（１１）
右手はハンマーを横振りに打ち込むのと同じ形
	私はいろんな小道具を持っています。ハンマーもその一つで、これは右手の使い方を説明し、理解してもらうためのものです。クラブフェースと同じような感じを出すためにハンマーにも角度、つまりロフトをつけてあります。これで生徒さんにも右手で横からくぎでも打つような格好をしてもらいます。スイングをするときも右手と右ひじの使い方はくぎを打つときと何ら変わらないことを分かってもらうためです。ハンマーで横から何かを打ってもらうと、何もいわなくても必ず右ひじを曲げて軽く体につけておいて、右手首は曲げた状態で右手を使います。ハンマーで何かを打つときに右ひじは？　右手首は？　と手や腕の使い方をいちいち考えている人はいません。それでもみんな同じような格好になります。

ところがスイングをするときになると、「インパクトで右ひじは伸ばすんですか」「手首は返すんですか」などといろいろ聞いてきます。そういう人には黙ってハンマーで横からくぎを打つときの格好をしていただいて、「スイングするときも右手は同じように使ってください」というと、「えっ、これでいいの？」と聞き返してきます。本当にスイングをするときも、右手はハンマーで横からくぎでも打つときのように使えばよいのです。そうすれば右ひじは少し曲がった状態で体から離れずに、右手首も伸び切らずにボールをとらえられるようになります。くぎを打つようなつもりで右手でクラブを振ってみれば右ひじと手首の使い方も分かります。	手首を返す必要などない