新連載(10)
軽いクラブを重く振れ
何か相当重いものを地面から両手で引き上げるようにして構えてみましょう。両手でブロック(コンクリートの塊)をぶら下げるようにして構えると腕が引っ張られるので自然に背筋が伸びて胸に張りができます。
そうすると猫背にもならず、それでいて下半身はどっしりと構えることができます。臍下丹田から地面に向かって気が落ちていくような思いで下半身を安定させることができます。
そしてブロックを左右に振ってみましょう。腕を振れば、重さに引っ張られるようにして肩もついてきます。
次は何も持たずに両腕を肩からだらりと垂らしておいてシャドースイングをしてみましょう。重いものを持っているようなつもりで腕の重さを感じて、実際にスイングするときのように左右に体を大きくひねって腕を振ってみます。
何も持たなくても腕の重さを感じることが大事です。肩から垂らして腕の力を抜くと腕の重さを感じとることができるようになります。肩から垂らした腕をぶらんぶらんの状態にしておいて左右に振ってみましょう。腕の振りをだんだん大きくしていくと体もついてきます。

腰を据えてゆっくり、まったりと
実はクラブを持って実際にスイングするときも重いものを振るときのようなゆったりとした、関西の言葉で言えば「まったり」とした感じが必要なのです。そうすれば急いで手でひょいと持ち上げるようなこともなくなります。クラブの重さに腕が引っ張られるような感じを大事にしましょう。

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