新連載(9)
上体は背筋を伸ばしたまま前傾させる

地面のボールを打とうとするとだんだん前かがみになって猫背になりがちです。そうすると肩が上下に動くだけで体が回りにくくなり、伸びやかなスイングをすることはできません。ボールが下にあっても体はできるだけ平らに回したいので、それには背筋を伸ばしたまま前傾し胸に張りを持たせて構えることが大事です。
イラストのように背中で両手のひらを合わせてみてください。そうすると背筋が伸びて胸にも張りができます。体の硬い人は背中で手のひらを合わせるのは多分無理だと思うので、後ろで手を組むだけでも結構です。
そうすれば猫背にならないので背筋を伸ばしたまま胸を張り、股の付け根(そけい部)から軽く前傾して構えることができます。背中で手を合わせたまま子供をおんぶしているようなつもりで右に左に体をひねる動作を毎日3分間続けてください。体がよく捻転し、スイングも大きくなります。


顔を下に向けると猫背になるので鼻の先をボールに向けるような思いで、天井から頭を引っ張られているような状態をイメージして構えてみましょう。そうすると胸に張りができて堂々と大きく構えることができます。
直立の姿勢をとったら両手を真上に上げて両腕で耳を隠します。両腕を真っすぐ伸ばしたままスクワットしてみてください。直立の姿勢を崩さずに両足のかかとをつけたままひざを曲げたり伸ばしたりする運動です。姿勢を良くするには非常に効果的なエクササイズです。

猫背になって構えると体が回りにくくなる


トップページへ