新連載(3)
ボールは見てても気持ちは目標に
「素振り美人」という言葉があるように、ボールがなければみなさん本当に綺麗なスイングをします。スムーズに振りぬけて体重が左足に乗り、フィニッシュもちゃんととれてバランスのよいスイングをしています。
だけどもボールがあると左腰が引けて体重も右に残るスイングに変わってしまいます。後ろに下がるようにしていわゆる明治の大砲のようなスイングする人が多いのはどうしてでしょう。
野球やテニスは向こうからくるボールを見ながら行動を起こします。しかし他のスポーツと違ってゴルフはボールが地面にあるので目標を見ながらスイングすることはできません。しかしそれでも本当は目標に意識を置いておくことは非常にたいせつです。

ヘットがボールを目標へかっ飛ばしていく様を

目線のあるところに意識が集中します。地面のボールを見つめているうちにボールに意識が集中し、目標に対する意識が希薄になってしまっているのです。そしてボールを打ちにいくために素振りとは別人のような明治の大砲になってしまうのです。

ボールを見ていても、目標に意識を置いておく作業が必要になってきます。目線と意識(イメージ)の分離です。そのトレーニングを重ねることによって振り抜きがよくなっていきます。ボールに目線を置いても目標を意識してスイングできれば、ボールがあってもスムーズに振り抜けて目標にボールが飛んでいく確率は高くなります。
目標意識を鮮明に持つことによってヘッドスピードが13%アップしたという実験データがあります。

トップページへ